「工学部・水柿助教授の逡巡」(森博嗣著,幻冬舎,ISBN 978-4-344-41039-8)を読んでいて驚いた。なんと,水柿君にはフルネームがあったのだ。「〜日常」には出てこなかったと思うぞ。
カミさんがミステリ好きなので,森博嗣とか綾辻行人とか京極夏彦とかの文庫本が我が家には大量にある。で,私も読んでみようかと思って手を伸ばしたこともあるのだが,まだ1冊しか読んでいない。やはり小説は苦手だ。あれ,「工学部〜」は小説だったな,そういえば。
「誰のためのデザイン?」(D.A.ノーマン著,野島久雄訳,新曜社,ISBN 4-7885-0362-X)の第1章まで読んだ。機能を詰め込んだという自己満足に溺れてはいけないのだなと自分に釘をさしておく。
第2章の冒頭に,デザインが悪いために起きる操作ミスがあったとき,ユーザが自分を責める
ということが書いてある。そしてユーザが自分の手落ちだと思ってしまったがために,デザインが悪いという報告があがってこないというのだ。これはエンジニアにとってもユーザにとってもマイナスなのだが,でもそんなことはよく起きる。インタフェースだけでなく,もっといろんな層で起きている問題だ。
おや,齋藤孝って「声に出して…」だけじゃなくて3色ボールペンで本を読むことについて説明している本の著者でもあったのね。しかし,赤青緑の3色ってそんなに一般的じゃないと思うんだが…私が使ってるのは(黒を含めた)4色だし。
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