所用で昨日から東京にきていた。普段は深夜バスを利用することが多いのだけど,予約がとれなかったこともあって朝一のバスを利用。比べてみると,ちゃんとしたところで眠れている分だけ楽な気もする。
カプセルホテルを7時に出て…秋葉原でこの時間というと飲食店くらいしかないので,前回同様湯島天神に行って絵馬なんかを納めてみたりする。
がんばって時間をつぶして伊東屋で買い物をした後,某氏の薦めにしたがってソニーのショールームに展示されている有機ELテレビを見物。うん,これは彼が絶賛するのも無理はない。液晶と違って斜めからでもはっきり見えるし,こんな鮮やかな発色だとは思わなかった。
そんなわけで,バスの中では居眠りをしつつ読書ができた。行きは「情報を学び直す」(石井健一郎著,NTT出版,ISBN 978-4-7571-0211-8),帰りは「オープンソースの逆襲」(吉田智子著,出版文化社,ISBN 978-4-88338-368-9)。
「情報を学び直す」は伝達ということを中心に据えて,工学寄りの立場で情報とコミュニケーションの基本的な考えを説明している。高校生にはブルーバックスのような読み物として読ませるとちょうどいいかなと思う。
「オープンソースの逆襲」は序文で三輪吉和氏の
オープンソースの本当の良さは,「論よりリスト」と言われるようにもっとも基本的な情報を公開した上で,過去の履歴,失敗,成功を包み隠さず議論できる点にある。
という発言を引いている。なるほど,これがオープンソース文化を知らない人の中では息苦しい理由か。この本で子供たちが,「お客様」を脱却するおもしろさを知ってくれればと思う。どちらも図書館に推薦してこよう。
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