不定期戯言

戻る

« | 2024 | Jan Feb Mar Apr May Jun Jul Aug Sep Oct Nov Dec | »

古いページ 新しいページ

2012.04.11 (Wed)

ロケンロール

・twitterで「ギター抱えてなくても,髪を7:3にしてても,ロケンロールな生き方はできるんだよ」という話をしていた。私は長髪でギター抱えているけど,それだけでロケンロールだというわけじゃない。大学のときの先輩が「ギター抱えて髪伸ばして叫んでても,全然ロケンロールじゃない奴いっぱいいるし」とコメントしてくれたのだけど,その通りだと思う。

コメント(0)

コメントの受付は終了しました。

2012.03.05 (Mon)

習ってない漢字を使わせない話

・なんかネットでは,習ってない漢字が名前に使われてたらそれをかな書きさせる小学校があるという話が話題になっている。まあこれが本当なのか都市伝説なのかはどうでもいい。私自身についていえば,こんなつまらないことを強制されずに済んだことが幸せだったと思う。そんなつまらない注意や,習ってない解き方をとがめるつまらない教師に出会うことがなかった。ひょっとして,これはとても幸運なことだったんだろうか。「習ってない」と「知らない」や「勉強してない」を区別しなくてはいけないというのはとてもつまらないことだし,それを強いられることは不幸だ。自分で勉強することを否定されるのだから。

コメント(2)

ちゃか wrote at 2012-03-06 09:01:

ごぶさたしています。お元気ですか?
この話題はいろんなところで取り上げられていますが、
実際、自分の息子が小1の時の担任は、授業でやっている以上の事を
児童が勉強していることがわかると、その子を徹底的に無視していました。
たまたま先生の前で九九を使ってしまった子が、その目に遭って、
保護者の方が悩んでいました。
結局、あの先生の前では習って無い事は言っちゃいけないと、
親が言い含める結果になり、
いったい教育ってなんなんだと思ったことがあります。
都市伝説だったほうが、まだよかったって思うくらいばかばかしい話です。

わたやん wrote at 2012-03-08 20:53:

教えたことをただリピートさせたいのなら九官鳥を相手にしてればいいのにね。

コメントの受付は終了しました。

2012.02.28 (Tue)

卒業式

・そんなわけでスーツを引っ張り出した。:

コメント(0)

コメントの受付は終了しました。

2012.02.25 (Sat)

部活の練習に顔をだしてみる

・来年度あたりからちゃんと部活の面倒を見なくちゃいかんなということで,ちょこちょこ練習に顔を出している。今日はラケットを持って実際に打ってみて,試合形式では生徒たちにフルボッコにされたわけだがまあそれはいい。こうやって部活に足を置いてみると,学校の中での居場所ができたような気持ちになる。授業と部活を中心に教員生活を送るという選択肢もあったのかもしれないなと思う。でもそれに埋没してしまっては,私がやろうとしていることが進められない。私が持つある種の特異性を封じてしまうと,きっと定年までに後悔する。まあ悩むのも悪くないか。

コメント(0)

コメントの受付は終了しました。

日本数学会の提言

・日本数学会の提言がずいぶん話題になっている。話題になっているが,ずいぶん見当はずれな意見が多いように思う(報道する人たちが勘違いしてるせいでもあるのだろうけど)。

・ゆとり世代は数学力が低下しているというような論調が多いが,提言の中では1990年代初頭から,大学初年次における数学の学力低下が言われていましたと言っているのだから,決して「いわゆる」「ゆとり」批判ではないはずなのだがなあ。

・第1問で平均の性質について問うている(これを「平均の意味がわかってない」と報じるから勘違いされるんだろう)わけだけど,これは日本人全体の統計リテラシの弱さを指摘する意味があるのだろう。いいぞ,もっとやれ。

・提言は,論理的な叙述ができるようにする指導を望むということだが,普通に証明や記述をさせることでは解決しないだろう。というのは,多くの生徒は暗記した解答のテンプレートに値をあてはめて「書く」ことを答えることと思ってしまっているからだ(就職面接のうすっぺらい自己アピールだってそんなものだ)。そしてそれは数学教育だけでは解決できない。勉強することが考えることでなく覚えることになってしまっている,考えることを否定された教育が小学校から行なわれているように思われてならないのだ。それを正そうと思っても,高校では既に手遅れだ。

