不定期戯言

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2008.06.30 (Mon)

NHKよ,お前もか

・ニュース9で小学校学習指導要領の説明会が行なわれたという話題を扱っていたが,そこで

これまでは円周率を3と教えてもよかったのが…

と言いやがった。あれは「ゆとり教育の象徴」でなく,「ゆとり教育への誤解の象徴」だと何回言ったら分かるのかと。

・まあいいや,今晩は久しぶりに平井さんの謎の絵(娘はあれを見て「吹流し」だとはわからなかった)を見られたからよしとするか。

あのー,自己紹介の「特技」欄に「挨拶,雷予報,絵」って書いてあるんですけど…<平井さん。

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jaeis全国大会

・昨日,一昨日は日本情報科教育学会の全国大会ということで滋賀大学教育学部へ。Tシャツにジーンズという格好の人が他にいなくて気恥ずかしい思いをした。次回はもう少し気をつかおう。

・資料を職場に置いてきたので,内容についてはおいおい書いていくことにしよう。とりあえず最後のパネルに関する話だけ:
情報モラルの指導をどのように行なっているかという話題で

私は「情報モラル」というくくりが気に入らない。本来必要なのは「ルール(法や規則)」と「しくみの理解」なのであって,あとは本人に倫理と論理さえあればおのずと態度や行動が導かれるはずだ。しかし高校生にもなるとすんなりと倫理が入っていかないし,いっぽう論理で思考できる能力があるとも限らない。そんな風に自分で倫理と論理の橋を渡れない者のために,とるべき態度や行動をしかたなく教えている。

と発言した。模擬フィッシングやチャットの体験に効果があることは理解できるし,それでなされているいい実践については完全に尊敬している。しかし教師の十分な説明と本人の十分なイメージがなければそれはただのスリルに終わり兼ねない…そんな危惧を抱いているということだ。

帰りの電車内でいろんな話を反芻しつつ,『なぜ日本人は学ばなくなったのか』(齋藤孝著,講談社,ISBN 978-4-06-287943-9)を読んでいたら,あとがきの次の一節が気になった(この本についてはまた項を改めて書きたい)。

私はずっと「技」や「技化(わざか)」ということに,こだわってきた。何か注意されると「あぁ,それなら知ってた」と言う人がいる。できていないのに「わかってる」と言い続ける人には進歩がない。「知っている」ことと「できる」ことは,全く違うことだ。そのあいだには深い川が流れている。
この川に橋をかけるのが,「技」だ。反復練習を重ね,いつでも確実に使えるもの,それが技だ。現代日本では,この技を習得する根気が欠けがちだ。

上記した「倫理と論理の橋」を渡る訓練をどこでやるんだろうと考えてしまった。行動が宗教に縛られない日本人にとって,「よく生きる」ことを目指す意志は何を根拠に発生し,継続されると期待すればいいのかと…「リスペクト」を失った現代において。

・勢いあまって『情報のみかた』(山田奨治著,弘文堂)と 『ディジタル時代の学びの創出』(久保田健一・水越敏行著,日本文教出版)をアマゾンで注文した。

・余計な話:

一日目の夕方,予約したホテルが琵琶湖のそばだったので歩いて見に行ってみた。おお,広大だ。しかし,この風景とかウォーキングコースとか,なんとなく見覚えがあるんだよな。いったいいつだったんだろう。

二日目に大学構内の道路脇でザリガニをみつけた。ひさしぶりだな,と思ってつかまえてみたら案の定怒られた。ごめんなさい。

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2008.06.27 (Fri)

健康診断

・職場の健康診断結果が戻ってきた。脂質の項目で「要精密検査」になっているのはLDLコレステロールが高いということなんだろうな…この項目は去年までなかったから比較のしようがなくてよくわからんのだが。中性脂肪はだんだん減ってる(一昨年から308→211→174)のに。胃のレントゲンで経過観察とかついてるけど,まあ来年まで様子を見よう。

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2008.06.23 (Mon)

うずらめ

・IRCにて

<watayan> 長い会議だったー
<uzura> 効率を考えない職業ですからね

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2008.06.15 (Sun)

言葉

・MORI LOG ACADEMYの「さすがに作家」の後半に同意するようなしないような。森氏は「気持ちを文章にできない」と言っているが,自分の周囲では「考えを文章にできない(あるいはそうすることを諦めている)」人が少なくないように思えるのだ。そのくせ会議のレジュメのような心を打たない言葉にはこだわろうとする…大事なものはそんなところにはないというのに。

