不定期戯言

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2011.08.31 (Wed)

PenFlowchart 0.2リリース

・PENのプログラムをフローチャートから作る自作プログラムPenFlowchartのVersion 0.2をリリースしました。ロード・セーブができるようにしたというのが大きい変更点です。他にも変数宣言をテキストエリアの中に入れたり(PEN形式で出力してPENで読み込むより,直接コピペした方が早いと,西田先生からヒントを頂いたので),メニューをつけたりしました。

・データの拡張子はpenfですが,中身はXMLです。もっとも安直な形でXMLにするとこうなる,という風なので見たらわかると思います。まだバグが残ってると思いますので,気がついたら教えてください。

・あとは,フローチャートを画像として吐き出せるようになると,プリント作るのに便利なんだけどなあ。

コメント(2)

じょに wrote at 2011-08-31 21:51:

保存(別名保存も)するときのボタンが「開く」なのはちょっとドキッとします。

わたやん wrote at 2011-08-31 22:04:

あ,ほんとだ。次バージョンで修正します。ありがとうございます。

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2011.08.29 (Mon)

PenFlowchartリリース

・前に書いたPenのプログラムをフローチャートから生成するプログラムをhttp://watayan.net/progで公開する。まだセーブ・ロードができていないが。

コメント(7)

だきわ wrote at 2011-08-30 04:45:

リリースおめでとうございます。

じょに wrote at 2011-08-30 22:25:

ちょっと使ってみました。
イカしてますね!

じょに wrote at 2011-08-31 21:25:

DNCLとしてはいいのですが,PENで使おうとすれば,変数宣言が必要ですよね。
それはあとで(PEN上で)書き足すという前提でしょうか?

わたやん wrote at 2011-08-31 21:37:

ありがとうございます。

変数宣言はPEN形式ファイルを出力すればそこに追加されるのですが,西田先生から「PENにコピペした方が早い」とヒントをいただいたので,変数宣言もテキストエリアに追加したVersion0.2をリリースしました。ロード・セーブもできるようになりました。

じょに wrote at 2011-08-31 21:47:

DNCLとしてはいいのですが,PENで使おうとすれば,変数宣言が必要ですよね。
それはあとで(PEN上で)書き足すという前提でしょうか?

じょに wrote at 2011-08-31 21:48:

おぉ!流石!
早速試してみます。

じょに wrote at 2011-08-31 22:10:

おぉ!流石!
早速試してみます。

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Debianパッケージ

・いつもパッケージを作り始めるとき,何からしたらいいかが思い出せずに困ってしまう。そんなわけで自分用の備忘録。とりあえずdh-makeパッケージとか入れてdh_makeすればなんとかなるのかな。dpkg-sourceがバイナリの変更に文句言ってくるのはどうすればいいんだろう。逃げをうってorig.tar.gzをmake cleanで作りなおすようにしてしまったけど,ほんとうはちゃんとしたやり方があるんだよなあ。

・メニューへの登録がなかなかできなくて悩んでしまったが,*.desktopを登録すればいけるのだった。

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2011.08.26 (Fri)

PENに別のアプローチ

・本校ではPENでプログラミングをさせている。入力支援ボタンをきちんと使えば必要最小限のキーボード操作でプログラムが完成させられるのだが,インデントとかそういうのがわかってない生徒がせっかくの構造を壊してしまうことがある。そこで,フローチャートをマウスで作ったらPENのプログラムが作れる,というプログラムを作っているところ。現状のスクリーンショットは下の通り。PENのプログラムの書き出しまではできているので,あとはフローチャートのロード・セーブができれば完成かな。

スクリーンショット

コメント(5)

だきわ wrote at 2011-08-27 08:08:

すごぉい!

boiseweb wrote at 2011-08-27 10:42:

コラッツの予想ですかぁ :-)

じょに wrote at 2011-08-28 16:47:

授業で使わせて下さい。

わたやん wrote at 2011-08-29 00:09:

画像はとりあえず差し障りのないプログラムということでコラッツの予想です。 :-)

PENを使ってる他のところでも使っていただけるよう,公開の準備をしていますので少しおまちください。

わたやん wrote at 2011-08-29 22:39:

今日の記事に,公開したことを書きました。
http://watayan.net/prog/

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2011.08.22 (Mon)

