不定期戯言

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2010.08.30 (Mon)

教員免許更新講習の試験

・放送大学で講習を受けて,22日に試験があったのだけど,その話を書いてなかった。さっきアクセスログを見てたら「教員免許講習」「放送大学」「過去問」とかで検索してこのブログに来た人が何人かいるようだけど,過去問が役に立つような試験ではなかった。

・配布された問題の表紙を見てまず驚いた。試験時間30分に対して問題(4択)が8問だって?(「教育の最新事情」は50分で15問)まあ時間切れになるよりはマシだけど。で,出題内容はというと,講義を聞いてないと答えられない問題と,そうでない問題の落差があまりにも大きい。たとえば「スクールカウンセリング」の試験で「スクールカウンセラーは黒子に徹する」ことを主張したのは誰かなんて問題があったのだが,それって8問のうち1問を使って問うほど大事なことか?かなりきちんとノートをとっていたつもりで,このフレーズもノートに書いてあるのだけど,誰の主張であるかまでは書いてなかった。かと思えば「情報社会に対応した学校教育」では新小学校学習指導要領総則の解説の情報モラルに関する記述(略)情報には誤ったものや危険なものがあることを考えさせる学習活動,(ア)を害するような行動について考えさせる学習活動などを通じて,情報モラルを確実に(略)の(ア)を埋めさせる問題の選択肢が「健康」「コンピュータ」「ルータ」「成績」というのは,ちょっと出題者遊びすぎだろうみたいな(この科目の選択肢はそういう遊びが多い)。

・そんな風なので,1つくらい落としてるかもしれない。むぅ。

コメント(9)

tkamada wrote at 2010-09-06 11:38:

「やる側」としては、受講者を落としたくないという意識は強いです。でも、本当に困ったことに、授業でさんざんディスカッションしても全くなにも感じていない受講者がある程度いて、これをどうやって救うかが頭のいたいところです。よって、こういう変な問題が出るのはやむをえないと思うのです。

実施の趣旨として、「不適格教員を見つける意図はない」とされたことでこうなっちゃうのですよね。「こんなに鈍感では授業できないでしょあなた」と思う先生、講習やってみると、残念なことに、結構います。

わたやん wrote at 2010-09-06 13:02:

結局この制度の意味は何なのか,わからなくなっちゃいましたからね。早く見切りをつけてくれないものかと思います。

だきわ wrote at 2010-09-06 17:45:

今年度中になんとかなると思っていたらまだまだ先みたいですねえ。
どうなるんだろう?>更新制

tkamada wrote at 2010-09-11 17:41:

えっとー、いろいろこれで、おかねもうけしているえらいひとがいるのでー、よほどのことがないと、なくならないと、おもいます。

わたやん wrote at 2010-09-20 17:30:

そんなひとのために,わたしはさんまんえんもだしたのかー。しょぼん。

だきわ wrote at 2010-09-24 08:53:

うちなんかなくなるとおもってこうしゅうのもうしこみすらしていないと言ったひとがやく一名いるんですよぉ。まわりがすったもんだしていたら、「実は夏にインターネットで講習を受けて試験も受けた。結果待ち」じょうたいだという。すったもんだしたまわりは大迷惑。

豊後各駅停車 wrote at 2010-09-26 21:47:

初めてコメントいたします。
35・45・55歳の「現役講習」ですね。
私も大学の学部の関係で「理科」にチャレンジしたのですが、大学自体をギブアップしました。
「お金儲け」との話がありましたが、都心の自動車教習所も「高齢者教習」で儲けているので(「クルマ離れ」の前に「少子化」なのです)間違いではないでしょう。
中学は管理職以外が全員日教組に入る県。職員室には村山富市のポスターを掲げ、1986年7月6日の衆参同日選挙では(翌日開票)、コマ空きの教員とマセた生徒で開票速報を見ていました。
高校では日教組派と、いわゆる「麹町派」が対立し、新設校だけに主導権争いをしていました。
今の中学・高校はどうなってるのか?「大分なんかの田舎で生まれたら人生終り」の友達の一言が的を射ているのでしょう。

わたやん wrote at 2010-09-27 08:31:

豊後各駅停車さんってよく見かけるハンドル…と思ったら日本の標準でお会いしているのですね。こんにちは。
私はずっと私立でしか勤めていないので,公立の話や日教組の話が実感としてわからないでいます。自分が児童・生徒だった頃の先生がどうだったかというのも,よくわかっていません。実際(私はとびきり鈍感だったということはあるにせよ)子供は「わからない」から,教師が子供の前でイデオロギーを振り回すことをやってはいけないのですが,あちこちで困った状況はあるんでしょうね。今の職場でもある種の対立はありますが,生徒に不利益があってはいけないという最低限のところは守りたいです。

豊後各駅停車 wrote at 2010-09-27 17:43:

コメントにご返事を下さり、ありがとうございます。
私は「日教組教育」が割と好きなのです。「全国学力テスト」がトップになった秋田県のように、教員の指導が保護者に伝わり、生活習慣(早寝・早起き)に伝わればと思うのです。
教員の意思疎通のためなら、それが労働組合でも構わないと思うのです。
しかし「組合」が教員の意志表示を封じる機関になったら、それは問題だと思います。(これ以上書きません)
大分市も県立の普通科(全日制・共学)の7校が「合同選抜」の同じレベルから、全県1学区の単独選抜へ移行しました。私の高校は併設中学ができました。
一昨年の採用不正事件が「氷山の一角」と言われていますが、教科・学級担任から学年団・学校全体に至る意思統一をしながら、各教員は個性を生かせて授業をしてほしい。
公立でそれが出来れば、特別のブランド校を除けば「私立に逃げる」志向は薄まると思います。

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