ジョーシン2010春 in 関西
というわけで大阪電気通信大学へ。5時起きだったので乗り過ごしそうで危なかったが。それはそうと,京阪線のつり革はおもしろい作りになっていたな。
午後のワークショップはずいぶん盛り上がったし,新しいアイディアもいくつか示された。たとえばみかんゲームをプラレールでやってみるというアイディア。実のところみかんゲームはルール説明が面倒なのだが,プラレールだったらモノがルールを表している。それはアンプラグドの良さの一つだと思う。
ふと手遊びにハノイの塔をやってみた…が,理屈ではわかってるはずなのに結構混乱する。その混乱のおかげで,(頭の中で)スタックを使った再帰をやってることが実感できるのだ。
最後のパネルディスカッションはむしろフロアとのやりとりがおもしろかった。私もアンプラグドについて気になっていることを述べた。
午前中の井戸坂氏の講演にもあったように,他の教科で成績のいい生徒がアンプラグドについてこられないことがある。やり方や答えを教えてもらうことで点数をとってきたために,自力で考えることを要求されると困ってしまうということだろう(私自身も数学だけを担当していた頃は「教え込み」に偏っていたが,情報を担当するようになってだいぶ変わったように思う)。どちらがあるべき形であるかということは措くとして,生徒が両者を切り離してみてしまうことが問題だ。我々は情報を英語や数学と同じように重要な能力ととらえてほしいと思っているが,アプローチの違いのために生徒の意識の中で両者が分断されてしまうことを恐れる。
わたやん wrote at 2010-03-19 09:10:
わたやん wrote at 2010-03-19 09:12:
コメントの受付は終了しました。