不定期戯言

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2008.10.29 (Wed)

マインドマップ

・4月に受けたセミナの修了証が届いた。確かに受ける前と後ではマップが違うもんなぁ。
修了証

・NHKのニュースウォッチ9でもマインドマップが取り上げられていた。マインドマップはここ数年ですっかり定着(少なくとも名称くらいは)したと思っていたんだけど,それは私の目や耳にかなりフィルタがかかっていたということなのかな。

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2008.10.28 (Tue)

ドリトルV2

・お,とうとうドリトルV2がリリースされた。

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あきまつ wrote at 2008-10-30 23:48:

いくつか旧バージョンと変わった(良くなった)ところがあるのを、9月に出た本で見ていました。私の所でオンライン版が試せなかったので、このインストール版でやってみたいと思っています。本には今まで知らなかったことがいろいろ書いてありました。

わたやん wrote at 2008-10-31 00:46:

オンライン版はいろいろ制限があるので,特に制約がなければインストール版を使っておいた方が楽だろうと思います。本を早く読まねば,とは思ってるんですけどなかなか。

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2008.10.27 (Mon)

不安定からの発想

・昨日BSの番組で児玉清さんが『不安定からの発想』(佐貫亦男著,ダイヤモンド社)を紹介していた。探そうかと思ったのだけど30年前の本なのだな。アマゾンでは品切れだった。

・児玉さんが語った内容は☆みちこのゴールドボール☆で述べられている。アタック25の児玉さんというイメージがあるので,彼は安定感の中にいるとずっと思い込んでいたのだが,人はそんなに単純じゃないということか。不安定だから操縦で安定させるのだということ,誰かが安定を用意してくれるなんて妄想には意味がないということ。

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だきわ wrote at 2008-11-09 10:10:

三重大学に所蔵されているようですよ。
http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BN04662523

わたやん wrote at 2008-11-09 17:10:

名古屋大学では検索にひっかかりませんでした。私は番組で語られた部分でそれなりに満足したのでそのために津までは行かないと思いますが,ありがとうございます。
この本を探してる人はかなり多いようですね。このサイトの11月のアクセスログを見ると,検索語句では「不安定からの発想」関係がトップです(lenovoの互換バッテリを探してる人も多いようですが…入荷未定がずっと続いてるので)。

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2008.10.22 (Wed)

DNS

・いつまでもbindってのなんだからなー,ということでnsdを試してみる。ゾーンファイルの書き方は同じはずなのに,データベースをいくらリビルドしても情報がひけない…と思っていたら,単にリロードしてないだけだった。わはは。

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tss wrote at 2008-10-27 20:45:

rebuild と reload が別々になっているってところが、大きなデータベースだとありがたいのですよ。

わたやん wrote at 2008-10-27 23:44:

確かに。私の管理下なんて単純だから何事もないですけど,そうも言ってられないところもありますよね。
後輩はpowerdnsでやってます。

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2008.10.18 (Sat)

三色ボールペン

・自転車に乗っていたら歩道にcoletoが落ちていた。インクは赤青緑だった…齋藤孝氏が提唱する三色ボールペンの配色だ。私もこの組み合わせで使っているが,coletoの青は暗すぎるのでライトブルーの方がいいような気がしている。近いうちに試してみよう。

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東海スクールネット研究会例会

・iPod Touchについて竹中章勝氏。私はApple製品を持ってなくて今まで事情がわからないでいたことがたくさんあるのだが,話を聞いていくつかの事柄が解決した。あのケーブルで何でも出力できるのかと思ったらそうじゃないのね。動画にしてしまえばだいたいは大丈夫なのだけど,一番の不満はブラウザ画面をそのまま出せないことだという(なるほど)。

同時にwizpyの紹介もあった。といっても,音楽プレーヤとしてではなく,USB-Knoppixみたいにブータブルなストレージデバイスとして。私も最近手持ちのUSBメモリの一つにUSB-Knoppixを導入したが,これはこれでおもしろいよね(使う機会があるかどうかわからないから,あくまでも保険として持っているのだけど)。値段も手頃だし。

