不定期戯言

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2006.12.04 (Mon)

私の「書籍」カテゴリ

・ここに取り上げた本はおよそ100冊かな(ISBNを検索したら98だった)。私は書評といえるものは書かない。本が何を言っているかよりも,その本を読んで自分が何を考えたかということに興味がある。

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低度情報化社会

・日文のメールマガジンのブックレビューにあった「低度情報化社会」(コモエスタ坂本著,光文社,ISBN 4-334-93392-0)を読了。挿入されている英単語が鬱陶しい(覚えておくとよさそうなものもいくつかあったし,後半を読む頃には慣れてしまったが)。内容は面白いというか耳が痛いというかある意味で気が重い。「議論という慣れあい」というのはよく見かけることだし,「バカはバカとだけ交信し,もっとバカになる」というのはリアルでもよくあることなんだけど,ネットではそれでいいような気になってしまいがちだ。

最近はちょっと同じ場所に居合わせた程度の関係でも,敵意がないことを示す意味でメールアドレス等を気軽に交換するという話を奥村先生のブログのコメントで見た。私はそれに対してある種の気持ち悪さを感じるのだが…その気持ち悪さはmixiのマイミクをどんどん増やしたり,日記のコメントや足跡を必死に追いかけたりすることに似ているように思われる。まとわりつく擬似的な体温が気持ち悪い。20年近く前に「Street Meetingのための覚書」という唄を作った思いにも通じる感覚だ。(これのMIDIデータどこにいったかな)。

・これも生徒に読んでほしい本の一つとして推薦したいなあ。

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C#.NETでの印刷

・少し前にマイクロソフトの方にいただいた「ゼロから始めるプログラミング」(田中達彦著,ソフトバンク)を読んで興味をひかれたので,Express Editionをダウンロードして少し遊んでみる。確かにこのGUIは便利だ。言語もなんとなくJavaっぽくて抵抗は小さい(とはいっても,変数にいろいろな修飾子がつくのが興味深くてあなどれない。変数の参照渡しとか)。そんなわけで「Visual C# .NET実践技&上級技大全」(C&R研究所著,ナツメ社,ISBN 4-8163-3466-1)を購入。新しい環境に取り組むには印刷が問題になるので,その辺が載ってる本が欲しかったからだ。で見てみると…プレビューまで簡単にできるのね。サンプルプログラムを入力して試してみたけど,禁則処理もしてくれる。私が今まで苦労してたのはいったいなんだったんだ…。今までWindowsやUNIXで印刷が楽にできるように「いんさ〜つ」というプログラムやライブラリを作ってきたわけだが,そこでさんざん苦労してきたこと(主にテキストの整形)が.NETのライブラリで簡単にできてしまうことがわかってしまったのだ。あとはそのプロトコル用のインターフェースだけを書けばできあがってしまう(データ用のクラスは描画部分をのぞけばほとんどそのまま流用できるだろう)。

職場予算で「プログラミングVisual C# .NET」(Mickey Williams著,日経BPソフトプレス,ISBN 4-89100-298-0)と「Visual C#.netではじめるTCPネットワークプログラミング」(趙森著,カットシステム,ISBN 4-87783-105-3)も購入。勉強を始めよう。まずは「いんさ〜つ」の移植かな。

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