コメント(2)

あまのじ wrote at 2012-02-26 17:55:

テレビのニュースで見ました。
問題文の日本語がわかってないのではないか、という気がしました。
ちゃんと国語をやるのが大事かな、と。
漢字クイズじゃなく、読解力ってやつを身に着けないと。
といいつつ、大学の数学は全然わかりませんでした、、、

わたやん wrote at 2012-03-09 23:02:

いろいろ思惑があるというか,世論を誘導したかったらこういう風なことまで考えるんだなあみたいな話もかすかに伝わってきています。

コメントの受付は終了しました。

2012.02.21 (Tue)

チャペルでのお話

・今日はチャペルで話をする当番。私が「わたやん」というハンドルと例の似顔絵で知られていることから切り出して,自分をプロデュースするということの話をしたかったのだけど,緊張のあまり話がぐだぐだになってしまった。こうなるんだったら最初の思惑通り,佐野元春の「Street Meetingのための覚書Ⅰ」を朗読してから始めれば良かったかもしれない。「約束しよう/戦いが目的ではないことを」で締めくくられるこの詩は,つまり生活の中で戦いが生じることを表している。

コメント(0)

コメントの受付は終了しました。

2012.01.27 (Fri)

不遜な考えを連発してみる

・月曜日はちょっと無理してプ会へ。そのときに「WordやExcelを教える必要があるのか」という話題がでた。私の考えは,先にWordやExcelがあるのではなくて,考察したい対象がまず先にあって,それを扱う上でコンピュータを使わないとどうしようもない状況が発生するから,そのための下地となる能力としてそれらが必要になるだろうということだ。それが目的なのだから見栄えの整形だとか,計算式を使わない表計算の利用なんてことには何の意味があるのかわからない。でもどうだろう,世の中にはコピペや穴埋めをすることで仕事ができてしまう人もいるんじゃないだろうか。だから「そのための」ツールとしてのWord,Excelを学ぼうとする人もいるような気がするんだ…。

・職場の会議というか意見の拡散を目論んだ会合で「生徒が試験前に勉強してるようじゃ終わりだ」という発言をした。もちろん試験前には試験前用の勉強があるのだから(スポーツ選手が試合前の調整をするのと同じように),試験前にまったく勉強しないのがいいということではない。しかし生徒を見ていると,それ以前のことを試験直前になってからやってるように見える。試験前にしっかり勉強をさせるという考え自体は悪くないのだけど,その「しっかり」が何か間違ってるような気がするんだ…。私は勉強や仕事については腕力にものを言わせてやってきたところがあるから,点数をとるための技術というようなことは今でもよくわからない。

・こないだtwitterに「回り道の一つもしないで何が勉強だ」と書き込んだら数人にRTされた。今『アホ大学のバカ学生』(石渡嶺司・山内太地著)を読んでるんだけど,第4章のバカ学生がまるで私のことを言ってるみたいだ。今でもそういうところは残ってるけど,効率よく利口な手段を選ぶために何かを我慢するなんて耐えられない,待つことの嫌いな(って『青い麦』にあったっけ?)そんな男の子だったから。そうして通ってきたいくつもの回り道が,決して無駄にはなってないという実感がある。もちろんそういう実益があったことだけがいいことじゃなくて,楽しかったということが一番。

コメント(2)

tkamada wrote at 2012-01-29 17:17:

どれも全く「不遜」に考えない僕は終わってるでしょうか...