・Moodleについて奥村晴彦氏。私自身は職場でも使い始めたばかりでもあるし,ユーザとしてはSSSでも使ってはいたのである程度のことは分かっているが,それはあくまでもグループウェア的な使い方だ。本来(?)の教師と生徒の役割での使い方についてはきちんと考えてこなかった。うーん,今は授業のレポートを全部メールで提出させてるんだけど,これをMoodleでやってもいいんだよな。ちょうど後輩が情報教室サーバの設定をやり直していて,アカウント管理をLDAPにしようとしているのでちょうどいい。次年度に向けて考えてみるか。

・MacbookとiPod Touchについてアップル・ジャパンの方から。だーかーらー,物欲を刺激するなとあれほど(略)。私は「ヒラギノ買ったらMacがついてきた」というほど印刷の綺麗さにはこだわらないのだが,それでもそそられる。自転車通勤者としては今のサイズでは不満なのではあるが。

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2008.10.16 (Thu)

OpenOffice.orgと外字

・前に悩んでたことの続き。帰宅してからVirtualBox上のWindowsでいろいろ試してみた。ファイルをコピーした上で,コントロールパネルのフォントにEUDCが追加されるとうまくいくように思われる。レジストリでいうと,HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Fontsなのかな。そうなると制限ユーザでこれをセットアップするのは難しいか…。

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わたやん wrote at 2008-10-18 00:35:

フォントのインストールをすればOKだということはわかった。

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2008.10.15 (Wed)

KDE4.1

・DebianのexperimentalからKDE4.1を中途半端に入れてぐちゃぐちゃになったことがあった。それ以来しばらくKDE3.5でおとなしくしていたのだが,VirtualBox内の環境でしっかり動くことを確認できたものだからついメイン環境でもやってしまった。いやー,かっこいいわ,これ。もちろん細部ではいろいろ不満がある…たとえばuim-systrayで状態が切り替わらないとか(しょうがないのでscimに戻した),壁紙のスライドショーでは表示の詳細を選べないので画像が引き伸ばされてしまうとか(スクリーンセーバでは選べるのに)。Vistaみたいなメニューが気に入らないと思っていたけど,「お気に入り」をうまく使えばいいことがわかって少し楽になった。まぁ,いつかなんとかなるんだろう…あるいは先に自分が慣れてしまうか。

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ほった wrote at 2008-10-17 08:12:

ThinkPad s30程度のマシンで遅くないようなら試してみたい。
別に便利な機能は要らないから、AfterStepばかり使っているけど。
あいかわらず進歩が無いです。

わたやん wrote at 2008-10-17 17:02:

スペック的にはどうなんでしょう。うちのs30はもはや部品になってしまっているので比較のしようがありません。
もうicewmやfvwmにはしたくない…堕落しちゃってますね,すっかり。

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初パンク

・車検が終わった車を取りにいくついでに雑用を済ませてから職場に戻って仕事をし,さあ帰ろうと走り出すと…妙に振動が大きい。車検が終わったばかりだから本体に異常はあるまい,それにこの振動は…と思って駐車場にたどりついて確認すると,やはりパンクしていた。ジャッキで持ち上げるのも初体験,ホイール外すのも初体験,タイヤ外すのも…というわけで今日はスペアタイヤに替えたところで作業終了。さて,どこで直してもらおうかな。携帯で近所の修理屋さんをさがして,今日やるべきことはここまで。

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ほった wrote at 2008-10-17 08:08:

パンク修理は大体何処でも同じ程度の金額なので、ディーラーかガソリンスタンドに駆け込めばよいかと。
私なぞ、免許とって車買って半月で事故、半年でパンク二回だったからなぁ。

わたやん wrote at 2008-10-17 17:03:

ディーラは遠いからスタンドかな。いずれにしても日曜になりそうです。

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2008.10.12 (Sun)

公開したがらない人の気持ちをたぶん私はわからない

・IRCで,Kenji Rikitake氏のはてなダイアリーの記事「情報系学会の研究会で『情報系学会の研究会が危ない』理由を話してきた」を紹介された。私には学会の様子はわからないが,思うにそれは「情報系」にも限らないし「学会」にも限らないことだろう。私は彼の嘆きを,職場での私の嘆きに重ねている。

