数は生きている
小学生のときに読んだ本なのだけど,ふと読みたくなってアマゾンで中古を買った。『数は生きている』(銀林浩・榊忠男著,岩波科学の本)。あらためて読んでみるとすごい本だ。本気が伝わってくる。書かれていることのうち,当時は理解できてなかった内容も多いのだけど,いくつかの内容はそれ以来頭に残っている。コラッツの予想もこの本で知ったし,「論点先取の誤り」という言葉や虚数という考え方があることも知った。そういう先取り的な話ばかりでなく,考え方にも大きい影響を与えてくれた。たとえば前半の目玉の一つである「分数の割り算はなぜひっくり返してかけるのか」の説明を読んで,こんな風に順を追って説明されたら納得せざるを得ないものなのだということだとか。この本は今の私を作った本の中の一冊なのだと,はっきりわかる。
こんなことも書いてあったのだけど,これは覚えてなかった:
- 自然数に0を含めない考え方がある(というか数学者ではそっちが普通)
- 矛盾した体系からは何でも証明できる
わたやん wrote at 2010-09-29 10:41:
だきわ wrote at 2010-09-29 13:08:
わたやん wrote at 2010-09-29 13:37:
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