そういう私の文章だって非常に拙いものではあるが,それでも自分の中にある何らかの部分を表現できてはいると考えている。それを「会って話すあいまいな言葉」でごまかされたくはない。もちろん直接顔を合わせることによるリアルタイム性の効果は認めるが,しかしそのために,以前の言葉に存在したすれ違いをやり過ごしてしまうのはどうか。記録は重要だ…ときには記憶よりずっと。

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2008.06.14 (Sat)

やさぐれぱんだ

・娘が『やさぐれぱんだ1』(山賊著,小学館,ISBN 978-4-09-408207-4)を勧めるので読んでみた。癒される。ちとここんとこ,気分的にささくれだっていたので,少し楽になった。芸風的にも少し通じるところがあるような気がする。

・『自殺うさぎの本』『またまた自殺うさぎの本』(アンディ・ライリー著,青山出版社)も置いていったが,表紙からして痛そうなのでパス。

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2008.06.13 (Fri)

小ネタ

・オフコースの「Yes-No」はYes/No枕がヒントになっていた,という説はあるのだろうか。

・中西圭三がDの人という位置づけになっている…。

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2008.06.12 (Thu)

サイバラ×勝間和代

・毎日新聞のサイトに,西原理恵子と勝間和代の対談が掲載されていた。私はお二人のちょうど真ん中の年齢なのだな。勝間さんの著書は読んだことがないけど,『本を読む本』の帯に「勝間和代氏推薦」みたいなことが書いてあったのを覚えている。で,対談なのだが…きれいごとじゃなく,ずばずば切り込んでくるところは読んでいて爽快ではある。でも笑って聞いてられる話じゃないんだよね,これ。世間で回ってるサイクルに「乗れてる」うちはいいけど,そこから一度はずれたらもう戻れない現状。

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2008.06.11 (Wed)

xkcd

・あー,この感覚分かるなあ。

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日本情報科教育学会全国大会に行く準備

・今日は早く仕事が終わったので,ルートの確認とか宿の予約。最近3000円のカプセルホテルばかり使ってるので,5000円近い宿泊費がやたら高価に思える。でも,1日ずつ日帰りするよりは安上がりなんだよな。

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2008.06.10 (Tue)

株式会社アセンドからのspam

・株式会社アセンドから職場の代表アドレスにspamが届いた。しかも2.7Mの巨大な添付ファイルをつけて。しかもSubjectが

[enqute:00001] 【未承認広告】単位制・中高一貫校向け「教務/校務システム」のアンケートで、素敵なノベルティーを差し上げます。

ときたもんだ(もちろん他の表示義務も一切果たしていない)。やだねえ,こんなレベルの低い会社。これでシステムを売り込もうっていうんだからお笑いだ。

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2008.06.09 (Mon)

授業の最適化

・奥村先生のブログで紹介されていた高校生奮闘記を興味深く読む。コメントしようと思ったが,CAPTCHAがEXPIREDとか表示されてて残念な思いをしたのでこちらに書く。

・彼(か彼女かわからないのでとりあえず「彼」と表記する)はよく考えていると思うし,基本的にポジティブだ。私自身も同感する部分が多くある。だから機会があれば自分の学校の教師に「も」どんどん提案してくれれば,と思う。そこで対話をすれば「なぜやらないのか」を(想像でなく)知ることができる−彼が思っているようなリテラシ不足ももちろんあるだろうし,他の要因があるならそれを踏まえたアイディアに行き着くヒントになるだろう。もっとも,私は勤務校(私立男子校)の感覚(教師と生徒の距離がかなり近い)で言っているが,他の学校ではそんな風に気軽には口を開けないのかもしれないので必ずしも対話が可能だとは限らない。

・ただ,教師の立場から「少し違うぞ」と言いたいところもある。チャットを取り入れるアイディアはおもしろいし,私自身そういう状況を見てみたいと思っている。しかし,教室にいるのはコンピュータや文章に手慣れた者ばかりではない。口に出すのを躊躇する人がいるのと同じように,キーボードからの入力が他者に即座に届くことを躊躇する人がいるのだ(慣れが必要であることは彼も言及している)。また,口頭での発言は文になってなくてもそれなりに理解されるが,テキストでは些細な助詞の間違いや変換ミスだけで意味が通じなくなることがよくある。彼のように自分の考えをブログで,しかもしっかりした文章で書ける人は(文章についてもコンピュータについても)リテラシが十分に高い組に属しているわけで,それを基準にすると残りの過半数をスポイルしてしまう。

