不定期戯言

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2010.02.04 (Thu)

Twitter社会論

・最近Twitterに関する本がたくさん出ている。先日の週刊ダイヤモンドもその一つと言えるだろう。「俺は俺なりの使い方をするんだ」という思いがあるからその手の本は敬遠していたのだが,週刊ダイヤモンドに掲載されていた津田氏と堀江氏との対談がおもしろかったので「Twitter社会論」(津田大介著,洋泉社)を読んでみた。心にひっかかったところをねぎま式に抜き書きしてたら12ページにもなってしまった。1冊の新書でこの量になることはなかったので,やはりこの本には興味引かれたということなのだろうな。歴史的なこととか創業者の考えてたこととかはまったく知らなかったし。

・こういったところに本のまとめを書いてしまうのはまずいぞという話もあるので,自分が思ったことを中心に書いてみる…って,いつものことか。

・ブログだときれいにまとめてしまうことが,twitterだともっと生身なところが出てしまうという。確かに私自身もそれは感じる。本文では「他人のむき身の思考の断片」と表現しているのだけど,これはKJ法で「土の匂い」を残したカードを作れと言っていたことに通じるような気がする。きれいなフレーズにまとめようとすると何かが欠落してしまうのだ。まるで携帯の予測変換から「選んだ」言葉でメッセージを記すように。

(5日追記)創業者の一人ジャック・ドーシーは「人間同士のコミュニケーションは得てして他愛ないことから始まる」と考えてこのサービスを開始したという。アイディアは会議室よりも喫煙所で生まれるとはよく言われることだが,それと同じことだと思った。私はタバコの煙に弱いので,喫煙所よりもネットがありがたいのではある。

・まだ書きたいことはたくさんあるのだけど,時間が遅いので後日続きを。。

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2010.01.25 (Mon)

三省堂と三洋堂

・クラブ三省堂カードを作ったあと,「クラブ三省堂カードを三洋堂で出してしまわないか心配なのです」とつぶやいたら,三省堂本店のアカウントから「どうぞお気をつけくださいませ(^-^;」とRTされた。恐縮です。

・自分も混乱するというRTがいくつかあったところを見ると,私だけじゃないんだと思って少し安心する。

コメント(5)

だきわ wrote at 2010-01-26 09:09:

三洋堂のカードはまた色違いがありますからねえ。
うちの近くに三洋堂の本店がありますが、漫画以外買ってないぞw。

わたやん wrote at 2010-01-26 09:31:

本店は学生時代によく行きました。今は遠くなってしまったので,上前津店と砂田橋店くらいですね。そうは言っても,いりなか周辺を通るときはたいてい寄るのですが。
e-honをときどき使います。なんといっても職場の目の前に砂田橋店があるので便利なんです。しかしもうちょっとなんとかならんもんか>三洋堂のWebサイト

ほった wrote at 2010-01-27 09:15:

市内に一店舗三洋堂があるのですが、余り利用していません。
売れ線の単行本と雑誌がめいんなんだもの。その雑誌もスーパーのテナントの本屋と変わらん品揃え。
最近古本もはじめたようだけど、先発のブックオフには負けるし。
CD/DVDがあるから客が来るのかな。

はじめて出店したときは品揃え豊富だったんだけどねぇ。所詮田舎なんだろう。

文庫老 wrote at 2010-01-27 22:27:

 バレンタイン仕様のブックカバー配布のニュースを見たけれど、これを読んだら、三省堂だったか三洋堂だったか思い出せなくなってしまったorz

わたやん wrote at 2010-01-30 00:31:

回転の早い売れ筋に特化した町の本屋はそれはそれで必要なのだろうけど,なんというかこう根のしっかりした本屋がないとつまらない。知人に教えてもらったのだけど,名古屋loftのジュンク堂の専門書コーナーはしっかりしてていいです。

三洋堂と三省堂,両方のポイントカードを作ることでようやく区別がつきそうな気がしました。

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2010.01.24 (Sun)

FlipKlip

・三省堂で本を買うついでにクラブ三省堂カードを作ってきた。名駅高島屋にあるのは三省堂,職場の近所にあるのは三洋堂…この2つは間違えないのだが,他のどちらかの店に行くと間違えそうだ。