・先日の職員会議で,学内WebサーバをMoodleで運用することを宣言した。LDAPが使えるからアカウントが一本化できるとか,投稿がメールで配信されるからわざわざ見にいかなくていいとか,そういったシステム上の利点も説明したが,私が本当に言いたかったのはそのことではない。職場内で資料やそれにまつわる意見や思いが共有されずに垂れ流しになっていることをなんとかしたいのだ。

そのためにはまず,現状が良くないことに気づいてもらわないといけないのだが…これが難しい。日々のルーティンワークをこなし,各年度,各学年をこなしていくだけなら前と同じことを繰り返せば形にはなるからだ。しかし仕事をゼロから構築できない者をプロと呼べるだろうか。もちろん毎回フルスクラッチでやっていたのでは効率が悪いに決まっているが,できないからやらないのと,できるけど必要性と効率を秤にかけてやるかやらないかの判断をするのとでは全然違う。そして後者のためには資料の解析が必要であり,そのためには資料の保存が必要であり,そのためにMoodleが活用できると考えている。

たとえば成績資料は表計算のデータが残っていればいいと思っているかもしれないが,実はその前提となる雑多な情報(たとえばクラス分けの状況,試験の科目や選択問題,学習進度などは年度によって違うことがある)を踏まえて処理しないとただの数字遊びに終わってしまう。その「雑多な情報」を記憶だけに頼っている危うさに気がついてほしい。そうすれば私がMoodleを持ち出した理由がわかるはずだ。

・私は仕事のメモを「業務日誌」という形で職場内Webに残しているし,会議資料や教材,研究会の発表資料や研究資料も同様に公開している。もちろん自己顕示の思いがないとはいわないが,他の人たちの「考え」も同じように見てみたいから,その呼び水になりたいとも思っているのだ。身内びいきかもしれないが,ウチの職場には興味深い面子がそろっている。それぞれに世界を持っているから会話していておもしろい。そのおもしろい会話を茶飲み話のまま空中に離散させてしまうのはもったいない…そう思っている。

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賢瑜 wrote at 2008-10-22 22:19:

お初です。でも職場でお会いしているはず、です。
moodle(いやmoodleは「乗」であるので、moodleでなきゃということはないのですが)が、「実用的に動く」ことを実に希望します。

解析資料がすぐに出てこないのは
昔の貴族の日記のように持っている人(糊付けした資料のさいころ本が部屋の中にいっぱいある人)か、
稗田阿礼のような人を特権化してしまうわけで、
(たとえば、この規約、どうしてこうなったんだろう?うーん長老に効くしかないんじゃない?長老、お願いします。)

そこらへんが共有化され、電子の戸棚にきゅきゅっと「うるはしく」整理されていることが、ロス軽減に絶対役に立つと思います。実に。もう、あの資料どこいった〜あったけどつかえね〜、はこりごりです。某人は「ここは資料は自分で取っておかなくちゃいけないよ」といいましたが、それじゃあ、いかんですし、「みんなでいる」意味ないですよ。

もちろん、大切なことは口伝ピアツーピアでつたわる(授業でもつかわしてもらってます)のですし、
ぼくは、本は形だと思ってるから情報とは一線を画す部分を持つべきだ(そこに図書館と情報センターとの境界線がある)とおもっていますが。
そこんところを、夏の読書週間に込めたのですがねえ。
部長に、講演に際し、わたやん師の出陣をお願いしましたが、
突っぱねられたんですわ…
ここらへん、わかる子いると思うのですが
いや、わかる子育てていかなあかんでしょう。
(実際、「本=情報?」のテーマの標語を部長が選んだものの中に、
わかっているものは有りませんでしたし、あまつさえ、
部員が「本で情報を得よう」という趣旨の標語を一番に選んでしまったのは、実に、残念でした。)
また、お話聞かせてください。

わたやん wrote at 2008-10-23 00:53:

あ,どもども。

資料を自分でも保管するってことが大事なのはわかるんだけど,それをできなかった分が取り戻せない穴になるというのは,非常に冷たいやり方だと思うんです。持ってることが特権になってしまうみたいな(稗田阿礼というのはわかりませんが)。一度コースを外れた人が正規雇用に戻ってこられないこの国みたいな。

で,子供たちをああいうのがわかるように育てなきゃいけないとは思うのですが,その前に目の前の大人を育てないと状況は変わらないとも思っています。生徒を見てて「お前,それは勉強ってものを根本から間違ってるよ」と言いたくなることが多いのですが,時間数の少ないトクシュな教科の担当が言っても何の影響力もありません。だからこういう話を「あちら」でできるといいなとも思っています。そのためにLifehackなんてコースを作ったわけで。
あ,いや,こんなことを平気で言うから私を野放しでしゃべらせるのは危ないという判断もわかるんですよ。ええ。そういえば,だいたいみんな新人のときに読書週間の講演でしゃべるらしいんだけど,私はやってないんですよね。同期がいなかったこともあって。

私は「本=情報?」というのを見て,「?」が一番大事なんだと思ったんですけどね。そのキーワードから「本で情報を得る」を言うのは脊髄反射でできることで,「じゃあなぜ無条件にイコールにならないの」ってところを脳を使って突っ込んでほしかったなと。

賢瑜 wrote at 2008-10-23 20:39:

コメント拝見し候です。
げにげに、です。朝に立ち番しているのが、保管できない穴なんですよ。たとえば、今朝の朝礼時での情報なんかですね。これなんかが、moodleの頁を開くと、「新着情報」なーんて出てきたら、そして、panサーバーに「うるはしく」整理・アーカイヴされていたら、うれしいんですね。
(メールは滝のようなもんなので、今日のようにmoodleの投稿がメールで流れてくると、「むう?整理が大変だぞ!」な感じです。設定で調整できるのでしょうが…)

本=情報?はそのとおりで「?」に頭使ってほしかったのです。流動(無形)情報群の侵略にたいする固定(有形)情報群王朝の最後の反撃を彼らに期待したのですが…

ちなみに稗田阿礼は、『古事記』(最古本は大須観音が所蔵なのです。むふ。)を書くときに、筆者の太安万侶が頼りにした古老です。
古老の記憶を引き出すようにして『古事記』が編まれたのが、まあ、
某部会内で繰り返される長老の方の記憶手繰り大会と似ていたので…。

記憶手繰り大会システムは『日本書紀』からの六国史とは対照的に、『大鏡』からのいわゆる鏡ものに受け継がれます。
190歳のじいさんが昔を思い出すシステムです。
わたやん師が危険視する「記憶だけにたよるシステム」です。
(まあ、カムイユーカラという例もあるんですが…)

わたやん wrote at 2008-10-24 00:28:

その場にいない人に冷たいよなぁと思うことはよくあります。私みたいに体調がいうこと聞かなくて朝礼ぶっちぎるのは自業自得なのだけど。

「文化」は記憶に頼っていいと思うのですよ。それは各人の中で発酵する余地があるからまたおもしろいともいえるわけで。でも「仕事」はそれに馴染まないのです。

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古本屋にて

・車を車検に出した帰りに古本屋に寄ったらいろいろ買い込んでしまった。

  • Stardust Revue 『Best Wishes』『Secret Face』
  • 浜田省吾 『J.BOY』
  • 尾崎豊 『Last Teenage Appearance』
  • 井上陽水 『陽水ライブ・もどり道』
  • 柳ジョージ&レイニーウッド 『ホット・チューン』
  • 高中正義 『SUPER TAKANAKA LIVE!』
  • 爆風スランプ 『よい』

