不定期戯言

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2011.06.07 (Tue)

コンピュータが仕事を奪う

・日曜日に買った『コンピュータが仕事を奪う』(新井紀子著,日本経済新聞出版社)を読んだ。大筋の話はだいたい予想通りで,私の考えている通り(コンピュータの下働きという仕事についてはそれほど考えていなかったが)。それでも,なんとなく考えていたことを明確に文章化してもらえたことが収穫だと感じる。しかし,この「みんな(というか大多数の人が)数学とかITとか統計とかで得られるものを根本的に勘違いしてるんじゃないのか」という思いをどこに持っていけばいいのか。

・ついでといってはなんだが,学校で学ぶ科目は理系・文系に分けられがちだが,実は論理系・暗記系に分かれるとか暗記や帰納が苦手すぎて,演繹で何でも処理しようとしたがるのが数学者にありがちなパターンとかいったことにはうなずかざるをえない。

コメント(7)

tss wrote at 2011-06-08 02:11:

ケインズがテクノロジー失業を予言していましたね。
コンピュータは人間の思考を拡張してくれるものと期待していたのに、その逆へ走っている気がしています。

だきわ wrote at 2011-06-08 05:59:

いつもながら本のチョイスに脱帽。
最近買うのは他人から勧められたものばかり。

さとう wrote at 2011-06-08 09:13:

僕もこないだ買って読みました。
内容に100%賛成というわけではありませんが、題名以外には敢えてケチをつけないことにしています。

だきわ wrote at 2011-06-08 09:15:

注文だん。
でもアマゾンで注文したって事は、リアル本屋の仕事を奪っているってことか……。

わたやん wrote at 2011-06-08 10:39:

なんとなく,今から読もうとしている「コンヴィヴィアリティのための道具」に対して,自分の考えを補強できるような気がして入手しました(何度も手にはとっていたのだけど,買うに踏み切ったのはそういう理由だと思う)。
新井さんの以前の著書「生き残る…」「ハッピーに…」から一貫した主張はあると思います。本は著者との対話(といってももちろん脳内ですが)のためにあると思っているので,賛成できたりできなかったりするのが楽しいですよね。

前野 wrote at 2011-06-08 17:13:

「数学とかITとか統計とかで得られるものを根本的に勘違いしてるんじゃないのか」という思いはまずはここに書いてみればいいのではないですか。

演繹といったって、なんらかの前提は必要なわけで、ゼロから生まれることはない。

わたやん wrote at 2011-06-09 09:49:

どうやってこの本を職場にむけて「翻訳」するか…ということを考えていたのですが,途中の様子でもこういったところとかtwitterに書けばツッコミがいただけるかもしれないので,そうしようかなと思います。ぼちぼちと。

演繹は0からは生まれない,それは認識しています。その前提部分をいかに減らすかの考察に多くを費やしたのが学生時代でした。そのため,記憶(特に量的な点で)を鍛えなかったことが,今になって響いてきています。両方それなりにやっといて,その上で演繹が強くなっていればもっと力が持てるのになあと。まあ愚痴をいっても何も進展しないので,ぽつぽつとやり直しています。
#若かったのよ,やっぱり。

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2011.06.05 (Sun)

名古屋マインドマップ普及会 vol.2 読書会

・名古屋マインドマップ普及会の読書会に参加。積ん読を処理するきっかけがほしい,というのが参加の動機。講師は大岩俊之さん

・最初は本の表紙・裏表紙・帯・目次・まえがきといった情報だけでマップを描いてみる。目次・まえがきは本屋で本を選ぶときに必ず目を通すところではあるが,マップにしてみると組み立てがよくわかるし,どこを重点的に読めばいいかの見当もつけやすくなる。もちろん所要時間はそれなりにかかるから,これはあくまでも既に手元にある本を読み進める上での準備だ。私が使った本は「無宗教こそ日本人の宗教である」(島田裕巳著,角川書店)。