遠征疲れ

・18〜20日はSSS2011で岡山にいて,21日は数学新課程勉強会ということで東京へ。今朝名古屋に帰ってきたけどへとへと…まあ岡山→東京,東京→名古屋の2連続車中泊がきつかったということなんだけど(特に岡山→東京は10時間の予定だったけど道路事情で11時間かかったし)。そんなわけでそれらのレポートはまた後日書くことにする。17日に書いたプログラムはなんとか作れそうなめどがついたので,さっさと続きを書きたいのだけど,今日は無理だ。寝る。

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2011.08.17 (Wed)

Drag and Drop

・ずっと思っている,作ってみたいソフトでDrag and Dropの処理が必要になりそうなので,適当にぐぐって見つかった@oshimajpさんのJava Swingによるドラッグアンドドロップの実装で写経をしてみた。ふむ,なんとなく雰囲気はわかる。この部分については書けそうだ。さて,データ構造とかちゃんとこれから考えよう。

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2011.08.15 (Mon)

全国高等学校情報教育研究会(続き)

・前に書きかけた分の続き。

・分科会はあちこちをはしご。最初は第1分科会(新学習指導要領にむけて)で「オープンソースを活用したネットコミュニティの授業について」(都立上野高校,能城茂雄氏)。新指導要領ではSNSなども視野に入っているのだけど,外部のサービスを利用するのはいろいろ問題がある。だったらポケットマネーや消耗品で買えるパソコンにDebianとか入れて,OpenPNEとかで生徒にいろいろやらせてみればいいじゃん,という話。時間があまったので最後にインストールのデモまでやったりして。Lennyにインストールする方法を彼がまとめたものがあるが,squeezeでもそんなに変わらないだろう。

「情報Aから情報の科学へ」(都立町田高校,小原格氏)。特にモデル化とシミュレーションについて。実教から出ている専門教科の教科書が役に立つとのこと。状態遷移図やPERT図もうまくやれば教えられるんだな,これらはコンピュータに関係なく持っていてほしい知識ではあるからなんとかしたいな。数式モデルについては,数学ではやはり手計算でやれることしかやらないだろうから,コンピュータ使って楽に計算することで,これも思考の一方法だと取り入れてほしい。そのためにはそんな複雑なモデルを考える必要はないんだよな,ということを実感した。そういえば状態遷移図は兼宗先生の講演にも出てきていたな。

第3分科会(情報の科学)にうつって「Script型言語を用いた情報の科学的理解」(石川県立金沢二水高校,鹿野利春氏)。HSPを使った実践。やっぱりイベントドリブンだと作ってる方も楽しいよな,うん。また,生徒に無理をさせないことも大事ではあるけど,教える教師の側も無理をして背伸びしすぎちゃだめだということを強調していた。本格的な言語だと習得も準備も大変なんだから,Scriptでやれるやつでいい,いまどきのパソコンはじゅうぶん速いんだから,と。

次の「暗号化鍵を指導する工夫」(山口県立岩国高校,山下裕司氏)も気になるのだけど,冊子でおよその概要はわかるので第4分科会(授業評価と育成)に移動して「教科『情報』で生徒たちに具体的にどのような力を身に付けさせたいか」(近江兄弟社高校,長谷川友彦氏)。まず,「操作は教えない」ということを強調した。これは2年前のブログへのtss氏のコメント

あと、どうしても操作の教育やるなら、絶対操作を教えちゃだめだと思ってます。操作は発見させなきゃいけませんね。

と同じ話。自分のやりたい操作がどういうことなのか噛み砕いた上で画面をよく見ればわかるはずだということ。また情報は「報せる力」だけでなく「報せられる力」もある,漠然と見ているだけでは正しい読取りができないことにも触れた。たとえばExcelのデフォルトのままグラフを作ってしまうとどんなことになるか,グラフができたところで安心してしまうのでなく,それがどのように読まれるかを意識することで正しい表現を選択させようということだ(このあたりは統計リテラシにも通じるか)。これは先に述べた「GUIは見ればわかる」の一歩先の話だ。見たままボタンを押せば一応の結果は出るけど,それが本当に自分の意図したものであるかを吟味し,必要ならば直さなくてはいけない。

「教科情報におけるe-Learning学習の効果と学力向上の可能性の検証」(兵庫県立西宮今津高校,佐藤万寿美氏)。Moodleをまっとうに使った実践。小テストとかもきちんとやったとのこと。クラス成績で1クラスだけやたらと点数の高いクラスがあったが,そこは満点3回以上で次の問題に進むルールを設定したため,反復回数がすごく多いということ。生徒にはおおむね好評なようだが,「疲れる」という意見もあったらしい。正解に至るまで反復できるのはいいが,それはそれで疲れるのだとか。