あとの4枚はレコードなので,来週くらいに取り込みをしよう。この週末は別のことをやりたい気分なので。

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いろいろ考える

・『日本人の美徳』(櫻井よしこ著,宝島社)は一つ一つの話題を短くしてあるのでさくさく読めた。櫻井氏にはなんとなく完璧超人っぽいイメージがあって敬遠していたのだが,拾い読みしてみると案外そうでもないのかもしれないな…と思ってつい買ってしまったのだ。書かれている日本観・日本人観は私の持っているものと近いように感じられた。家族のあり方,親(大人)としての厳しさ,母語としての日本語の重要性,他文化への寛容さ…これを懐古趣味とは片付けてほしくない。そしてそういった「日本人の美徳」が薄れ,社会への責任が薄れつつあることに歯止めをするために自分ができることは何だろうと思う。

昨日たまたまIRCでhttp://alfalfa.livedoor.biz/archives/51374928.htmlの>>131が話題になったのだが,この子供たちを止める要因が今の社会にあるような気がしない。雑誌の類はろくなゾーニングがされてもいないし,少女マンガの性描写は問題にさえされないし,小学生の妊娠を題材にした映画が好意的に受け止められているみたいだし(初代金八の時代とは違って,今では中学生の妊娠くらいでは話題作りにさえならない)。テレビのクイズ番組は芸能人だけを出演させることで「賢いキャラ」「バカキャラ」の断絶を強調するばかりだ。私には,それらは前段で触れた美徳を捨てて目先の金に飛びついた結果のように思えてならない。そして,子供たちはそれを見て,自分の「基準」を作っているのだ。

・『図で考えれば文章がうまくなる』(久垣啓一著,PHP研究所)を読みかけたのだが,その「図」を見てFrieve Editorが思い出された。というか,考えながらこういった図を書くことは誰もがやっていると思っていたのだけど(他人がそういうのをやってる様子を見たことないからわからない),実はそうじゃないということなんだろうか。何度も書いている話だが,小学生時代にこの本にあるように矢印とか使って社会科のノートをとっていたら先生にやめさせられたということがあった。

・後述する古本屋(のとなりの古本屋)で『データ解析環境「R」』(舟尾暢男・高浪洋平著,工学社)を購入。職場で「データを扱うなら最低限の統計の知識がないと話にならんよ」と発言した手前,自分が勉強しないわけにはいかないので。Rは簡単にわかる範囲でしか使ってなかったので,この際もう少し知っておきたい。

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2008.10.11 (Sat)

楽しい万年筆画入門

・しばらく前にふらふらっと買ってしまった『楽しい万年筆画入門』(古山浩一著,エイ出版社…のエイは木偏に世の字)をぱらぱらと読む。なるほど,この人は画家なのだな。道理で前に読んだ『スケッチは3分』(山田雅夫著,光文社)とはずいぶん違うわけだ(山田氏は都市設計家)。

・『スケッチ〜』は,マインドマップのセントラルイメージを描く上での助けになるんじゃないかと思って買った。もちろん内容はスケッチについてではあるが,省略技法や,CAD的な視点が私には新鮮だった。「絵」ではあるものの,着目点を強調することによって(あるいは適度に省略することによって)「図」の意味を与えることもできる…でもやっぱり基本は絵なんだな。この本でも万年筆を使っているし,手書きの線の味を大事にしている。

・『楽しい〜』はまず描くことの快感から入っているのが楽しい。いたずら書きの模様をどんどん広げていく楽しさとかね。あんまりおもしろそうなんでセーラーの「ふでDEまんねん」を買ってしまった。絵の具や色鉛筆のちゃんとしたものはこんな値段なのか,いいものを使わないことは実はめちゃくちゃ難しいことだったのか,とかいったことにも驚いた。自分でそこまでやろうとは思わないけど,収録されている絵を見ているだけでじゅうぶん楽しい。

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日本情報科教育学会部会登録

・学会から部会登録の案内が来ていたが,学会員番号が見つけられない。仕方ないから事務局に聞いて,週明けに登録するか…と思ったら,あっという間に返信をもらった。さっそく情報・科学部会に登録する。

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だきわ wrote at 2008-10-14 17:39:

さっきメールしたんだけど、全然こないよ〜。

わたやん wrote at 2008-10-14 23:22:

タイミングなんでしょうか。

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2008.10.09 (Thu)

