出張に出にくくなっていることについて昨日書いたけど,それについて職場内MLに投げた文章。職場にグループウェアとしてMoodleを導入した意図についての説明でもある。
先日,愛知県私学教育工学研究会の総会に出席しましたが,出席者と委任状を合わせても定足数に満たず総会不成立となりました。どこの学校も出張について厳しくなってるからなあ,とぼやくことは簡単ですが,それでは何の解決にもなりません。その「厳しさ」について考えていることを以下で述べます。
出張となると学校側はその交通費や日当を負担します。ではそのコストによって学校は何を得ているでしょうか。部活の顧問会議などは各大会などの運営がうまくいくことがメリットになります。上述した研究会も私学協会配下のものですから同様です。
では研究会や勉強会への参加はどうでしょうか。もちろん個人の技量が上がることが学校の利益になることは言うまでもありません。しかし一方でプロなら自己研鑚くらい自分でやれ
という論も成り立ちます。したがって,出張で得られた知見を共有することがコストの見返りとして求められていると私は考えています。今まではその場がないので業務日誌にメモを残してきました。出張報告書は単に事務手続きのためのものですし,科会などの場で報告しても概要の「言いっぱなし」になってしまうからです(報告用の資料を配布するわけでもないし)。
で,その報告の場をMoodleに「も」持っていいと思うのですよ。もちろん科会というFace to Faceの場でないと伝わらないこともありますが,細部までその場で語ることは時間の制約で不可能です。資料と報告をMoodleに書き込むことはさほど手間ではないですし,逆にその程度のまとめができない出張のコストを学校に負担させるのはどうかとも思うのです。
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