情報処理学会全国大会の2日目。今回は大会自体のテーマが教育なので,イベント企画をはしごするだけでもじゅうぶん面白い気がする。
パネルの最後に少し発言をさせてもらったが,緊張してうまくしゃべれなかったので簡単にまとめてみる。
入試でやたらと難問を追求する方に走るのでなく,押さえるべき要点を明確にする方向でいってほしい。たぶん数学は「差」がつくようにということや,出題自体の楽しさに引っ張られて難問が当たり前になってしまった。生徒自身の思考力を超えて解答を書かせるために,暗記に偏重(変調?)した指導や学習が広まってしまったように思う。しかし,情報の入試でそのような難問を追い求めることにメリットはあるだろうか。最低限のことを押さえることを要求するということなら,今あちこちで行われている先進的な取り組みもその上の積み上げということで持続できる気がする。
一方で,Officeソフトの正しい使い方もどこかできちんと教えなくてはいけないとも思っている。パソコンでの作業の多くがOfficeソフトであるという人は少なくはないように思うからだ。本当はファイル管理をどうするかってこともやりたい気がするんだけど,でも正解なんてないしなあ…私もいまだに模索してるし。ファイル管理をどうにかしないと困っちゃうってくらい,生徒が作り散らかす状況ができたらいいなあ。
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