不定期戯言

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2014.03.14 (Fri)

再放送

・情報処理学会の全国大会は昨日で終わり。今日と明日は東京学芸大学でCE研。おおお,PENのOpenBlocks版か(でも実はほとんど独立しているらしい)…と感激したり,やはりプログラミング関係の発表は興味をひかれる。それはそうと,吉田智子先生にお会いするのは何年ぶりだろう。

・プログラムにはないのだけど,今日の最後に先日の全国大会での講演を再演することになった。こちらでもわりと好評でほっとした。

教科書の範囲を逸脱することを求めているわけではない。結果としてちょっとはみ出すくらいのことはあっても仕方ないよね,って考えようよ,という感じ。

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2014.03.13 (Thu)

B&B

・昨日,下北沢のB&Bという本屋に行ってみた。『本の逆襲』ともう一冊どれかの本で,ここの話をしていたから。本棚ごとにテーマがあって,そこにそれぞれの本を置く文脈があるように思われた。何度も汗をふく。私は本屋で興奮すると激しく汗をかくのだ(トイレに行きたくなるというのはよく聞くが,それと同じなんだろうか…何かが活性化しているようだ)。

・そんなわけで本2冊買って,ビール一杯飲んで帰ってきた。のんびりしていると村上版「キャッチャー…」を買いそうになったので。

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2014.03.12 (Wed)

情報処理学会第76回全国大会(2日目)

・お役目は終わったのでどこをふらふらしようかと思っていたら,玄関を入ったところで高岡先生に声をかけられたので,そのままふらふらとイベント企画「学会へ行こう!若者の夢を実現できる場所」へ。私は戸籍年齢的にはあんまり若手っぽくないかもしれないけど,この学会への関わりということでいえば若手というかひよっ子だ。パネルディスカッションではたとえば実績を学会のような社外に作っておくことは転職の際に有利だとか,いくつかの提案があった。研究とか発表というようなしっかりした関わり方もあるのだけど,私みたいなライトな立ち位置もありだよな,とか思ったりする。

・数学の教員として生活していれば,学会というものと関わることはたぶん無かった。情報の教員として力をつけたいと思ったときに,そこに手を伸ばそうとしている人たちとコンタクトが取れたことはとてもラッキーだったのだけど,それは情報処理学会(あるいはその中のCE研)というベースがなければありえなかったことだろう。

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PenFlowchart for JavaScript 1.06

・ソースは数行書き換えただけ。「HTML保存」ボタンを押した初回だけ,そのままブラウザで読み込むことにした。

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2014.03.11 (Tue)

情報処理学会第76回全国大会

・いつものように夜行バスで東京へ。イベント企画「大学入試における『情報』入試のあり方と可能性」で講演とパネリストをすることになっている。喫茶店で半年以上かけて書きためた情報カードをながめつつ,ノートに書きなぐり。それを元にスライドを作りつつ,さらにメモを書き足し。事前に何度か声を出さずにリハーサルしてみたのだけど,やってみると予定時間を少し過ぎてしまった。内容は…そんなにきついことを言ってるつもりはないのだけど,「勉強しない教員は去れ」とは言ったつもり。スライドはいつものところに置いておく。

・そんなこんなで燃え尽きて宿に。安いところに連泊なのだけど,思ってたよりきれいなところ。壁は薄くて,隣の人が外国人らしいことはなんとなくわかったけど。

・午前のセッションに出るはずだった中野氏は,事故渋滞で間に合わず,東京に着くとすぐに飛行機で帰ったらしい。一歩間違えば自分もその立場になっていたのかもしれない。

コメント(5)

M. Nakanishi wrote at 2014-03-12 06:38:

力のはいったわかりやすいプレゼンでした。ほとんどのご主張に同意します。
なお、去れというメッセージは感じませんでしたが、私が高校現場にいないからかもしれません。

わたやん wrote at 2014-03-12 13:54:

そう言っていただけて,ほっとしました。めちゃくちゃアガりまくってたので。でも言おうと決めていたことはだいたい言えました。
試験のための試験になってしまうとか,そういうつまらない方向で固まってしまうのは嫌だなあと思います。数学なんかはそういう側面が実際にあると思いますし。

久野 wrote at 2014-03-12 20:24:

いちばんウケたのは「高校教員の意見は聞くな、無視せよ」でした(w

jada wrote at 2014-03-23 14:39:

いつものところのスライドに反応したい。
KBは1024バイト?1000バイト?
情報の科学の5冊のうち4冊がキロを1024倍と説明している。
SI単位系の記号をこう使うのは間違いと思い、かなりの時間を
使って調べたのに、周りの関心は薄くて、ここで出会えたのは
とても嬉しく思います。
こんなのはまだまだありそうです。
「学校用」の情報って、どっちのことですか。

わたやん wrote at 2014-03-23 18:06:

詳しく言えば,問題をつまらなくするような高校教員の意見を聞くな,ということだったのですが,言葉足らずでした。

1024(だけ)になっている教科書があることは私も不満です。このまま「学校用の情報では1024で計算する」という「暗黙のルール」が作られてしまうことになってしまうとしたら,それはさらに困る気がします。

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2014.03.10 (Mon)

XPなき後

・Windows XPのサポートがもうすぐ切れる。パソコンを買い換えられない人のために「Linuxどうですか」みたいな話をよく見かけるけど,ディストリビューションのサポートだっていずれ終わることには違いがない。そういう点では,実はDebianのunstableを使っておくのが一番安心なんじゃないかと,ふと思った。

・いや,もちろん冗談ですよ。

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Koshian wrote at 2014-03-11 17:46:

Debian の aptline を "stable" にしておくのがもっとも安全、という話を昔してる人がいた気が。wheezy とかではなく stable なら自動でアップグレードされるからw

わたやん wrote at 2014-03-11 21:08:

stableが変わったときの急激な変化に耐えられるか,という問題があるんですよね。もちろんunstableではそれが予告なくありえるわけですが。

jada wrote at 2014-03-12 13:54:

squeezeからwheezyまではtestingでした。stableとunstableの間です。概ね快適でしたが2度ほど支障のあるまま1週間ぐらい修復をまつことがありました。あるとき突然gnome3になってユーザーインターフェースが激変しました。おとなしく現行のstableであるwheezyにしておくのが吉かと、現在はそうしています。
windowsに戻れない体になっていますが、XP時代のPCにwheezyに入れ替えるのは性能不足で重くなる気がします。

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2014.03.09 (Sun)

話し言葉の日本語

・修学旅行の空き時間に読もうと思って本を数冊持っていったけど,結局読めたのは平田オリザと井上ひさしの対談『話し言葉の日本語』だけだった(それも飛行機の中でしか読めなかった)。この二人だから演劇のことが話の中心になる。私は演劇や文学の良し悪しをわかる力がないので,彼らの言うことが本当にはわからないのだけど,それでもいくつか思い入ることがあってページの隅をだいぶ折った。週明けの情報処理学会のイベント企画で話すことへのヒントもいくつかもらえた。

・(井上)日本人が不幸なのは,古いものと新しいものがあると,いつも新しいものを全員で追いかけていく。また,新しいものがダメだと,今度は古いものがいいという。つまり,どっちかがいつもダメだと判断してしまうことなんです。じつは,いちばん大事なことは,古いものと新しいものとのはげしい競争のうえに立った共存なんですね。

というのは私も同感。しかしそれは決して「古い」「新しい」の対比だけではない。別の回では1999年の日経に掲載された「揺れるニホンゴ」という記事の

  • 乱れた日本語をただす責任は文芸家にある
  • 日本語と日本文学を区別すべし

という二つの意見を紹介して,対談している二人は後者に異議を唱えているのだけど,これにしたって「どっちかがダメ」としてしまうことが一番いけないと私は考えている。伝達のための日本語をもっと訓練すべきだというのが私の主張ではあるのだけど,それだけやっていたのではダメだとも言いたいのだ。もちろんその程度のことはわかった上で二人は話しているのだろうけど。

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2014.03.08 (Sat)

ゴーストライター

・音楽の世界で話題になっている件はどうでもいいとして,普通の書籍の「ゴーストライター」については今年の情報の授業でも話をした。佐々木俊尚氏のブログ(個別の記事にリンクしたいところなのだが)の「書籍のゴーストライターというエコシステム」という記事に書かれているような話(といっても,具体的な事例を知っているわけではないのでざっくりと)。本一冊にもなる文章なんて,素人が書けるわけがないのだから,こういうシステムで本が作られていることはまったく隠す必要がないと思っている。

・そのブログ記事へのコメントをtwitterで佐々木氏がRTしていて,その中にはこのやり方に否定的な意見もあるようだけど,私はむしろ賛成する。そりゃ本人がいい文章を書ければそれに越したことはないのだろうけど,それはとても難しい要求だ。誰かが世に出したい考えを持っていて,でも10万字の文章にまとめる力(あるいは時間)がない場合,そこで本人が書けないからという理由によって「本」の形で出版する道が閉ざされてしまうなら,読者にとっても損失になるかもしれない。同記事では「著者」と「ゴースト」と「出版社」の三者にwin-win-winの関係が成り立っているというが,そこに読者も含めていいのではないか。

コメント(3)

のぐー wrote at 2014-03-09 02:33:

著作権法違反(しかも民事じゃなく刑事罰のほうに該当)という指摘がありますが。
著作権法121条 著作者でない者の実名又は周知の変名を著作権者名として表示した著作物の複製物を頒布した者は、一年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処す

わたやん wrote at 2014-03-09 08:50:

これが親告罪でないことに驚きました。

わたやん wrote at 2014-03-09 08:56:

たいていの本はゴーストじゃなくても編集の手が入るわけで,どこまでがゴーストでどこまでが編集なのかという明確な線を引くのは難しいと思います。対談なんかでも,そのまま文字起こししたら読める文章にはならないから,必ず編集されますし。

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2014.03.07 (Fri)

修学旅行第4日

・今日が最終日。疲れてたり夜ふかししてたりしてるんだろうけど,朝食にはちゃんと全員来ているので安心。今日は首里城とひめゆりの塔。ひめゆりに行って思うのは,戦争で戦死者の数がどうこうという話があるけど,その一人一人が顔や名前を持っているのだよなあということ。

・そんなこんなで飛行機にも無事に乗り込んで,大きいトラブルなく帰ってこられた。疲れた。今日はゆっくり寝よう。

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2014.03.06 (Thu)

修学旅行第3日

・民泊に行っている生徒たちと顔を合わせるのは昼。そんなわけで午前中は自転車で島を一周してみる。

・午後はバスで佐喜眞美術館。壮絶。基地にまつわる怒りに生で触れると,それほどわかってはいなかったのだなあと思わざるを得ない。そのあとはホテルに荷物を下ろして国際通りでの自由行動。あちこち楽しんでいる様子。「こっちの一本入ったところのお店なんですけど,こっちの方あぶなくないでしょうか」という生徒がいるのでついていったりもする。実際にはそんな気にするようなところでもなかったのだけど,警戒心を持つことは悪くない。

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