不定期戯言

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2007.03.10 (Sat)

1000年

・そんなわけで「千年,働いてきました」(野村進著,角川書店,ISBN 4-04-710076-5)と「3001年終局への旅」(アーサー・C・クラーク著,早川書房,ISBN 4-15-011347-5)を読み終えた。「千年〜」の方では,西欧的な合理主義じゃない部分がいくつもクローズアップされていた。そういう共同体的なセーフティネットという感覚は今後どんどん失われていくのだろう。この本で言っているのは「老舗だからいい」ではなく,「こんないい老舗がある」だ。いろいろな無理とか短いスパンでは無駄でしかないことを許す地盤があることは幸せだと思うし,それが許されないために先細りになるのはもったいないとも思う。

「3001年」はなんだかあっけないラストだったのだけど,それ以前のところがおもしろかったのでよしとする。

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2007.03.08 (Thu)

うずらめ

・今日のお昼の会話:

[13:22] <watayan> おおお,よく数学の質問に来てた生徒が名大に受かったと報告に来てくれた
[13:23] <watayan> どうして私のところに質問に来てたのかよくわからんのだが
[13:23] <uzura> つうかもっとまともなところで質問した方がよいと思われ

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2007.03.07 (Wed)

下流志向

・先日待ち合わせの時間つぶしに入った本屋で「下流志向」(内田樹著,講談社,ISBN 978-4-06-213827-7)を見つけた。この本の主題だという「学びからの逃走・労働からの逃走」を現象としては知ってはいるけれど,その理由づけが自分では十分にできないでいたこともあって,つい買ってしまった。で…この本ではある種の「合理性」によってその理由づけができてしまうことを説明している。その「理由」を自分のものとして理解することはできないと思うのだけど,それよりも私はその「理由」の先にある世界を想像してただ悲しくなってしまう。学ばないように「努力」している子供たち…それが怠惰ではなく努力なのだとしたら,私はなんのためにもがいているんだろう。

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2007.03.05 (Mon)

訃報

・知る人ぞ知る「赤十字が吸収合併」ブームに火を付けたukyoさんが突然死されたという話をmixiで聞いた。唐突すぎてなんともいいようがない。

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2007.03.04 (Sun)

SCIM

・ふと思い立ってSCIMを使い始めてみる。設定自体は面倒でもないのだが,未変換の文字列の扱いが少し気になる。UIMを使っていたときには変換の区切りを表示するようにしていたのだが,それが全く表示されないので困ってしまったのだ。気持ち悪いのでOn the spot入力をやめてみた。いったん小さい窓に入力文字列が表示されて,その中で変換されてからアプリケーションに渡されるのだが,これはこれで悪くない。

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2007.03.02 (Fri)

近況

・ダイエットしとらんだろ,これ。
グラフ

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2007.02.28 (Wed)

梅沢五段が女流棋聖に

・挑戦手合の第三局の放映が今日だったのに,見損ねてしまった。

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2007.02.26 (Mon)

ワープロ07に向けて

・ワープロ07に行くために,交通手段の確保。行きは深夜バス,一泊して帰りは「ぷらっとこだまエコノミープラン」というパターンにする予定。いつも使ってる深夜バスはもう満席みたいなので,別会社で予約。クレジットカードの番号を入力したら…Tomcatがエラー返しやがりましたが(例外はちゃんと受け止めてください)。電話して照合してもらったところ,ちゃんとクレジットカードの決済はできている(後ほど確認メールが届く)とのことで一安心。新幹線の方も無事に手続き完了…って,こちらは郵送されるまで詳細がわからないけど。

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2007.02.24 (Sat)

Thinking Tools

・関西大学の黒上先生が,シンキングツールをどのように授業に取り入れるかを考えるワークショップを行なうというので,早退して高槻市まで。名古屋〜京都って新幹線だと半時間程度なのね。

