深夜バスで新宿に着いて,まんが喫茶で時間をつぶして工学院大学へ。なんだ,このでかい建物は。
教育シンポジウムが目当て。気がつくと会場はぎっしり埋まっている。「高校の情報科教員養成における課題」については講演者や発表者に同意する部分も多かった。私自身現職教員研修で免許を取った「促成栽培」組であるので,きちんと(?)大学で情報教育を受けてきた学生がやってくることに焦りはある。一方で,彼らを採用する口がないことにも危惧を抱いている。この状況が続けば彼らはこの道を選ばなくなるだろう。この取って付けた状況がなんとかならないものか。
ふと思ったのだが,教育実習に来た学生は高校の授業・教員の現状を見て何を感じただろうか。時間切れで発言できなかったが,その点について正直なところを聞いてみたかった。司会の立田氏も言っていたが,情報についての知識などは実習生の方がずっと上ということもあるだろう。そういうことが現職へのプレッシャーになって,世代交替を迫ることになればいいとは思うのだが,予算のこととか定数のこととか現状に安住したがる人もいることとかあるから単純じゃない。そんな悠長なことを言っていられる状況の国ではないと思うのだが。
情報の教員を目指す学生たちは,今いる促成栽培組を倒さなければならない。そうしないと彼らの能力を発揮する場はない。
終わってから打ち上げをするらしいのだが,新幹線の時間が決まっているので泣く泣く帰る。疲れた。疲れてまともに書ける状態じゃないので,今日の分はあとで書き直す。考えがまとまったら書き直す。情報処理学会のコメントの件も含めて。
コメントの受付は終了しました。