・つづいて,本の中身についてマップを描いてみる。先程のマップ作りで詳しく読みこみたいところは絞り込んであるので,その章についてまとめてみた。前のマップを描いた時点で自分が知りたいこと,考えたいことの目星はついているので,構成もわかりやすかった。いきなり中身のマップを描こうとするとなかなか取りとめがなくてやりにくいと常々思っていたのだけど,こういう風に二段階だったらやれるのだな。

・参加者の一人が,数学の問題の解説にマインドマップを使っているという話をしていた。そういえばこないだ数学の説明をマインドマップでやる動画が話題になってたっけな,と思って会話をしていたのだが,実はその動画の本人だったので驚いた。

教室で板書される数学の答案は直線的で,最終的にはその「表現」をしなくてはいけないのだけど,そこに至る「思考」は決して直線的ではない,そのことをうまく表現している動画だということで印象に残っていたのだ。実のところ,たとえば多段の場合分けなんかを,板書の直線的な表現で生徒が理解できるかというと,難しいんじゃないかと思う。直線的な解答はあくまで清書であって,そこに至る思考は放射的だ。我々数学に深く浸かっている者にとってそれは自然なことだと思うのだけど,それを伝える方法が…おそらく黒板に「模範解答」を書くだけではわからない者には伝わらない。

・そんなわけで,頭が活性化した気がする。そんなわけで,本屋で何冊か買い物。

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2011.06.04 (Sat)

中部日本卓球選手権大会県予選

・ということで試合の引率。この大会では,ジュニアは高2までなのだな。で,本校のエース(2年生)がとうとう予選を勝ち抜いて本大会に進むことになった。こんなことは記憶になかったので,どうしていいものやらおたおた。動揺したせいか,帰り道を間違えて(試合会場は蒲郡)だいぶ遠回りをしてしまったようだ。

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文庫老 wrote at 2011-06-06 18:52:

逆に、午前中に全滅して、迎えにきてという電話をもらうのも何です。

わたやん wrote at 2011-06-07 09:39:

やっぱり行くからには,いくらかでも勝ち進んでくれた方が嬉しいです。

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2011.06.02 (Thu)

高野寛 in Tokuzo

・仕事を早めに抜けて今池のTokuzoへ。今日は高野寛のライブ。客席はぎっしり埋まっていて,なんとか最後列の椅子をゲットした。あわよくば左手を注視してコードを目視しようと思ってたのだけど,ここではムリだな。

・数分遅れてライブ開始。ひさしぶりに生で動く高野さん。「tide」発売のときのインストアライブ以来か。Tokuzoに来るのは11年ぶりとのことらしい。数曲終わるとパーカッションの宮川さんが登場。持ってきたのはタンバリン?…と思ったら,叩く位置によっていろんな音が出せる楽器なのね。なんだか不思議。そんなわけでそこからは「世界最小のロックバンド」による演奏。セットリストその1その2その3。「カメレオンポップ」収録曲から,かなり前の曲まで。

聴きながらいろいろ思う。「All over starting over」で「夜の海を走って月を見た」と同じBm7の押さえ方してるのかなとか気にしてみたり,「アトムの夢」の間違いは認めようというのは科学の基本だと改めて思ったり,「kurOFUne」のあの子は今も夢みてる/荒唐無稽な夢みてるというフレーズでなぜかほろっとしたり。

ふと思ったんだけど,やっぱりギターうまいな。嫌味がないきれいな音。

・終わってからライブ限定CD(未発表音源)を買うと,サイン会の番号札を渡された。CDのジャケットにサインしてもらいつつ,「ずっと前,妻がMIDI音源にサインしてもらったんですよ」と写真を見せたりとか。間近でみると…全然余分な肉がないって感じだけど,腕とかこんなに細かったっけ?