「こちら側」に立ってみると,起立しての発言だけでなく,生徒の表情や教室の「ざわざわ」が我々へのフィードバックになっていて,だから空気を媒体とする暗黙のコミュニケーションがネットでは伝わらないものを伝達していることを実感する。私はそれを無駄だとは思わない。

・板書についてはかなり意見が異なる。板書の代用としてのPC利用については2004年度愛知県放送特研の資料,特に11ページ以降に書いた通りだ。板書をコピーすること「だけ」にエネルギーを費やすべきではないとは思うが,その作業によって(あるいは作業を通じて)知識を体に取り入れることができるという面は間違いなくある。岡潔先生は時おり「君たちは私の話を『迎え聞いて』いないじゃないか」と学生を叱責したという。授業を「知的体験」にするためには少なくともそこに参加しなくてはいけない。書いて考えることは割と楽な参加方法なのだ。書くことを省いて「迎え聞く」ためにはかなりの集中が要求される。

私の考えはaromatic Kamさんの「効果はあったのか」に近いのかな。

・と,意見の相違を中心に書いてみたが,決して彼の考えを非難したいのではない。補足で彼が言っているように,いろいろな可能性があるのだから,それに目を向けることが大事なのだと思う。欲を言えば,こういう意見を高校生からではなく,若手教師や教育実習生から聞きたかった。

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2008.06.08 (Sun)

不謹慎だとわかってるが書く

・数年前に宅間守が殺人事件を起こした日に,秋葉原で無差別殺人事件があった。犯人宅からはきっとテレビとか新聞が発見されるんだろうけど,マスコミはスルーする。そして,ゲームやマンガがあれば彼らは狂喜してテレビとか新聞で報道する。

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2008.06.07 (Sat)

名大祭で食中毒の疑い

・例大祭ではない。記事によるとクレープが原因っぽいとか。

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最近追加された薬

・えーと,デパケンだよな。ポスゲンじゃないよな。テポドンでもないよな。わかってるねんで。

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2008.06.06 (Fri)

氷室冴子さん

・肺がんでなくなったらしい。51歳。「なんて素敵にジャパネスク」とか「雑居時代」とか「クララ白書」くらいしか読んでないのだが,女性作家の書くものって読みやすいなと気づかせてくれた一人だ(他には有吉佐和子さんとか)。

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2008.06.05 (Thu)

StrConv

・職場でC#.NETで作ってるプログラムの手直し。ふりがな欄をひらがなにせよという要望があるので,Microsoft.VisualBasic.Strings.StrConvを使ってみる…が,3つ目の引数LocaleIDが省略できない。ヘルプには省略できるって書いてあるのだが…きっとそれはVBの場合なんだろうな。省略できないとしたら何を指定したらいいんだろう。ぐぐったら省略時は0らしいとの記述があり,実際そうしてみたらうまくいった。この件についてヘルプで検索してみたのだが,なかなか見つからない。http://support.microsoft.com/?scid=kb%3Ben-us%3B221435&x=10&y=12くらいなのかな。

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2008.06.04 (Wed)

手を貸さない男たち

・という記事があるが,私も駅のホームで思い切りすっ転んだとき,近くで立っていた女性から「あー,びっくりしたわ」と何度も責められたことがある。というかその台詞だけを繰り返されたような気が…たしかに平等だ。

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2008.06.03 (Tue)

VirtualBox

・いつの間にかSunが買収してたのね。というわけでちと1.6.0を試してみた。CDの入れ替えをきちんと認識してくれない(いちいちマウントを解除しないとだめ?)のが気になるが,それでも以前よりは通りがいいという感じがする。Might & Magic 6も動くし。

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2008.06.02 (Mon)

下手な字

・先日かたづけものをしていたら,中学生の自分がいかにへたくそな字を書いていたかという証拠を発掘してしまった。

無線関係の書類

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2008.06.01 (Sun)

血圧は改善ぎみ?

・脈拍は変動が激しいのでなんともいえないが,血圧は4月あたりから少し低下しているような気がする。体重については,5月中旬の飲み会による増加分をようやく相殺できたかな。

体重のグラフ 血圧・脈拍のグラフ

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