不定期戯言

戻る

« | 2024 | Jan Feb Mar Apr May Jun Jul Aug Sep Oct Nov Dec | »

古いページ 新しいページ

2012.06.15 (Fri)

プレゼン作成中

・例によってbeamerで作成。verbatimがなんだかうまくいかないなあと思っていたのだが,回避方法があったのね。frame環境にオプション引数でfragilecontainsverbatimをつけるのか。

コメント(0)

コメントの受付は終了しました。

2012.06.14 (Thu)

行列

・高校の新課程に行列がないことについて,togetterにまとめが出ていたので読んでみた。ずっと前から決まっていたことをなぜ今頃騒いでるんだという気はするが(大学教員の中には今頃知った人もいるようで不勉強甚だしいが),それはそれとして。

・いろいろな視点があるのは当然なのだが,今まで自分たちが積み上げてきたものをどうするという話が多い。たとえば高校教員や予備校講師は,入試問題に対応するためにはどのような内容までを押さえておかなくてはいけないという目安を(わりと共通の認識として)持っていて,それを教えきることを考えている。大学の先生方は,自分の担当する分野を教えるための前提が教えられているかを気にしている。共通していえるのは,今までやってきたことへの加除で考えているということだ。

大学入試に対応する数学や物理は妙な制約に合わせて特異な進化をしてきた。たとえば行列にしても,2次の正方行列に特化した「技法」だらけだ。おそらく今までにも新しい問題は提示されてきたのだろうけど,そのたびにそれを包括する「技法」にまとめられてきたのだろう。そうなってしまった後は,単なるパターン演習だ。

・個人的には,一次変換を絡めずに行列を扱うんだったら,扱いをやめてしまってもいいと思ってる。

コメント(2)

tss wrote at 2012-06-16 21:58:

大学の線形代数でいいんじゃないしょかね。高校じゃ、おっしゃるように操作(技法)を覚えるだけの受験勉強にしかなっていないと思います。

わたやん wrote at 2012-06-27 23:03:

正直いって,私自身も「自分が習った(あるいは一番深く勉強した)」カリキュラムでの行列の扱いに囚われているのかもしれません。あれも技法だけで済ませることができたんだろうけど,私はそれなりに深く思考した。現行の数学での行列も同じように,一次変換を欠いた状況で同じように深い思考ができるのかもしれません。でも私は「欠いた」という言葉を使ってしまったことにも顕れているように,それを実現できていません。

コメントの受付は終了しました。

2012.06.13 (Wed)

R&Rトリートメント

・天気がよくないこともあって週明けから鬱の具合が良くなかったのだが,今日は音楽を聞いていたらずいぶん調子が良くなった。やっぱり音楽は効くなぁ…って,違うやん。昨日はウォークマンを引っ張りだすことさえできなくて,今日は音楽を聞けるくらい調子がいいということ。因果が逆だ。

コメント(2)

たろ wrote at 2012-06-16 00:44:

お天気で気分も体調もすごく変わりますよね。
季節うつなんて言葉があるくらい。
蒸し暑いのが苦手な私は、これからの季節を思うとぐったりします。

わたやん wrote at 2012-06-16 06:19:

日照時間の影響はかなりはっきりとあります。

コメントの受付は終了しました。

2012.06.12 (Tue)

PenFlowchartをエゴサーチ

・といっても,名前やハンドルを検索するのは飽きたので,PenFlowchartを検索してみた。

・先日ePubにしたいと思った文書があって,作り方を探していたらReVIEWというのが見つかったのだけど,検索するのに困ってしまったことがあった。これはreview kmutoで探すのが正しいということらしいのだが,同じことはRPENについてもいえる。一般的な名前すぎて,検索を絞り込めないのだ。その点PenFlowchartは検索しやすい。

・一番多くひっかかるのは私のブログで,それ以外には使っていただいた方のいろいろな投稿が見つかる。しばらく眺めていたら,PENとPenFlowchartのことを取り上げている卒論(九州工業大学)を見つけた。DNCLの処理系をRubyで作ったらしい。PENがDNCLを拡張してしまっているのでそのままセンター試験の問題が実行できないとか,PenFlowchartはelse-ifがないとかの指摘は正しいと思うけど,PenFlowchartが「|」を省略してしまっているというのは誤認だ。(私が見落としているところをのぞけば)PenFlowchartが生成するプログラムは「|」でインデントされているし,これがなくてもプログラムが動いてしまうのは実はPENがそうなっているからだ。

それはともかくとして,あえて言語を拡張せず,仕様の通りに実装するというストイックな試みは評価されて然るべきだと思う。初学者のための配慮もいくつかの点でなされており,実物に興味がもたれる。