セミナーは黒上先生の挨拶のあと,大学院生の方が中心になって進んでいった。参加者は30人くらいかな。同じテーブルの人どうしで発表するスタイルなのだが,わりとみなさん積極的でいい感じ。関西弁でなごやかに話が進み,その中に刺激もある。今までKJ法やマインドマップは自分でも使ってきていたけど,そこまで大仰なものじゃなくても書いてみるとけっこう役に立つものなのだということを実感した。どこかでこういうのを使って,直線的なノートから生徒を解放させたいと思うのだが…。

そのとき紹介された本「The Big Book of Reproducible Graphic Organizers」(Jennifer Jacobson, Dottie Raymer著,Scholastic Prof Book Div,ISBN 0-590-3788408),「50 Graphic Organizers for Reading, Writing &amp; More: Reproducible Templates, Student Samples, and Easy Strategies to Support Every Learner」(Karen Bromley, Linda Irwin Devitis, Marcia Modlo, Linda Irwin-Devitis, Marcia Modio著,Scholastic Prof Book Div,ISBN 0-590-00484-0)はさっそくアマゾンで注文した。

・帰り道,商店街の手前に一発屋が。せっかくなので,ちょっと早い夕食に地獄ラーメンの一丁目をいただいた。このくらいだと全然辛くないのね。二丁目で体脂肪を減らしてみてもよかったかも。うん,おいしい。壁ににしにしの写真が貼ってあるので,親父さんと少し話した。

一丁目

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2007.02.23 (Fri)

教科「情報」の向かう方向

・必修教科「情報」の内容は今後どうなるべきかということについて,MTさんの「情報AとCを中心に必修科目を再構成し,B(あるいはその延長)を選択科目とする」案に賛同する意見をいくつか目にした(aromatic Kamさんとか)が,私の考えは少し違う。

・まず,MTさんがまとめた情報教育の流れ

情報教育観の流れを考えて見るとプログラミング教育を主体とした第一世代の情報教育観、アプリケーションの使い方を主体とした第二世代の情報教育観、単なるツールの使い方を教えるのではなく、情報そのもの、情報の処理の仕方、情報の収集や発信の方法、問題の発見計画と解決方法の検討、情報モラルの育成などを主にした第三世代の情報教育観と流れてきたわけで、この流れは必然的だったと思うわけです。

については異論なし。情報の授業で何をやっているかという話でアプリケーションの名前だけが出てくるのを聞くと,いつまで「第二世代」にとどまるつもりなのかともどかしく思う。多くの大人が「第二世代」しか知らないために,教科「情報」はそういうものだと矮小化されてしまっている(それゆえに立場が弱い)ことについても同様だ。だから全体的な流れが「第三世代」に向かうことについては異をとなえるものではない。

しかし,第一世代あるいはそれ以前の電子機器としてのコンピュータのイメージを持たないまま,それを使っていくことには疑問を感じる。コンピュータやネットワークが魔法なんかではなく,現実的な技術の上にあることを実感することは,能動的な利用者になるためには必須ではないかと思うのだ。たしかに「プログラミングが使えるようになる」レベルを全員に求めることはかなり無理があると思うが,そんなことまで私は望んでいない。プログラミングなんかできなくても,十分に情報機器の恩恵を受けることはできる。しかし「プログラミングを体験」することはそんなに重荷だろうか。ほんの数行のプログラムでいい,少し数値や文字列を書き換えて遊んでみる程度でもいい,自分が書いた通りに動作するという体験を持つだけで,目の前の機械との主従関係は違ってくるのではないだろうか。

・そういう意味では,現在の情報Bで扱われているのが「アルゴリズム」であって「プログラミング」でないのは疑問だ。逆にすべきじゃないのか?むしろアルゴリズムは数学で扱った方がいいと思うし,ついでにいえば文章の構造化も国語科でもっとうまくやってほしい。数学や国語がいつまでも紙の上だけをフィールドにしている怠慢にも目を向けてもらいたい(誰が?)。

・学年末試験の問題作りが進まないので,つらつらと考えを垂れ流してみた。

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