SSS2008
初海外ということで,あらかじめいろんな人から聞いていたアドバイス通りに行動。たとえば出発の2時間前にちゃんと空港に行く(1時間前でもなんとかなるといっても!)とか,ウォンへの両替とか,持ち込み荷物のこととか。おかげで何のトラブルもなく済州島に到着。お昼はビビンバをいただいた。野菜が多くてヘルシーっぽい。
Unplugged Computer ScienceのTim Bell氏と,高麗大学のHyeonCheol Kim氏の招待講演から始まったが,英語だということでやはり大部分わからなかった(スライドを頑張って読んだが,それでも…)。それはそうと,Tim氏のスライドに間辺氏の名前が出たときには驚いた。
久野靖氏「日本の情報教育の現状と将来に向けての活動」
今の教科「情報」が生徒にとっても教員にとっても教員志望者にとっても明るい状況にないこと,ソフトウェア開発が日本では価値を理解されずに寒い状況にあることなどが話され,これらを打開するにはある程度は「技術」についても裾野を広げる必要があるという。私が勤務校で情報Bをやっているのはおよそ同じ考えに基づくものだ。
講演の質疑で「技術の前に科学がある」という発言があった。思うに,Unpluggedはコンピュータ科学のためではあるが,コンピュータ自体が既に技術の結果であるということは,そのベースになっている科学があるということだ。私感だが,その科学はコンピュータという機械のために考えるものとは,少し別の次元にあるのではないだろうか。
和田勉氏「アジア圏におけるアンプラグドの取り組みと工夫」
"Parroty Error"は日本語版では訳されなかったが(別なジョークを思いつかない限り,それが最良の選択だと思う),韓国や中国では直訳されたために意味不明になっているという。冒頭で「狭義」のUnpluggedはTim氏の本にある12個のactivityをさすという話をしたが,それが決して「教義」になってはならないのだと私は思う。
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