不定期戯言

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2006.08.29 (Tue)

指導要録で嘘ついてる学校たち

・昨日までSSS(情報教育シンポジウム)に行ってたのだが,忘れないうちに書いておこう。

いくつかの発表の中で,情報の授業を行なっていない高校のことが話題になった。学校側は嘘の指導要録を作って卒業資格を与えているが,大学生に質問してみると,高校の「情報」の授業は

  • 最初の2時間だけコンピュータ触らせてあとは入試教科
  • 最初っから数学
  • 最初っから英語
  • ずっと自習
  • なかった

だったという話がでてくるわけだ。しかもそんなに少なくない比率で。

このことを問題にする動きが必要だ。でないと,情報の授業を実施していない学校は「どうやらこれでお咎めはないらしい」と判断して,今の状態を続けていくだろう。

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2006.08.28 (Mon)

SSS2006最終日

・昨夜は少し飲みすぎたか。というわけで7時すぎにゆっくり起きる。それでも発表聞いてると眠くならないのが不思議だ。

高校は高校で,大学は大学で,それぞれに事情を抱えているんだなあ。たとえば名目上だけ情報をやったことにして本当は別の授業をしている高校も相当数ある。大学が情報を重視するのであればそういった学校(入学した学生からの聞き取り調査くらいしか調べようがないが)からの生徒を拒否すればいいのに…なんてことを思っても,現実にそれをやってしまうと確実に問題を引き起こすし,普通科目の成績のいい受験生を逃してしまう。

・箱根登山バスの下りの急カーブで酔ったので小田原の駅で一休み。おみやげにかまぼこと干物を買って帰宅。さっそく夕食に干物をいただいたが,おいしかった。

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2006.08.27 (Sun)

SSS2006二日目

・一日じゅう発表を聞いてるわけだけど,居眠りする気にならない。

  • 無線LANがてなづけられない。
  • このSSSの会場でPENの新しいのをダウンロードしたはずだったのにまたバージョンアップとは。

まあいろいろあります。寝ます。

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2006.08.26 (Sat)

SSS2006初日

・初参加である。小田原で止まる新幹線が少ないことにがくぜんとしつつ,後の新幹線で出たはずの奥村先生に追い付かれたりしつつ,なんとか箱根に到着。来てみたらああ同業者が。セッションはそれぞれに興味持って聞かせていただいた。ナイトセッションは…まだ続いているようだけど,私はいつぞやの失敗を繰り返したくないので早々に引き上げ。

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2006.08.06 (Sun)

それはIEアプリケーション

・再び落伍弟子のブログより。8/3〜5に立命館大学でCIEC 2006PCカンファレンスがあったとのことなのだが,そこで発表したことへの追記で面白い表現があった。IEでしか見えない「Web教材」とやらに対して

それはWeb教材ではなく,Windows用のIEアプリケーション

と批判しているのだ。いいなあ,この表現は私も使わせてもらおう。

京田辺では標準ブラウザがNetscape Communicatorであって,IEは「特殊なコンテンツ」を見るために補助的に使っているという。なるほど,わかりやすいなあ。

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2006.06.02 (Fri)

教育実習生の一言

・今週から教育実習生が来ている。情報の免許なんかとって,就職の口があるんだろうかと心配になるのだが。

・自分が担当する実習生と話していたら

自分が高校生のときには,板書されたことをノートに書くことが大事だと思っていた。 しかし実習生として授業を見学していると,実は大事なことの多くは口頭で語られている ということに気がついた。

と言っていた。おそらく彼はそれ以前に既に大学の講義でそのことを感じていたとは思う。それが実は高校でも同じだったということを実感したということなのだろう。

・私は,板書は授業で生徒に与える情報の1/3にも満たないと思っている。ところが多くの生徒の意識はそうではないらしい。ノートを取っているだけで勉強していると錯覚しているように見える。その意識を改めることは簡単なことではなさそうだ。

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2006.05.04 (Thu)

小中一貫教育

・今朝のニュースで取り上げられていたのだが,

小学校でも,中学の内容を意識して授業をするようになった

というような意味の発言を聞いて驚いた。今まで何やってたんだ,そいつは。

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2006.03.10 (Fri)

情報処理学会全国大会

・深夜バスで新宿に着いて,まんが喫茶で時間をつぶして工学院大学へ。なんだ,このでかい建物は。

・教育シンポジウムが目当て。気がつくと会場はぎっしり埋まっている。「高校の情報科教員養成における課題」については講演者や発表者に同意する部分も多かった。私自身現職教員研修で免許を取った「促成栽培」組であるので,きちんと(?)大学で情報教育を受けてきた学生がやってくることに焦りはある。一方で,彼らを採用する口がないことにも危惧を抱いている。この状況が続けば彼らはこの道を選ばなくなるだろう。この取って付けた状況がなんとかならないものか。

ふと思ったのだが,教育実習に来た学生は高校の授業・教員の現状を見て何を感じただろうか。時間切れで発言できなかったが,その点について正直なところを聞いてみたかった。司会の立田氏も言っていたが,情報についての知識などは実習生の方がずっと上ということもあるだろう。そういうことが現職へのプレッシャーになって,世代交替を迫ることになればいいとは思うのだが,予算のこととか定数のこととか現状に安住したがる人もいることとかあるから単純じゃない。そんな悠長なことを言っていられる状況の国ではないと思うのだが。

情報の教員を目指す学生たちは,今いる促成栽培組を倒さなければならない。そうしないと彼らの能力を発揮する場はない。

・終わってから打ち上げをするらしいのだが,新幹線の時間が決まっているので泣く泣く帰る。疲れた。疲れてまともに書ける状態じゃないので,今日の分はあとで書き直す。考えがまとまったら書き直す。情報処理学会のコメントの件も含めて。

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2006.03.07 (Tue)

情報処理学会のコメント

・三重大の奥村先生のブログで紹介されていた,情報処理学会2005年後半から2006年初頭にかけての事件と情報教育の関連に関するコメントを読む。ああ,自分の仕事を振り返ると嫌になるくらい問題点が思い当たる。本来なら同僚も全部理解している業務を,私がコンピュータで代行しているはずなのに,いつのまにか私自身がブラックボックス視されているのだ。それは(同僚たちが)業務そのものから目を背けることに他ならない。私はいつかHAL9000になって,ボーマンにユニットを引き抜かれて停止してしまうのだろうか。

・…というような意味では情報教育に限定した話ではないのだけれども,情報システムと社会の関わりということからすれば,教育が解決すべき問題は確かにあると思う。ITを魔術から科学に引き戻すこと,そのために原理的な理解を求めること,その一つの手がかりとしてプログラミングの体験を求めること…。

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2006.01.18 (Wed)

発想法

・↑と,これだけのことを書くのにさえ,カードを使いたくなっている自分。先日高3の授業で1コマ時間が余ったので発想法の紹介をしたのだが,試験にも関係ないし来週はセンター試験というこの時期にそんな話をしても生徒は聞く耳持たず。しかし…方法としては知っておくべきだと思うのだがなあ。思いを垂れ流すとき(飲んでるときはこれやね)とか,聞かれたことに答えるときとか,何の道具も方法もなくていい場合もある。しかし,今の自分を越えようと思うとそれでは手に負えないところが出てくる。そんなときに,ひたすらもがいていられるがあるならいいが(学生時代はそうだった),そうでなければ「方法」を持っていた方がいい。

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