不定期戯言

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2013.04.27 (Sat)

PENの資料を探す

・思うところあって,PENについての資料を探していた。その中に,GUIで枠を作ってしまうことで,構文エラーをさせなくする実装の論文があった。PENのこの実装が標準になっていたら,PenFlowchartは作らなかった…だろうか。もしそうだとしたら,確かに作るモチベーションは弱くなっていたかもしれない。でも,フローチャートやPADから実行できればいいというのは構文エラーとは別だから,何かそういうものを考えることにはなったかもしれない。意味をわからず写経することをなんとかしたい,という思いはあったのだから。PenFlowchart以外にBASICFlowchartやCFlowchart,JavaFlowchartを作ることはそんなに難しくないだろうし。

コメント(4)

Ryota Nakamura wrote at 2013-04-28 01:42:

石さんの論文かな…?
母国語である日本語で表現されたプログラム言語は
プログラミングをやったことないものにしたら読みやすい。(?
しかし、プログラムの作成にはゆらぎなどで書きにくい。
その辺をどうするかが問題なんですよねぇ…

学習者のレベルによって標準のテキストベースではなく
タイルプログラミングに切り替えられるようにしたいです。
あと新しいフロントエンドが簡単に追加できるようにもせねば…

これとは別に入力の補完機能やリアルタイムで構文チェックして
警告を出せるようにもしたいのですが力量不足で無理... orz

わたやん wrote at 2013-04-28 07:43:

そうです,石さんのです。

エラーに向き合わせることも,ある段階では大事なことだと思うので,切り替えがあるといいとは思うんですけど,大変だろうとも思います。

Ryota Nakamura wrote at 2013-04-29 10:54:

石さんの研究の成果物は実用できるレベルまで出来ており、
素晴らしいものとなっていることは間違いないかと思います。
実際の授業で運用して評価などができておらずもったいないです。

# ただソースコードが私の手元にないので、
# その辺がどうだかわかりませんが…

プログラミングを体験するためのタイルプログラミング?
プログラムの構造理解に重点を置いたフローチャートプログラミング?
プログラムを本格的に組む力を養うための素のPENのような環境?

わたやんさんを含めいろんな方に機能拡張を行っていただいて本当に助かります。
PenFlowchartはわたやんさんにおまかせするとして…(マテ
ところで、PenFlowchartにPENを取り込むとき問題とかありますか?
PENにこういう裏機能があれば取り込みやすいなどなど。
ありましたらご遠慮なくおっしゃっていただければ幸いです。

追伸
石さんのを本家にマージして切り替えられるようにと思っているのですが、
国際版PEN(英語版xDNCL,中国語版xDNCL,韓国語版xDNCL)を
早くマージしろと言われている…けれどもまったく手つかず。
それに今年度のM2も新しい研究が始まったのでもう... orz

わたやん wrote at 2013-05-19 01:04:

今のところはこれといった問題はないです。ちょこちょことコードに手を入れているので,もう忘れてしまったというのが本当かも。

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2013.04.17 (Wed)

新入生へのガイダンス

・昨日は高1全員に対して,パスワード変更についての説明。今日から授業時間を使って1クラスずつ変更作業。とはいっても今日のクラスは中学から上がってきた生徒ばかりなので,説明しなくてもさくさく進めてくれる(もちろん少しは手間取る生徒もいるのだが)。唯一注意したのは「一応は課題のメールなんだからタメ口はおかしい。TPOをわきまえるように」というくらいかな。

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2013.03.28 (Thu)

文化庁もCCを支援

・文化庁が著作物の公開利用ルールとして検討してきたCLIPシステムを諦めて,CCライセンスを支援することにしたということらしい。授業では自由利用マークとクリエイティブ・コモンズを扱ってきたが,正直いって自由利用マークが実際に使われているのを見たことはほとんどない(皆無でもないが,2回くらいか)。私自身も過去の発表資料なんかはCCで公開してるし。

・回り道であったということかもしれないが,独自方式にしがみつかなかったことは評価されていいと思う。

コメント(1)

生田 研一郎 wrote at 2013-04-09 22:30:

遅れてコメント、すみません。

メタ的には
・自由利用マーク:公的標準(デジュールスタンダード)
・CCライセンス:事実上の標準(デファクトスタンダード)
と見ることができます。

「情報社会のデファクトスタンダード争奪戦」は授業のネタとして研究する価値はありそうです。

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2013.03.09 (Sat)

清聴したら感謝された

・ぼちぼち思い出したことを書いていこう。昨日までの全国大会の各セションでは,半分くらいのスライドが「ご清聴ありがとうございました」で終わってたんじゃないかな。何人かの座長は「まとめのスライドに戻してもらえますか」とか気を使ってたということだけど,その意味がわからなかった人もいたんじゃないかという気がする。

・後日「これを封じるには清聴しなければいいのだ」というアイディアが公開された。

コメント(2)

ご清聴ありがとうございました撲滅委員会 wrote at 2013-03-10 01:18:

聴衆の立場にたって考えれば簡単なことなのに,話者の立場で考えるからわからない.
就活がうまくいかないとかいう学生の視点と同じではないかと思う.
自分が言いたいことを一方的に放出†するのではなく,相手が喜ぶような提示の仕方をしなければならない.