OpenOffice.orgと外字

・OpenOffice.orgを導入している会津若松市が「導入時に発生した事例」を公開している。その中に「外字が公開されない」というのがある。OpenOffice.orgが使用するOpenSymbolというフォントが外字よりも優先されてしまうので外字が使えないという話だ。勤務校ではこの問題のためにOpenSymbolと重なるコードを避けて外字を使っている。しかしこの報告によると,外字ファイルを別名でコピーすることで解決できているというのだ。これは明日出勤したら試してみなくては。

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サイドバー削除

・このブログでは今まで右側に隙間をあけて,ちょっとした説明をそこに置いていたのだが,携帯で見るとだめだめであることが判明したのでそいつをごそっと削除した。というのは,昨日本屋で「そういえば買いたい本のタイトルをブログに書いておいたっけな」と思って携帯で見たらひどい状況になっていたからだ。正直言うと携帯で見たときにカレンダーが鬱陶しいというのはあるんだけど,まあそれくらいは仕方ないということで。

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2008.10.08 (Wed)

マンナンライフは比較的安全なのかもしれない

・個人的にはマンナンライフが蒟蒻畑製造中止に追い込まれたのは不当だと思うがそれはそれとして,記事には

国民生活センターの統計では、こんにゃくゼリーによる窒息死17件中3件がマ社の商品で起きている。全日本菓子協会によると、こんにゃくゼリーの売り上げは07年度約100億円で、うち約3分の2がマ社。

とある。2/3の売上シェアを持ちながら窒息死シェアが3/17というのは,他社と比較して安全だということではないのだろうか。…というと,統計的に考察しろと言われそうだが。

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ほった wrote at 2008-10-08 14:28:

みせしめのような気がしますね。
昔からある餅など何で言わないんでしょう。
小児の誤飲の多いタバコや消しゴムなども。
大きくて飲み込めないものは千切って食べさせるとか今の人はしないのでしょうか。
保護政策も良いけど、一般的な注意を怠りたいが為に規制するのでは、全てのものが規制対象になっちゃいますよ。
そんなに危なければ買わなければ廃れるだけ。

わたやん wrote at 2008-10-08 15:25:

消費者を賢くしていくことこそが大事なのだと思います。たとえば賞味期限に気をつけるとか,子供に餅(など)を食べさせるときには小さく切るとか。餅もこんにゃくゼリーも,これだけ事故が起きているんだから常識でわかりそうなものです。
今回の件なんて,子供にエロ本を与えたらそればかり夢中になってしまったので出版社に文句言ってる…みたいなレベルじゃないのかな。

tss wrote at 2008-10-08 22:45:

一事が万事。安心のファシズム。

わたやん wrote at 2008-10-09 01:18:

うみゅ。野田氏がここまで無能だとは想像していませんでした。

ほった wrote at 2008-10-09 08:16:

短絡的に同一商品全てに出す方がすっきり。
言われたことだけをする。役所以上に役所的。

わたやん wrote at 2008-10-10 15:28:

↓ほんとにこれで解決になったりはしないのかなぁ…
http://bogusne.ws/article/107879086.html

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2008.10.06 (Mon)

読書進化論

・Moodle入門と一緒に買ってきた『読書進化論』(勝間和代著,小学館)を読む。冒頭でアドラーの『本を読む本』や,梅棹先生の『知的生産の技術』が名著であるが,しかしあまりにも古すぎることに触れ,この本では特にWebを絡めた読書について語っている。

・第二章までの内容は感覚的によくわかる…というか,ようやくたどり着いたものがここに書いてあるというかそんな感じ。逆に,この本でいきなりそれを手に入れるやつがいたらと思うといくらか妬ましい。もちろんある程度は数をこなさないと身にならないのだけれど。

本を選ぶ基準として「Webより質が高いか」「周囲の人との会話より質が高いか」をあげているのはおもしろい。

・紹介されている本などで,気になるものがいくつかある。『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』(勝間和代著,ディスカヴァー・トゥエンティワン)は(年収をどうこうしようとは思わないけど)ざっと拾い読みくらいはしてみたいし,『図で考えれば文章はうまくなる』(久垣啓一著,PHP文庫),『考える技術・書く技術』(バーバラ・ミント著,ダイヤモンド社),あと,フォトリーディングも。そういえば前にマインドマップのセミナーを受けたときにもフォトリーディングが少し話題になった。神田昌典氏つながり,脳つながりということもあるのだろうけど…気になるな。