たとえばPENは変数宣言を省略できるけど(定義ファイルを編集すればいい),PenFlowchartでは省略できないというのは私の考えによるものだ(1ファイルで実行できるようにしたかったから定義ファイルを置きたくなかった)。ソースは公開しているのだから,変えたい人は自由に変えられるのだけど,一般の人にそれを望むのは酷だろう。

コメント(3)

rn_magi wrote at 2012-06-13 03:20:

卒論を読んでいるのですが PEN のことを全然わかってない…
それに拡張しているから非互換だというのもおかしい。
拡張している部分を使わなければいいだけなのに。

だきわ wrote at 2012-06-13 13:59:

多分Webサイトを脚注に書いて参考文献がわりにしてますね。
もう少し下調べして欲しいですね。ちょいと書き方にも問題あるかな。

わたやん wrote at 2012-06-13 17:05:

たぶんPENでセンター試験の問題を実行するときに引っかかるのは配列関係だけじゃないかな。

コメントの受付は終了しました。

2012.06.11 (Mon)

PenFlowchart 2.4再リリース

・PENが1.19_9になったことに対応。sqrtに関するバグフィックスということらしい。パッチはずいぶんな行数だった。PenFlowchartの側は何ら変わってないのでそちらのバージョン番号は変えていない。ただ,この際ということでzipの方もPENのバージョンをファイル名に含めることにした。公開はいつもの場所で。

・PENのDebianパッケージも1.19_9に更新した。

コメント(0)

コメントの受付は終了しました。

2012.06.10 (Sun)

スマホ対応

・といっても「すまないがホ(ry」ではない。このブログをスマホで見ると小さい字になってしまうことが不満なので,なんとかしたいと常々思っていた。そこで適当にぐぐって,head要素のmeta要素でviewportをwidth=device-width, initial-scale=1.0指定することにした。あとはuser_agent()を見てスタイルシートを読み替えるようにした。今のところ確認のために背景色を変えてある(パソコンだと#FFC,スマホだと#CFF)だけだが,今後何か気になることがでてきたら適宜書き換えることにする。

コメント(4)

たろ wrote at 2012-06-11 00:54:

おお!見やすいです。
ありがとうございます。

だきわ wrote at 2012-06-11 08:24:

まだスマホ持っておりませぬ。
来月頭には機種変更しますので、楽しみにしております。
え、機種?ドコモでちょいとギークというかヲタクな機種です。
あ、JOJOじゃないです。

わたやん wrote at 2012-06-12 22:53:

これだけで,字が小さくならずに済むんだったら,あちこちに入れちゃおうかなと思っています。職場のWebサイトもスマホで見やすいものにしたいんだけど…あれはごそっとテンプレート変えたほうがいいんだろうなあ。
ヲタクな機種…あれかなぁ…

だきわ wrote at 2012-06-13 05:58:

最近そこの偉い人がひげを剃ったらしいです。>ヲタクな機種の流出元w

コメントの受付は終了しました。

2012.06.09 (Sat)

方向音痴

・試合の引率ということで蒲郡市民体育センターへ。車で19号から23号。何回か行ってるので,行きはスムース。100分くらいかかってるかな。しかし帰りは…また迷った。

・たぶん行きに通ってるルートがそれなりにわかりやすくてそれなりに近い,ベストに近いものだと思う(有料道路は使わないことにして)。帰りはそれを逆走すればいいだけのはずなんだが…なんだが…。よくわからないあたりを右往左往してようやく23号にたどり着く。不思議なのは,前回も同じように迷って,まったく同じところで23号にたどり着いたということだ。

・でも今回は国道23号を降りるところを間違えなかったのが,大きい進歩であったといえよう。

コメント(2)

たろ wrote at 2012-06-11 00:58:

23号の蒲郡側、よくわからないです。
迷います。
早く蒲郡まで開通すればいいのに。

わたやん wrote at 2012-06-11 16:02:

そういえば,蒲郡バイパスができるのだったかできてほしいのだったかみたいな看板があったような気がします。

コメントの受付は終了しました。

2012.06.08 (Fri)

(sinx)/xの極限

・(sinx)/xのx→0のときの極限と,x→∞のときの極限はまったく別物なのだけど,区別がついてない人っているんだなあ。この形だったら比較的大丈夫なんだけど,xsin(1/x)のx→0とx→∞になるとダメな人をよく見かける。

想像力が決定的に足りないのだろうと思う。そしてそれをどうやって鍛えればいいのか。もちろん授業ではそのイメージを伝えようと苦心するのだけど,たぶんそれってノートに残らないところであり,解答の「清書」に残らないものだから,彼らはスルーしちゃってるんじゃないのかなぁ…なんてことを思う。

・何年か前,学校の何かの文書の中で授業で一番大切なことは口伝されるみたいなことを書いた。そのことは何度でも生徒の前で言った方がいいんだろう。

コメント(2)

ほり wrote at 2012-06-11 01:01:

こんにちは。
おっしゃるとおり「授業で一番大切なことは口伝される」と思います。
繰り返し、繰り返し、また、強く印象に残るように言うことが伝授の根源かもしれません。
聞いた話ですが、小出監督はQちゃんに「3キロのところに穴ぼこがあるから気をつけて」と毎回言ったそうです。Qちゃんは、そんなことわかっているのに、なぜ監督は毎回同じことをいうのだろう、と思ったそうです。ところが、あるとき、監督がいませんでした。その時初めてQちゃんは、「3キロの穴ぼこ」を思いだし、監督が何度も言い続けた意味を理解したそうです。

数年前?「本」を書きたいと思ったことがありました。随分たくさん言葉を連ねました。でも、本当に言いたいことは文字に出来ない、文字にしても、肝心なことはやはり伝わらない、と身にしみてわかりました。
ひょっとしたらソクラテスが書物に嫌悪感を感じたのも似た理由かもしれません。
イマドキの生徒は、模試の「解説」を読むことを勉強だと誤解しているフシがあります。これが真の意味での勉強になり得ない理由は、自分で考えない、といこと以外に、解説は口伝になりえないから、と言うのもありそうです。

わたやん wrote at 2012-06-12 23:14:

Qちゃんの話はおもしろいです。言い古された表現だけど,「染みこんで」しまうんですね。
勉強会でいろいろな方の話を聞くとき,「本で読んであることでも,生で話を聞くとわかりやすいなあ」と感じます。私は本を読むことは著者との対話だと考えているのだけど,それはあくまでも自分の脳内仮想著者であって,現実の著者はやっぱり別のことを考えているものなのだなあ,と。

「解答読解」がダメだというのは某予備校の先生が書かれた「脱・解答読解」に詳しく述べられていて,私もあちこちで紹介しています。アレは勉強じゃないというのは同感です。解説は口伝ではないから…というのは考えていませんでしたが,その要素もあるのかもしれません。たとえば生徒は挙手したり発言したりしなくても,教師にフィードバックを送っています。教師はそれを受けながら話を調整していくわけで,いくら丁寧な解説プリントを作っても同じことはできません。

コメントの受付は終了しました。

2012.06.07 (Thu)

ブラッドベリ逝去

・といっても『華氏451度』しか読んだことがない。で,ふと思った。どうしてあの世界って本がダメなんだったっけ。どこか頭の中で『1984年』と混乱してるかもしれない。

・私には絶対に無理なんだけど,周囲を見てると記憶にたよって仕事をする人がよくいる。何年前のどの学年はどういう考えでどういう計画を立ててどういう結果に結びついた…とか。自分にできないことができていることをうらやましくも思うのだけど,どうして記録に残さないのかとも思う。文章に書くことによる「気づき」があるというのはKJ法(の文章化)でも小ざね法でも言われることだ。もちろん年度ごとにまとめの文書は作られるのだが,結論がどうであったかということばかりで,そこに至る考えの動きといったことには触れられない。そんな「死んだ」文書に残らないものをどうして残さないのかなあ。

・冒頭にあげた2作品は一度読み返した方がよさそうな気がしてる。肝心な「生きた」記録が残らないことについて考える助けになるかもしれない。

コメント(4)

だきわ wrote at 2012-06-08 00:20:

うちの組合の記録が実際感覚頼りの記憶だけであったことを思い出した。
ブラッドベリは大学のとき英語の授業で読んだっきりだなあ。
#担当の先生はチェスのインターナショナルマスターの人だった。

わたやん wrote at 2012-06-08 23:43:

記憶って,都合のいいように,あるいは悪いように変質しますからねぇ。

tss wrote at 2012-06-09 00:07:

為政者にとって市民はものを考えないほうがいいのですよ、、、
考えずにすむ娯楽を与えておけば平和、、、
ブラッドベリの洞察した未来はもうやってきていますね。

わたやん wrote at 2012-06-09 23:31:

教師が教室の為政者であろうとするなら,考えずにできる点取りゲームを与えておけばいいのかもしれない。

コメントの受付は終了しました。

2012.06.06 (Wed)

親元からの電話

・母方の伯父がなくなったとのこと。いろいろきついやり取りをしたこともあって,そのために鬱が悪化したこともあった。そのことをよしとはしないけど,彼が気遣いの人であったことは身にしみている。そんなわけで,少し無理をして(というか仕事に穴をあけて)告別式に行くことにした。

コメント(2)

たろ wrote at 2012-06-07 03:10:

いってらっしゃい。
悔いのないお見送りが出来ますように。

わたやん wrote at 2012-06-08 23:45:

ありがとうございます。そんなわけで挨拶してきました。いろいろあったけど,やっぱりかっこいいおじさんであったと,改めて思いました。
遺影もありがちな真正面向いて背景無地,ってやつじゃなくて,これがまたかっこよかったのだな。

コメントの受付は終了しました。

古いページ 新しいページ