・一緒に東急ハンズで写真のブツを買ってきた。本を開いたまま固定できるもので,FlipKlipというものらしい。抜き書きするときにこれがあると便利,というか,使ってみて分かったのだけど,これがないと効率がすごく悪い。店頭では片方のページを押さえるものもあったのだけど,それを使って反対側がぱたんときたら腹が立つので私はFlipKlipの方が好みかな。

こういう商品 こんな風に使う

コメント(1)

わたやん wrote at 2010-01-30 16:39:

ゴヤールとかいうところからコメントが来たけど,ただの広告だからspam扱いでいいよね。

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2010.01.19 (Tue)

チーズはここにあった

・『チーズはここにあった!』(Victory Twenty-one著,廣済堂出版)。BOOK OFFで買ってきたのだが,見事なまでにつまらん。ただの当たり前な説教がだらだらと続いているだけで,何のひねりもない。せめて気の効いたフレーズの一つでもあれば…。

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2010.01.14 (Thu)

数学ガール(続き)

・数学好きな人の考え方がうまく書かれている,という話の例。たとえば初めの方にある,1がどうして素数でないのかという話。「とってつけたように『1を除く』ってつけるくらいなら1も素数でいいやん」と言われて「本当はどっちでもいいよ。大事なのはどうすれば有用な結果が得られるかということだけだから」と返答する場面がある(手元にないのでうろ覚え)。こういう自由さが好きなんよね,数学って。

・私が文章を書くようになったのは,数学の力によるところが大きいと考えている。考えたことを考えたように書けばいい,ということを私は数学で学んだ。

・プログラムを自分で手直しする自由さとも通じるところはあると思う。ソースがないってことはその自由を奪われること。「クリップアート」の方に書いた「便利な機能」をソースの側から探すようなこともよくある。知ってるか知ってないかじゃなくて,わかるかわからないかで決まる方がいい。

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2010.01.13 (Wed)

数学ガール

・ただしマンガ版。娘が買ってきていたので読ませてもらった。ああ,かわいいな,こいつら。恋愛のことはまあいいとして,数学好きの考え方がうまく書かれてると思った。上巻あたり特に。

・数学部分はわりとおいしいところを扱ってるなという印象。数学好きだったら必ず通過してる話ばかりで懐かしい。ところで,最後あたりのネタを読んでふと思った…収束しない無限級数の形式的和を考えるのって,高校数学の考え方だとありえないこと。それはそれで一つの秩序だから否定はしないのだけど,そこからはみ出すことをまったく拒否するのもつまらないと思う。この頑なさと,統計を嫌うのと,何かつながってるような気がする…って,最近なんでも統計に結びつけてしまっているのは自分でもどうかと思うが。

コメント(4)

7校生 wrote at 2010-01-14 23:23:

それの小説版を昨日、授業で紹介した数学科の先生がいますよ。

わたやん wrote at 2010-01-15 00:23:

「博士の愛した数式」も数学科でけっこう話題になりました。あれも好きだったけど,数学ガールの方が数学人が書いてる(なんたって結城氏だ)分,地に足がしっかりついた感じで数学をネタに取り込んでいる感があります。小説の方もいずれ読みたいと思っています。3冊目はゲーデルらしいし。

結城浩 wrote at 2010-01-17 00:44:

ご愛読ありがとうございます♪
楽しんでいただけてうれしいです(^_^)

わたやん wrote at 2010-01-17 18:43:

楽しませていただいています。多くのマンガとかでは数学好きというと変人という記号として扱われることが多いですが,この本を読んでいくとごくごく普通の考え方をしているんだということが伝わるのがいいですね。

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2010.01.11 (Mon)

わかりやすく伝える技術

・NHK週刊こどもニュースのお父さんが書いた『わかりやすく<伝える>技術』(池上彰著,講談社現代新書)を読む。後半で何か読んだ話が出てくるな,と思ったら,去年読んだ『伝える力』(池上彰著,PHPビジネス新書)とカブってるのだった。テーマが似てるから当然か。後者の方が具体的な話を多く含む分,いくらか俗っぽいかな。

・テーマにそった部分は普通に参考になったのでそれはおいとくことにする。いつだったか芸能人相手にニュースでよく話題になる事柄の解説を池上氏がするテレビ番組をやっていて,あいかわらずのわかりやすさに関心させられた。出演していた芸能人は「こんなことも知らないのか」と見えるようなリアクションをしていた…もちろんそれは演出なのだろうけど,でもニュースを流して聞いているといろんな言葉や仕組みをわかったつもりでいい加減な解釈で受け入れてしまうことは確かに多い。この本は送り手としてのわかりやすさを説くものではあるけれど,逆に言えばそのようにわかりやすい情報発信が常には行なわれていないという主張でもあって,だったら受け手は何を補いながら情報収集をするべきなのかというとらえ方もできるように思われた。