最後は第2分科会(社会と情報)に移動して「統計リテラシーを育成するアンケート調査実習の実践と課題」(名渓学園中学・高校,大貫和則氏)。アンケートの数字をなんとなく眺めてなんとなく傾向を見て終わるのでなく,検定まできちんとやろうというもの。もちろんその前の準備段階も企画書作りから始まってずいぶん時間をとっている。おもしろいと思ったのは,必ず2×2のクロス集計ができる形での仮説を作らせて作業していることだ。そうすることで統計的な処理の方法をまとめて教えることもできるし,他の班の結果を理解しやすくもなる。検定にはJavascript-STARを使用しているとのことだ。この方向で数学科と連携できれば,実り多い授業ができそうだ。

・閉会式で,参加者がちょうど256人だったとの発表があって,会場が沸く。次回は東京情報大学(千葉県)か。そのとき,愛知県の研究会はどうなっているだろう。

・ポスターセッションのことを書き忘れた。天白高校近藤氏の「楽しみながら学ぶ音のディジタル化」にあった,音をA/D変換して生数値を見せるというのはおもしろい。これをD/Aすることで誤差の話もできるだろう。

茨木高校八幡氏の「Webアクセシビリティ」で扱われた色覚の話は私も授業で知識としては話すが,実感させる方法がほしいなあ。

中央大杉並高校生田氏の「社会と情報に向けて今から準備すべき事」は著作権などについてより深い示唆を与えてくれた。

大阪学院大高校松本氏らの「論理パズルを利用した情報・総合の授業の展開について」はBITS PUZZLEを用いたもの。論理は本来なら数学で教育されるものだが,実は数学ではろくに論理を身に付けさせてはいない。単にストックフレーズに状況をあてはめさせることを繰り返しているだけだ。そう考えると,論理が本当にわかるのはアルゴロジックやこのパズル,詰碁や詰将棋のようなゲームでしかできないのではなかろうか。

コメント(5)

だきわ wrote at 2011-08-18 03:20:

何かいつの間にか世間が進んでいる感じ。
全然付いていけてない。
長谷川さんのいう「操作を教えない」はわかるなあ。
「操作を覚えればいい」って思っちゃうもの。

うちでちゃんとやれる日がくるのはいつのことか。
今やっていることの大半は国語なり公民なり総合的な学習の時間に振る内容が多い+それなりに僕の専門性を高める必要もあるから。

色覚については当事者がいないとわかんねえべさ。
近いのはモスキート音が聞こえる聞こえないってやつか。

だきわ wrote at 2011-08-18 03:29:

OpenPNEはインストール自体はそんなに難しくなさそう。リンク先のやつはPHPアクセラレータの導入がされてないような。PHPはアクセラレータ使えばもっと快適にできるはず。
「必ず2×2のクロス集計ができる形」か、これは学校の先生がアンケート取ったりするときに、絶対に「気にしない」ことじゃないか。

わたやん wrote at 2011-08-22 14:03:

PHPはいろいろチューニングできるんだろうけど,それはまあ必要になってからでいいんじゃないかな。もっとも,ここの話では生徒に一斉アクセスさせるのだからけっこう負荷はかかるのだけど。

2×2にするのは,仮説検証の意図をはっきりさせるということなのかな。なーんとなく項目決めて,なーんとなく数字読むだけのアンケートとは違うのだ,と。

だきわ wrote at 2011-08-26 10:54:

そうか、今はPHPのチューニングよりCPUとかメモリ上げた方がいいのか。
うちは非力なマシンだったので、アンケートの回答ボタンでDoS攻撃されて落ちちゃって、即アクセラレータ入れたんですよ。

わたやん wrote at 2011-09-01 17:16:

先日のWordBenchでは,やはりPHPやPHP上のソフトウェアやMySQLのチューニングは大事という話でした。

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2011.08.14 (Sun)

同窓会

・5年ぶりに高校の同窓会。80名以上の参加になったようだ。今回はちょうど直前にFacebookでだいぶつながりができたようではあったが,でも実際に顔を合わせてしまうとまあそんなこと関係なしに普通だ。この面子と会うと,異様に無防備になってしまうな。次は5年後でどうかとのこと,そのときにはかみさんも連れていきたいな。

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2011.08.12 (Fri)

