不定期戯言

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2019.04.03 (Wed)

Hello WorldとMakefileの間

・TypeScript勉強会の最後の討論で少し発言した話を整理してみる。

・大抵の言語を勉強するとき,とりあえずはHello Worldから始めることになる。しかし,一つのプロダクトを作ろうとした場合には,複数のソースファイルに整理したりとか,いろんな設定を整えたりとかいった作業が必要になる。たとえばC言語ならMakefileを書かなくちゃ,みたいな。そのHello WorldとMakefileの間のギャップをどうやって越えるのがいいんだろう。

・私はわりとガリガリ書くことが苦にならないので,Hello Worldにどんどん毛をはやして一つのプロダクトに仕上げていくことがある。実際PenFlowchartやWaPENなんかはそれに近い作り方をしてきた。そう言うやり方だと,実はみんなうまいやり方で楽をしてるのに,それを知らずに手癖で面倒なことをやっている場面がいくらかあるような気がしてしまう。C#なんかだとVisual Studioに任せてしまうので,最初から適当な雛形の上で作業するのだけど,その違いは一体何なんだろう…そのギャップをどうやって越えるのがいいんだろう。

・一応はネットでいろいろ検索してみるわけだが,「正統な方法」があるならそれを最初に試したい。もちろんいろんな流派があるのはわかっているが,だったらそれぞれの方法で,なぜそれが正統だと考えるのかを知りたい。

・高校の授業でやるのはHello Worldに毛が生えた程度のものになるのだけど,だからといってその先を知らなくていいということにはならないと思うのだ。

コメント(3)

中西通雄 wrote at 2019-04-05 13:24:

私どもの情報科学部3年の授業の中で、make のことも教えています。
2つのソースファイルから1つの実行モジュールを作るという簡単な例を unix 環境でやります。

まずは、1ファイルずつコンパイルしてオブジェクトを作り、リンクする。コマンドを3つ打つのはめんどうだよねぇ。

次に、シェルスクリプトをもちいて(いわゆるバッチファイル的に)、2つのコンパイルと1つのリンク命令を書く。楽になったけれど、無駄があるよね。
(なお、この過程で chmod +x がわからない/忘れている 学生多し(涙))

さらに、makefile を使ってみる。touchコマンドで最新講習日時を変更してやってみる。

こんな具合です。正統な流儀って何でしょうねぇ。

わたやん wrote at 2019-04-05 19:02:

中西先生,ありがとうございます。
「1つずつコンパイル」してから「リンク」する手順の方が本当は楽でいいやん,って思うのはある程度大きいものを作るようにならないと実感としてはわからない気がしています。そうなるといちいちMakefile作るとかの方がめんどくさいじゃん,という思いを説き伏せるために必要なのはもっとファイルが増えたりしたときのことを想像する力なのかなとか。

わたやん wrote at 2019-04-05 19:04:

そういうのを教えてもらう機会のある学生さんは幸せだと,我が身を振り返って思ったりもします。

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2019.03.12 (Tue)

WaPENのマニュアル

・どうにかWaPENのマニュアルのようなものを作りかけてみた。どうして私が作るものはこうも無骨なものになってしまうのか。いや,もちろん装飾とかレイアウトとかまだ全然考えてないから,そういうのが実装されていないのは当然だ。そうでなくて,それがないままでも別にいいじゃんって思ってしまうところが問題なのだ。たぶん。

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2019.02.09 (Sat)

スクレイピング

・最近『Pythonによるスクレイピング&機械学習』(クジラ飛行机著,ソシム)を読んでいる。題材として自分のサイトを使ってみたりする。たとえば過去の発表資料のページからタイトルを取得してみたり,このページのコンテンツをまとめてダウンロードしてみたり。今まで無駄にタイトルや日付をSPAN要素にしてCLASS名をつけていたのだけど,それが功を奏した感じだ。そうしてみると,このあたりも自動生成するようにしたいなあ。

・最近のサイトは自動生成される部分が多いから,要素を指定して値を取得するのはやりやすいような気がする。少なくとも手書きのサイトよりは。

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2019.01.23 (Wed)

出席番号の変わり目で改ページ

・マージした表で明らかにおかしいところを直して,出席番号順にソートして印刷…したいのだけど,改ページを入れまくらなければいけない。Excelだったらわかるんだけど,LibreOffice Calcだとどうしていいのかわからない。あちこち検索して,改ページがあるかどうかが調べられることはわかったけど,それを設定する方法がわからない。結局Option VBASupport 1を指定してExcelと同じ書き方をすることでなんとかなった。なんとなく負けた気持ち。

・(追記)「IsStartOfNewPageプロパティでいける」とのコメントをいただいた。確かにプロパティだから,値をセットしてもいいんだよな。そんなわけでこんなコードでうまくいった。Col=3は,キーになる列がD列だからということ。