ただし,世界各国に駐在するスパイ諸氏も,情報源の98パーセントは(95パーセントかもしれないし99パーセントかもしれませんが),その国の公開情報なんだそうです。『わかりやすく<伝える>技術』212ページ

いかに自分が貧弱な受け手であるか,ということだ。ある意味,情報は平等に与えられていて,それを分析・理解・加工できることが各人の能力なのだろう。そして「統計」はそのための力になりうるものだと思う。

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2010.01.09 (Sat)

バカ丁寧化する日本語

・ようやく『バカ丁寧化する日本語』(野口恵子著,光文社新書)を読み終えた。時間がかかったのは,途中で飽きたから。著者はおかしい敬語がなぜおかしいのかを理屈だてて解説しているが,これを感覚でわからない人が読んでほんとうにわかるのだろうか,あるいは理屈でわかったとしても自分の感覚に逆らってまで直せるものなのか,ということが気になった。

言葉についての説明はだいぶ嘆き節も含まれていて,いくらか口うるさく思われるところもないではないのだけど,「言葉を選ぶ根拠には相手への思いがあってしかるべき」という立ち位置ははっきりしている。無自覚なストックフレーズで「処理」してしまう場面が多いことが,この本を書かせた理由なんだろうなあ。

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2010.01.03 (Sun)

Rによるやさしい統計学

・Loft7階のジュンク堂の品揃えがすごいと聞いたので行ってみた。たしかにこれはすごいわ。時間のあるときに行ったら金がいくらあっても足りない。

・そんなわけで『Rによるやさしい統計学』(山田剛史・杉澤武俊・村井潤一郎著,オーム社)を購入。前に古本屋で買った『データ解析環境「R」』(舟尾暢男・高浪洋平著,工学社)はRの使い方については詳しいのだけど,統計の考え方とかそういうことについては弱い気がしていたので,それを補強する本が欲しかったのだ。今日は昼寝をしつつ第三章まで読んだ。とはいっても,ここまでの内容の統計的な部分は既にわかっていることなので,ほんとうに意味をもつのはここから先だ。

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2009.11.10 (Tue)

メディアマーカー

・前にも書いたが,メディアマーカーというサイトがある。本やCDなどのメディアを登録することができて,希望すれば物々交換や献本などをすることもできる。私は所有している本などを登録して,ダブり買い防止に利用しているだけではあるが。

・先生が読む漫画のジャンルがよくわからないと生徒からのコメントがあったので,私の登録リストを示しておく。この一覧から私の趣味を判断しておくれ,ということで。

コメント(6)

7高生 wrote at 2009-11-11 01:29:

なんか、すげぇカオスですねw
突っ込みどころ満載ですよ。も?›たんとかw

とりあえず先生を見くびってました。すいません。あと先生エウ゛ァ好きですか?僕は大好きですね。

あと、図書館戦争みてみてください。なかなかですよ。

わたやん wrote at 2009-11-11 21:49:

どう思われてたのがどう思われるようになったのか,聞くのが怖いので止めておきます。マンガはともかく,読んでる本の幅がせまいのはこの年ではちとアレなところ。

エヴァはまあ普通に。この地方では放送が朝だったんですよね。出勤前に何度か見ました。マンガは…いつまでかかるんでしょうね。

図書館戦争はLaLaで連載してるやつを読んでます。

7高生 wrote at 2009-11-11 22:17:

おそらく‹血?場版エンドでしょうね。
あと2巻くらいでるかな?

わたやん wrote at 2009-11-11 22:41:

相変わらず携帯からだと化けるっぽいのでテスト。

わたやん wrote at 2009-11-11 23:31:

たぶん文字化け対策できました。
http://jeffreyfrancesco.org/index.html?tag=plugin
のescapeHTMLに関する記述を参考にしました。

わたやん wrote at 2009-11-12 00:01:

映画の方は全然見てないんですよね<エヴァ
いや,ほんと,誤解されやすいんですけど,ほんとにアニメ見てないんです。好きか嫌いかといえば好きなんですが,見てる暇がない。鋼とかハルヒとか録画してあるはずなんで,多分死ぬまでに1度は見ると思う。

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