あってはならないけど,ある
フィンローダ氏が裏表にあたごの事故でいろいろ思ったことという記事を書いている。この中にある
あってはならないのに実際にあるという事実も直視すべきだ
は,2006年8月19日に書いたことと通じる話だと考える。今あるシステムが完全ではないということを認めて,それがよりマシなものになればそれはそれで進歩なのだと。失敗の可能性を認めないということは,現状が完全であるはずだという前提に立ち,進歩を閉ざすことなのだと。そう私は考えている。
ほんのわずかな支配者のためだけに消されてゆくのはやりきれないけど
お前の体に宿した未来への契りと思えば「オリオン頌歌第二章」作詞:中村治雄
職場で10年以上にわたって主張し続けてきたことがようやく形になろうとしている。その間,いろいろ不自由な思い,腹立たしい思いもしてきたし,いろいろな意味での損もかぶってきた。もちろんそれらがすべて解決するという保証もない。それでも,前進したという事実を私は喜ぶ。苦々しい記憶は,繰り返してはならないという戒めとして残ればそれで十分だ。
そしてそれを戒めとして残すことは我々の義務でもある。
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