・P.S. 娘が買ってきた文庫本の表紙がごとPさんだった。絵はすぐにあの人だとわかったのだが,名前が出てこなかったのがちと悔しい。

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2008.10.05 (Sun)

ねんきん特別便

・かみさんの分が届いた。郵便局に勤めていた時期の分がごそっと抜けてる。

コメント(5)

<セルダン> wrote at 2008-10-06 00:52:

http://www.yuseikyosai.or.jp/information/nenkinQA.html#q-06
↑コレなのでわ?
縦割り行政?(^^;

わたやん wrote at 2008-10-06 08:22:

ええ,かみさんもその情報に行き着いたようです。「これっていつの時点の話なんだろう」と言ってましたが,まだ更新されていないということはまだ終わってないんでしょう。連合会からの特別便はもちろんまだ届いていませんし。

ほった wrote at 2008-10-06 10:00:

私のところには公務員共済の分の特別便しか届いていません。
しかも途中2年分が抜けている。地方共済から国公共済に変わる前2年分が。所属の違いだけで任命権者は変わらないので共済側のミスには間違いないのですが。
省庁再編や組織改革でややこしくなっているのも原因かなぁ。

統合するとか言いながら中々統合しないうちに、こういうことになったのでしょう。現役時代から話聞いてるので、7年以上放置?

社保庁と同じ省にいたものとしてお詫び申し上げます。

ほった wrote at 2008-10-06 14:18:

と書いたら、今日午後届きました。
やはり国公共済と地方共済にまたがる分がおかしい(国と地方が逆転してるし)。
ということで、前の職場の担当宛に調査修正依頼を作って送らなければ。
その返事をもって、社保庁に返すべきかなぁ。
なんせ20年前の保険証のコピーなんて持っていないし。
番号は判るけど。

わたやん wrote at 2008-10-06 17:31:

ややこしいですね。間違いを正しても,きちんと直してもらえるのかが心配な気がします。かみさんは今日電話してみると言っているので,帰ったら聞いてみます。

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moodle入門

・職場内WebをNetCommonsからmoodleに切り替えようかと思っている…というのは認証にLDAPを使ってアカウントを一本化したいからだ(NetCommosにもそういう要望は出ていたようだが,実現していない様子。使ってるライブラリにはldapに関する記述があるのだけど,それが使われているということではなさそうだし)。てなわけで『moodle入門』(井上博樹・奥村晴彦・中田平著,海文堂)を購入。この本が書かれた当時(といっても2年前か)はmoodleのバージョンが1.6だったが,今では1.9.2だ。でも基本的なところは通用する。というか,私が使いたいのはmoodleの機能のうちほんの一部分だし。

・職場でしばらくNetCommonsを使っていて感じたのは,アカウントが複数あるというのがどういう意味なのか理解してもらえないということだ。たしかにmoodleにもコースやフォーラムの概念を理解する必要があるというハードルがあるのだが,それはアカウントのことよりも小さい障壁だと考えている。というのも,アカウントが理解されなければ最初のログインさえしてもらえないからだ。ログインさえしてしまえば後はなんとかなる…必要な部分だけでも使ってもらえれば御の字だ。

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2008.10.03 (Fri)

feedback

・blosxomのfeedbackに手を入れて,日単位の表示のときだけコメントを表示するようにした。というか,もともとはそういう意図でコードが書かれているようなのだが,表示が日(というかストーリ)単位であるかどうかの判定がうまくできるように「固定リンク」を作らなかったのがいけなかったようだ。しかたないので$blosxom::path_info_fullを見て判定することにした。