終わってから,同じテーブルにいた人たちと話が盛り上がって話し込んだ。こういうことがあるのも得三ならではといったところか。帰りの電車が何やら遅れて家に着いたのは日付が変わってから。いつものように体脂肪計にのったら20%を切っていた…これは嘘だ…。

妻がサインしてもらったMIDI音源

ライブが済んで

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2011.06.01 (Wed)

久しぶりのグラフ

・「はかるだけダイエット」は1日ごとの変化を見せてくれるのだけど,たまには長いスパンのも確認しておいた方がいいだろうということでグラフにしてみた。思ったほどは減ってないかな。

グラフ

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2011.05.25 (Wed)

PENとドリトルのdebパッケージ

・しばらく更新をさぼっていたが,重い腰をあげてdebパッケージを更新。PENは1.19 p3,ドリトルは2.2。

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2011.05.21 (Sat)

OOとドキュメント

・職場では,データ処理をPerl,サーバプログラムをC++,クライアントをC#,趣味ではAndroidアプリをJavaで書いている。Perl以外はそれなりにOOを意識しているつもり。なまじっか似ているところがある言語な分だけ,違いに戸惑うことも多いのだがそれはそれ。で,本当にOOで良かったと言えるのはたぶん人にプログラム(のソース)を渡すときなのだろうけど,胸をはってそういえるためにはドキュメントをもっと書く気にならないといけないような気がしている。ドキュメントといってもワープロで書くようなものでなく,たとえばhoge.ccを読まなくてもhoge.hを読めば使えるというようなその程度のもの。

・どうしてこんなことを書いているかというと,最近「ああ,こういう処理に合わせてクラスを直さなきゃな」と思ってソースを読んでみたら実は既にその状況を想定したものになっていて「○ヶ月前の俺すげー!」と思う一方で,ソースを読まないとそのことに気付けないってどうなのよ,という反省もしたということ。ソース読んでる時点で実は二度手間なわけで。

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Kaz wrote at 2011-05-23 12:53:

実装もヘッダーに書く。これ最強。(笑)

実装とインタフェースを別のファイルに書かないといけないのがC++の弱点だと思う今日この頃。

わたやん wrote at 2011-05-23 23:16:

たしかに,C#・JavaとC++はその点が異なってきますね。私は別の方が気楽なのですが,Javaとかはちゃんとした書き方をすればちゃんと読んだりジャンプしたりしやすくなるんですよね,たしか。ずっとvi系で書いてたので,なかなかそういうのに慣れません。

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GridViewからRelativeLayoutへ

・Androidでつくっているアプリは,GridViewだと周囲の余白をどうやって除去していいのかわからないので,結局RelativeLayoutで書きなおした。marginとかはLayoutParamsに指定するのね。Viewに対して直接指定できない…のはまあそれはそうか。さて,これで肝心のデータの方に着手することができる。

・実はもう一つ冗談アプリのネタを思いついた(毛ではなく)。これはいかにもAndroidらしいもの(iPhoneでもやれるけど)。

イメージ

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2011.05.18 (Wed)

結局XmlTextReader

・昨日は「SAX for .NETを使おうか」ということを書いたが,試験監督をしながら考えを練りなおしたら,普通にXmlTextReaderやXmlTextWriterでいけるようだ。もっとも,読み込みについてはサーバでexpatを使って書いたコードを参考にしたが。最後にはまったのは,空要素を読んだ時にXmlTextReader.ReadがEndElementで止まってくれないこと。ElementのところでisEmptyElementをチェックしてしのいだ。まだ大きい文書がいけるかどうか試してないので確かではないのだけど,これでうまくいけば,あとはひたすら具体的な実装を書き上げるだけの,ある意味退屈な「仕事」になる。

・もちろん試験監督をしながらだから,オフラインで考えていたのだった。こんな風にキーボードやディスプレイの前を離れた方が,考えが整理できることはよくある。たぶんどんな仕事だってそうだろう。

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2011.05.17 (Tue)

児玉清さん逝去

・娘からのメールで,児玉清さんがなくなったことを知った。こうなる前に,アタック25に出場申し込みを一回くらいしてみたかったな。

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