害ではないことをやるという害
ペットボトルをゴミ箱に捨てるときにふと思った。これのキャップを集めてどうのこうのって話があった。その前には,缶ジュースのプルタブを集めてどうのこうの。普通に考えれば効率が悪すぎるのだけど,だからといって批判すると「少しでも積み重ねれば」「悪いことではないのだから」という答えが返ってくる。でも,悪いことではないことにエネルギーを費やすこと自体が悪いことだったりはしないのだろうか。
週末に同僚と,教員の仕事には限りがないという話をしていた。自分の時間を削っていろんなことをして,それらはすべて「生徒のためになることだから」という呪文で正当化してきた。でも,実はそれってペットボトルのキャップやプルタブを集めてるのと同じことなんじゃないのかな,とも思う。もっといいやり方がないか,と立ち止まって考えた方が,生徒にとってプラスになるんじゃなないかと思うことはあるのだけど,立ち止まっている間のマイナスに怯えてしまう。
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