不定期戯言

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2010.07.06 (Tue)

梅棹忠夫氏逝去

・梅棹忠夫氏が3日になくなったとのニュース。彼の著作は「知的生産の技術」「情報の文明学」しか読んでいない(肝心の民族学はまったく知らない)のだが,少なくない影響を受けていると感じている。

・正直なところ,私が情報科を担当しなければそれらの本さえ読んでいなかったかもしれない(あるいは読んだにしてもさほど熱心でなかっただろう)。実際,特に前者は情報科に関わる者の話にのぼることが多い。私自身もあの本に書かれていることのいくつかは情報教育の中で取り上げたいと考えている。いや,情報教育と限定してはいけないのか。以前「勉強科」という教科が必要だという主張をしたのも,つまりは新しいスタイルの勉強が必要だということなのだし。

コメント(4)

Smiff wrote at 2010-07-07 05:59:

ご無沙汰しています。(._.)
梅棹忠夫氏の訃報、驚きました。
氏の著書としては、「知的生産の技術」が有名ですが、「わたしの生きがい論 人生に目的があるか」というのが、ぼくにとってはものすごく示唆にとんだ1冊でした。
近くで講演の機会でもあったら、出向こうと思っていたような人でした。
ご冥福をお祈りいたします。合掌

だきわ wrote at 2010-07-07 06:19:

まずは合掌。
ボクも「知的生産の技術」しか読んでない。
大学の時に(なぜか)顔を出していた研究会で民博の関係者が沢山いたので、彼の噂話は沢山聞いた覚えがある。(酔った席ではあるが)
情報科の教員は彼の後を任されたのか。

だきわ wrote at 2010-07-07 18:47:

というより、彼が米山さんとかと開いた近衛ロンドの末期に参加していたということだ。というわけで、なんだか知らないがえらい流れの中に自分がいることに今気づいた。

わたやん wrote at 2010-07-15 00:29:

スラッシュドットで誰かが紹介してた「メモの技術」(中野不二男)を読み終えた。彼も梅棹氏の影響をうけて,でもデッドコピーに終わることなく自分流を作った。そして読者にもそれぞれの「自分流」を作ることを薦めている。同書の内容が古くなった今,新しい「技術」は自分たちにまかされているのだと思う。

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