・てなことをしていたら,初めてspamと思われるコメントがついた(モデレートでrejectしたけど)。貼ってあるURLは,アクセスすると
AntiVirus 2009のふりをしたダイアログ
こんなダイアログが出て,OKしてもキャンセルしても
スキャンして削除するぞみたいなダイアログ
スキャンの真似をして削除ダイアログを表示し,OKしてもキャンセルしてもアドウェアをダウンロードさせるというものだった。やれやれ。

コメント(1)

わたやん wrote at 2008-10-03 23:54:

てなことをしてたらblosxomが2.1.2にバージョンアップしていたらしい。情報Thx>n_saito氏。
diffを取ってみたら,変わってるのは$flavourのXSSに関するところだけだったようだ。既にその対策はしてあるのでこのままでもいいかな。

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2008.10.01 (Wed)

・去年は夏の間はずいぶん減っていたのに,今年は逆に増えているのが不思議。一人ビアガーデンも行かなかったのに。とはいえ,9月に入ってから戻ったからいいか。医者に行くといつも体重増加を心配される…というのはドグマチールを飲んでいるからなのだが。

グラフ

コメント(10)

だきわ wrote at 2008-10-01 15:10:

僕は中性脂肪の薬を飲んでいます。
帰りに丘を駆け上がるのでいい運動になっているみたいです。
#育休中と比べて結構痩せました。

わたやん wrote at 2008-10-01 16:40:

あの職場では,行きの坂がめちゃくちゃきつくないですか。さすがにあれは駆け上がる気になれません。ていうか,降りるときが危ない。
健康診断で中性脂肪が多かったことを報告した結果,ドグマチールを減らして別の薬を加えました。さらに加えた気分安定薬がいい感じに効いているので,前から飲んでるのを減らしてもいいんじゃないかとも思うのですが,一度減薬に失敗して痛い目にあっているので素人判断はやめておきます。

私はそろそろ授業ダイエットに入ろうかと考えています。

それはそうと,画像のアドレスを間違えていたので修正しました。しかし,convertで縮小するとサイズが増えるのはどうしたもんか。

だきわ wrote at 2008-10-02 10:43:

僕も職場の坂は駆け上がれません。降りるときも急に車が来るので危ないです。(病院工事であの道をダンプが入るのも怖くて怖くて)
自宅の方の坂は駆け上がれます。(たまにスーパーのエスカレータやエレベータ使うけどね。)
授業ダイエットかあ、僕は逆に授業で暴飲暴食になっちゃいます。

わたやん wrote at 2008-10-02 12:47:

正直言って,実習が立て続けの日は,間食しないともちませんが<何がダイエットだ

ほった wrote at 2008-10-02 12:59:

間食した日は夕食を減らせば良いのでは?
必要なエネルギーを補充したんだから、後は少しでも持つでしょう。

私も中性脂肪減らす薬を処方されています。飲み初めてから微熱が続いています。そのおかげで運動しにくいです。

わたやん wrote at 2008-10-02 23:42:

うーん,間食しても減るんですよ。肉体的にも精神的にもかなり疲れるんで。今日がその実習立て続けの日だったんですが,終わってからダウンしました。体が動かない。

微熱ってのは,脂肪が消費されてるってことなんでしょうか。

ほった wrote at 2008-10-03 03:46:

薬の副作用に発熱があるのです。
ベザトールSR錠200mgと言う薬です。
医師に訊くと、どうしようもなかったら、必ず飲まなければならない訳ではないので服薬を止めてくれと言われますが、アレルギーやら風邪やら続いて今の発熱は何の熱なのか判らない状態です。
中性脂肪が410という異常に高い数値なので、飲んで減るのなら我慢ですけど。

わたやん wrote at 2008-10-03 08:20:

残念ながら,副作用ではうれしくないですね。はっきりしない体調もうれしくないし。

中性脂肪はここ3年で308→211→174と改善傾向にあるのでもう一息です。LDLコレステロールが要精密検査の値なのでアレですが。

ほった wrote at 2008-10-03 17:43:

う、わたやんに勝ってるなぁ。
4年前だと87しかなかったので、どれくらいでそこに近づけられるかですね。

わたやん wrote at 2008-10-03 17:50:

じゃあかなり急激な変化だったんですね>ほったさん

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