 Sub Main
  Col= 3
  Doc =ThisComponent
  Sheet = Doc.Sheets(0)
  pre = Sheet.GetCellByPosition(Col, 1).Value
  r = 2
  Do
    Row = Sheet.Rows(r)
    Cell = Sheet.GetCellByPosition(Col,r)
    if Cell.Value <> pre then
      pre = Cell.Value
      Row.IsStartOfNewPage = True
    Else
      Row.IsStartOfNewPage = False
    End if
    r = r + 1
  Loop While pre<>0
End Sub

コメント(2)

参考まで wrote at 2019-01-23 21:46:

LibreOffice Basicならば
LibreOffice macro IsStartOfNewPage
で検索

わたやん wrote at 2019-01-23 22:16:

あ,そうか。あれはプロパティだからbooleanな値をセットしてやればいいんですね。検証して追記します。ありがとうございます。

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2019.01.19 (Sat)

表の結合

・生徒のLT大会が終わったので,評価シートをマージしなくてはいけない。LibreOffice calcの表をそのまま全員分貼り合わせればいいのだが,こんなの手作業でやりたくない。最近Pythonを勉強中なので,それを使ってざくっとコードを書いてみた。odfpyモジュールを使ってみたが,肝心の表読み出しのところが少し面倒だった。

import pathlib
from odf import number,text,table,opendocument

doc = opendocument.OpenDocumentSpreadsheet()
tbl = table.Table(name="評価シート")

p = pathlib.Path(".")

for f in p.glob("2018*.ods"):
    d = opendocument.load(str(f))
    tables = d.spreadsheet.getElementsByType(table.Table)
    for t in tables:
        for r in t.getElementsByType(table.TableRow):
            row = table.TableRow()
            tbl.addElement(row)
            for c in r.getElementsByType(table.TableCell):
                cells = 1
                repeat = c.getAttribute("numbercolumnsrepeated")
                vt = c.getAttribute("valuetype")
                if repeat:
                    cells = int(repeat)
                while cells > 0:
                    cell = table.TableCell(value=c, valuetype=vt)
                    cell.addElement(text.P(text=c))
                    row.addElement(cell)
                    cells -= 1

doc.spreadsheet.addElement(tbl)
doc.save("merge",True)

(こっそり修正)

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2018.12.02 (Sun)

X280始動

・29日にX280が届いたので,早速セットアップ。このタイプのキーボードは初めてなので気分的には抵抗があったが,使ってみるとなんとかなりそう。ディスプレイが同じサイズながら1368x768から1920x1080になったので,広く感じる。もちろん文字は小さくなっているのだが,これはそういうものだと思ってしまえば困るほどのものではない(いくつかのアプリケーションでは文字サイズを大きくしているが)。しかしマウスカーソルの移動では画面の広さを実感する。右上隅のバツボタンが遠いので,タッチパネルをときどき使っている。

・背面のThinkPadの文字が上下反転してないし,iの点が光るようになっているのもかっこいい。さて,これもシールでべたべたにするかな。

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2018.11.19 (Mon)

X280注文その後

・昨日のうちにクレジットカードの会社から電話があったらしいので折り返す。急に大きい金額が来たので,乗っ取りがあったかもしれないという確認のために一時的に止めたとのこと。確かにこのカードではamazonの引き落としが主だから,大きい金額になることはあまり無い(この夏の移動で飛行機の支払いをしたのが最近では一番大きかったかな)。そういう意味では安全側に振ってくれたということなのだろう。

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2018.11.18 (Sun)

X280注文

・思うところあって,ノートパソコンを買い換えようと思う。そんなわけでX280を注文…したのだが,メモリ16GBで英語キーボードというと選択が難しい…タッチ対応のでないと見つけられなかった。

・夕方になって,クレジット会社に拒否られたという連絡があったので,仕方なく銀行振込に切り替える。何があったんだろう…。

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2018.11.02 (Fri)

フィンガープレゼンター

・ずっとコクヨの黒曜石を愛用してきたが,指が太い私にはなかなかつらい。2台めも指の輪っかを折ってしまった。そんなわけで,新しくInatechのフィンガープレゼンターを買ってみた。ちょうど私の指に合うサイズで安心した…ということは,多くの人にとっては太すぎるのかも知れない。長押しの割当が黒曜石と違うので若干戸惑ったけど,これくらいならすぐに慣れるだろう。いい買い物をした。

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2018.10.01 (Mon)

pull request

・WaPENはGitHubで公開しているのだが,初めてPull Requestをいただいた。しかもそれはずっと実装しなくてはいけないと思っていた関数定義とかそういったところ。当人も一定のバグには気がついているとはいうことだが,ちょっと実行してみるとたしかに動くのでおもしろい。さて,問題はこれをどうやって検証してマージするかだ。しばらく試行錯誤して,ようやくブランチを手元に持ってくることができた。自分で実装しようとしていたのとは少しイメージが違うようだが,それは表現の違いにとどまるような気がする。

・まあ開発をどう進めるかはともかくとして,こういう反応をいただけたことが,ただ嬉しい。よくあんな行きあたりばったりなコードを読んでくれたものだとか。

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