†:「はなてん」ではない

わたやん wrote at 2013-03-14 10:07:

学生さんとかが,「ご清聴…を止められた」という話を持ち帰ってくれれば,と思うのですが。だって,これだけ多くの人が「ご清聴…」にしてるってことは,そういう指導がなされているってことですから。

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2013.03.08 (Fri)

情報処理学会#75最終日

・昨日の緊張から解かれて,今日はわりと消化試合的な感じ。情報教育の一般セションと学生セションを見ていた。発言したいこともあったような気はするけどまあいいや。自分なりにやってみたいことのアイディアは得られたから,収穫はあった。

・朝のうちに太平洋を見ておこうと思って出かけてみたけど,公園への道を間違えてずいぶん回り道をしてしまって,時間切れになってしまった。海のそばまでは行けたけど,すぐそばに近寄るのはまだ怖い―自分が吸い込まれそうで抑えきれる自信がない。その公園は港を見下ろせる小高い公園だったのだけど,オフコースの「秋の気配」は横浜らしい。

・仙台駅まで帰ってきて,土産を買ったあとで適当な飲み屋でまったり。店員さんは「ばたばたしててすいません」みたいなこと言ってたけど,私は十分楽しかった。さて,10時間かけてバスで帰ったら,日常が待っている。まずは学年末テストの採点だ。

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2013.03.07 (Thu)

情報処理学会#75第二日

・いよいよイベント企画「できるのか?高大連携情報教育」だ。私が話したいことは十分には話せなかったな。シナリオは作ってたんだけど,見てる余裕がなかった。主張は次の2点:

  • 情報教育がコンピュータ(科学)に偏りすぎている
  • 「何を教えるか」の合意がほしい

他の講演者やパネリストの話の前提をぶち壊すようでどうかとは思ったが,コンピュータという「手段」が目的化しているように思われたので,どうしても一言言っておきたかった。しかしあせってぐだぐだになってしまったな…。もちろんコンピュータは必須の手段である,ということは間違いない。

午後は情報教育・教育の情報化のセッションに出たのだけど,「情報基礎教育」「リテラシ」という言葉がオフィスソフトのことを指しているようで,やはりどうかと思った。パネルでもしゃべったけど,「オフィスソフトの操作を教えるなんてムダ」という声と「オフィスソフトくらい使えるようにしてもらわないと」という声の両方があるんだから,こちらはどうしていいのかわからない。何が「最低限必要な技能」なのかも人によって違ったまま,話がなされていて気持ちが悪い。

・会場で,久しぶりな人に会った。彼の本拠地は別の学会だと思っていたのでびっくりしたが…。今日は学生さんの発表で,明日が自分の発表らしい。インタラクションか…私はプログラミング教育のセッションに行くから,見られないが。

・夜はパソコン通信時代からの友人に会った。直に会うのは初めてなのだが,普段からネットで話してる分,近い距離で話せたと思う。

・これで仙台に来てするべきことは全部できたかな。明日は気楽にしていよう。

コメント(5)

もうひとりの中西 wrote at 2013-03-08 07:34:

「オフィスソフトの操作」の定義を明確しないと議論がかみ合わないと思います。例えば大学生については、「Wordのアウトラインとスタイルを使いこなし、図表目次も自動生成でき、校正機能が使えるレベル」とか「Excelなら相対・絶対参照の使い分けとvlookupが使いこなせるレベル」とか。
私は、Microsoftの手下になるのが嫌で、大学1年生に10数年間はTeXとOpenOffice系を教えてきましたが、ここ数年は割り切ることにしました。

もうひとりの中西 wrote at 2013-03-08 07:39:

Facebookのほうに同じ内容を書きましたので、さきほどここに書いた内容は捨てて下さい。

もうひとりの中西 wrote at 2013-03-08 07:42:

あ、こっちで公開することで別のコミュニティの人達の間で議論ができるなら、公開して頂いてもなんら問題ありません。

生田 wrote at 2013-03-08 10:29:

パネルディスカッション、お疲れ様でした。
参加できなかったのが残念です。

スライド10枚目の
・「根拠」つきの「情報モラル」
は情報科の大きな課題だと思います。
これについての話や質疑応答はどうだったでしょうか。

http://watayan.net/doc/20130307/20130307ipsj.pdf

わたやん wrote at 2013-03-08 12:06:

中西先生に指摘いただいた点については,Facebookの方にコメントしました。人の使ってる言葉の定義がいまいちだということを問題にするからには,こちらもちゃんとしなきゃいかんな,と。

生田先生が課題だと指摘してくださってる点は,なんとかなってくれないかなあと思っています。危なそうなことを避けることが情報モラルじゃないんだと言いたい。この点について,会場では特に話題にはなりませんでした。

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2013.03.06 (Wed)

情報処理学会#75初日

・そんなわけで東北大学山内キャンパスに。午前中はLMSと教育実践のセッションをうろうろ。昼の講演はパスして,締切のせまった原稿と明日の準備。空き教室で情報カード並べてごちゃごちゃやってた。

・午後は著作権改正に関する講演(ACCSの太田輝仁氏)。前半は著作権法の解説で,授業で話してる内容がそんなに間違ってないことを確認。後半は昨年の改正の話だが,思いのほか誤解が多いらしい。いろいろ外で話せない内容があったりとかもにょもにょ。

・さて,今日は懇親会が終わったらそのままホテルだけど,明日の準備があるから落ち着いて眠れるかなあ。数日前から,かみさんに「緊張してる?」と何度も聞かれたのは,行動にあらわれてたんだろうな,きっと。

コメント(2)

だきわ wrote at 2013-03-07 09:17:

ホテルのベッドはどうでしたか?

わたやん wrote at 2013-03-10 20:00:

けっこう快適でした。2日とも4時半に目が覚めたのだけど,深く眠れていたように思います。

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2013.03.04 (Mon)

情報入試フォーラムまとめ

・既にまとめていただいたらしい。

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タスクがたまる

・昨夜の夜行バスで東京から戻ってきたわけだが,明日の夜にはまた夜行バスで今度は仙台へ。情報処理学会全国大会のイベント企画に出席するため。その準備とか,別件の原稿とか,締切に追われている。でも一つずつこなしていけるめどはたった。1日に二つ仕上げるというのは絶対無理だけど,明日原稿の仕上げをしてからパネルで話す内容の準備をして,明後日そいつを仕上げればいいかな,と。バスの中でどうせ時間があるから,何かしておきたいな。

コメント(1)

だきわ wrote at 2013-03-05 07:32:

なんだか凄い人たちばかりだねえ。

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2013.03.03 (Sun)

情報入試フォーラム

・情報入試フォーラムということで筑波大学の文京校舎へ。模擬試験をどうするかは,4月すぐのところで考えたい。いざとなれば団体受験を考えてもいいかもしれない。生徒の反応を見てみたいところだ。

・個別試験の話とかパネルディスカッションを聞いてつらつらと考えていた。情報の受験勉強ってどんなものになるんだろう。個別試験ではある程度,独自性というか逸脱というかそういうものが許されているところがある。「音大の試験が高校の音楽の教科書で間に合うなんてことはないだろう」と誰かがたとえていたが,そういう面が情報にもあるのは否定しない。自分で勝手に勉強してるのが当たり前で,そうでなければ土俵にものぼれないという世界。それはそれでいいんだけど,でものぼりたくなった人が道を探せるということではあってほしい。

・一方で,センター試験がどうなるかというと,おそらく指導要領なんかでガチガチに縛られるんじゃないのかなと思ったりする。それはそれでアリなのかな…かえって誤解を生むことにならないのかな。だんだんわからなくなってきた。

・twitterでそれなりに呟いたので,誰かがまとめてくれるだろう。

コメント(2)

tss wrote at 2013-03-05 12:13:

「自分で勝手に勉強してるのが当たり前で,そうでなければ土俵にものぼれないという世界。それはそれでいいんだけど,でものぼりたくなった人が道を探せるということではあってほしい。」
この折り合いが難しいなぁ。基本、私のゼミの場合は「やりたいです」という人はお断り。本当にやりたい人はすでにやってるはず。

わたやん wrote at 2013-03-10 20:04:

大学生にもなれば,「やりたいです」って言って口あけてるのはどうかという気がします。高校生までなら,手を引いてもいいかなと。
情報の学部での個別試験ならいくらでもハードルあげていいように思うんですが,センター試験では難しいでしょう。

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