わたやん wrote at 2012-01-30 09:41:

こんなことを書くくらいだから,もちろん私も不遜だとは思っていません。世間様に対する配慮ということでこう書いてみました。
やはり「不遜」にはカギカッコをつけておくべきだったかもしれません :-)

コメントの受付は終了しました。

2012.01.21 (Sat)

論理的思考の放棄

・Facebookで長瀧氏が,登大遊氏の「論理的思考の放棄」を紹介してたので読んでみた。普通の開発者の作業量が数百〜数千行/月であるというのは私から見ても少ない数字なのだけど,開発者集団というシステムの中で仕事してるといろんな「作業」が必要になるからじゃないのかなあという風に思ってしまった(「人月の神話」じゃないけど)。登氏の数千〜1万行/日というのはすごい数字だと思うが,これは設計が彼の頭の中で出来上がっていて,あとはそれを書き下すだけになっているからなんだろうなあと想像する。

・彼のいう「論理的に考えないこと」はすごく納得いく話だ。たとえば私が数学について何かを考えるとき,それを支配しているのは論理ではなく感覚だ。そして考えた結果を表現するときに論理が使われるが,それは単なる作業に過ぎない。

しかし学校の勉強ってこのアウトプットで使う論理のことしか教えてないんじゃないのかなあ。でもそれじゃ何も「考えて」いない。肝心なのは自分の中にどれだけ数学の世界を作り上げるかということだと思うのだけど(張栩棋聖が言ってた「精密な碁盤を頭の中に作る」もそういうことなのかな)。

プログラミングも同じようにきっちり設計で「考えて」しまえば,コード書く最中に考えて手戻りしなくていいのかもしれないなあ。

・おまけ:ずっと前にFacebookで「感電したことがあるか」という投票があったのだけど,元ネタってこれ

コメント(5)

だきわ wrote at 2012-01-22 10:46:

感電したことあるよ。コンセントから直接とトイレの便座が漏電してた。

のぐー wrote at 2012-01-22 14:02:

理系なら誰でもあると思ってたけど違うのか?>感電

わたやん wrote at 2012-01-22 23:05:

かみさんは感電したことがないそうで,それを聞いて「そんな人生もあるんだ」と新鮮な気持ちになりました。

tss wrote at 2012-01-23 12:36:

残念ながら直流で感電した経験がありません。

だきわ wrote at 2012-01-23 13:15:

雷が目の前3メートルに落ちたことなら1回ありますね。これも直流?

コメントの受付は終了しました。

2012.01.15 (Sun)

センター試験

・昨日今日はセンター試験だったようだ。英語だけざっと解いて自己採点してみた。154点か,さっぱりだな。そういえば,日本語で答える問題ってなかったような気がする。前からこんな風だっけ?

・訂正:採点ミスしてた。正しくは160点。

コメント(1)

NatashaNal wrote at 2012-01-19 16:01:

私は無料でダウンロードしたい XRumer 7.0.10 Elite??
私はURLお願い与える!!!

コメントの受付は終了しました。

2011.12.09 (Fri)

彼らが身につけるのは(続き)

・昨日書きかけたこと「脱・解答読解」に近いような気がするのだけど,そう言ってしまうと1行で終わってしまうのでもうちょっとだらだらと書いてみる。

・確認テストをやって追試をやって…という一連の流れがあるのだけど,最初のテストの勉強をろくにせずに,テストの問題を見て「この問題の解き方を見直せばいいや」と考えてそれだけを覚えて追試で受かる,という不毛な作業をよく目にしていた(ここ数年は数学を担当してないから,最近はどうなのかよくわからないけど)。それだったら昨日のだきわさんのコメントにあるように短期記憶だけでこなしてしまえるのだけど,でも何の能力にもなっていない。それで勉強したとか錯覚するのは本人にとって不幸だ。

・仕事の息抜きにYahoo知恵袋に解答を書き込んだりしてるのだけど,そのときは何も考えずに書き込んでいる。頭を使うような回答はまったくしていない。たとえば二次方程式の解を求めること,たすきがけで因数分解をすること,因数定理で高次方程式を解くこと,(高校の範囲の)積分をすること…そういったことはまったく頭を使わないでもできる(手作業はするけどね)。そうなってようやく,考えるべき事柄を考えることができるようになる。

考えなくてもできることをやるのなら,誰がやっても同じだから,それをできることやそれをできる人に特別の価値はない(いくらでも代替がきく)。自分がやることに価値を持たせるためには,他の人がやっては同じにならないことをしなくては話にならない。そのために「考える」のだ。そして「考える」ことができるためには,誰でもできることを考えずにできるようにならなくてはいけない。そのために確認テストが作用してくれるといいな。

コメント(0)

コメントの受付は終了しました。

古いページ 新しいページ