もげろ

・東京ではあちこちでフライング発売されているという噂を聞いていたが,我が家には今日amazonから届いた。『中国嫁日記(1)』(井上純一著)。書きおろし部分とコメント以外はWebでほとんど読んであるのだが,改めて読むといろいろほほえましい。

・書きおろしは二人のなれそめ。うーん,ほんとに期せずしてうまくいった部分があるんだなあ。夫婦ってたぶん,この人じゃなきゃだめってことはないんじゃないかな。別の人だったら別の人なりに,また別の生活があるのだろう。だから「なんとなく」の部分が大事なんだと思う。よく婚活で相手に高い条件を要求してる人とかいるみたいだけど,あれはたぶん私の思っている「結婚」とは違うものだ。

コメント(4)

文庫老 wrote at 2011-08-17 22:43:

 過去を振り返って、もしあの人と結婚していたら・・・と想像しても、今と同じような生活しか思い浮かびません。 自分はもてないので、選択肢は限られており、その限られた選択肢の誰を選んでも似たり寄ったり。 ということに気がついたのは、結婚して何年か後でした。
 それはともかく、中国嫁日記は注文しました、 月さんのサイン入りなので、今月下旬に届くらしい。

だきわ wrote at 2011-08-18 03:33:

うちではなぜか禁書令が出ました。いや確かにその辺に放っておいたのも悪いけど。

わたやん wrote at 2011-08-22 13:58:

サイン入りか,いいなあ。ラジオも聞けなかったし…。

だきわさんとこの禁書は厳しいですね。オタリーマンとかもだめでしたっけ…ということは,オタク方面がだめ?

だきわ wrote at 2011-08-22 17:55:

ええと、今のところ、青年マンガ(モーニング、イブニング、アフタヌーン)が駄目です。 成年マンガではなく! それなりに自制して(エログロや島耕作は除いている)いるのに。
昨日何食べた?は今の所セーフ、うちの料理本の本棚に入れてあります。
オタク方面が駄目なら、ポケモンにハマっているうちの上の子はどうなるんだろう?アイ・カーリー(アメリカンな面白さ爆発な教育テレビで放映しているアメリカで大人気のホームドラマ)にハマっているうちの下の子はどうなるんだろう?

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2011.08.08 (Mon)

全国高等学校情報教育研究会

・第4回大会ということで大阪経済大学へ(8/5,6)。初日はまず兼宗先生の講演。マインドマップでメモを取りながら聞いていた。情報で教えている「仕組み」が「科学」に偏りすぎていて「技術」に及んでいないこと,仕組みといくつかの本質的な原理を教えれば生徒は理解を進められるのではないかということ,数学や物理と情報では同じ題材を扱っていても狙いは異なること,科学だけを教えていたのでは意味がないということ,生徒の前で教えられるだけの専門性を教員が身につけることの重要性…といった話が印象に残った。

・その後はポスターセッション。狭い中に十数件の発表があって,これはすごい。尻込みしていてはもったいないので,あちこち話を聞いてみる。

こことか懇親会で複数の人から「わたやんさんですか」と声をかけられた。例のアイコン通りの顔をしていることでわかったということなのだけど,実績もないのに名前と顔が知られていくというのはかっこいいことではないので,なんとかせにゃならんな。

・ああ,2日目の内容についても書きたいところなんだが,ちとばたばたして書けない。また後日。

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大阪を散策

・研究会に参加する何人かと飲もうということで,前日(4日)のうちに大阪入りしていた。ちょっと時間が余ったので,待ち合わせ駅からそんなに遠くない大阪大学まで散歩してみた。あれ?この道順,なんだか記憶にある…いったいいつ大阪大学に来たんだっけ。ブログには見つからないけど,たぶん同じ行動を前にもとったことがある。この金網と木のせめぎあいは見覚えがあるんだ。

・翌日(5日),研究会は午後からなので,午前中に万博公園へ。1970年の大阪万博以来約40年ぶりに太陽の塔を見上げてみたいと思ったのだ。ひさしぶりに対面してみると,やはり大きい。

本当はもっと時間をとって,みんぱくを見たかったな。

・全日程が終わって6日の帰り,高槻に寄って一発屋で地獄ラーメンの四丁目に挑戦。確かに辛い。でも辛いだけじゃなくて旨みもしっかりあるので,麺はおいしくいただけた。しかし,スープは無理。体が危険信号を出していたのでギブアップ。

帰って体脂肪率を測ったら18.8%と表示されていた(普段は朝23%,夜21%くらい)。さすが!

・写真を置いておく。

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