不定期戯言

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2008.11.30 (Sun)

0系

・0系の新幹線が今日で定期運転を終えるらしい…とは聞いたのだが,鉄分がまったくない私には「0系」と言われても何のことだかわからない。Wikipediaで調べてみたら…ああ,「(・○・)」タイプの車両のことだったのか。今でも「新幹線の絵を描け」と言われればこれを描いてしまうと思う。100系が出てきて「目つきの悪い新幹線だ」と言われたのはほんの最近のことだと思っていたのに。最近(というか情報を担当するようになってから)東京あたりまで行くことが増えたので新幹線に乗ることも増えたのだけど,今の新幹線の形は描けない。

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ほった wrote at 2008-12-01 06:50:

個人的には新幹線0系より、客車列車が無くなった時の方が印象的でした。
米原からの最終は金沢行快速の客車列車。無くなったのは民営化前後。残業帰りはこれ逃すと終バス一本のみ。
もっと前なら、田村で機関車つけ替え、米原で方向転換して岐阜方面へ乗り換えなしで行けた。岐阜ではSLも見られた。
新幹線ではそう言う風情は無くなった。すし詰めのまま東京から帰って来て名古屋でほっと一息。これが精一杯。

だきわ wrote at 2008-12-01 17:49:

0系は夏に福山→岡山間を子どもと乗りました(東海道では以前から0系も100系も走ってない)。3歳だと「新幹線乗りに行きたい」って言うんですよねえ。
ええと、N700系のエアロダブルウィング構造(あの形で横と上に空気を逃がす)なんて僕もかけませんよ。
N700のロゴの中に新幹線が入っている所はGNU=GNU is Not Unixの様な再帰的な感じがします。

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2008.11.29 (Sat)

Moodleで日本語ファイル名

・奥村先生のMoodle 1.9 Wikiを見て…投稿への添付ファイルに日本語のファイル名を使うのって,config.php

$CFG->unicodedb = true;
$CFG->unicodecleanfilename = true;

を追加するだけで良かったのか(サーバがWindowsだと面倒なんだろうけど)。今まで私は何を悩んでたんだ…。

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2008.11.27 (Thu)

Vistaのスリープモード

・「Vistaではシャットダウンよりもスリープモードを使ってほしい」という記事がある。確かに立ち上がりが非常に速くて便利であることは認める。しかし隣の机に置いてあるデスクトップは,スリープモードに入ると電源LEDが点滅を始めるのだ。これが非常に目障りなのである。そんなわけでマイクロソフト様には申し訳ないが,休止状態を使うことにした。

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nakack wrote at 2008-11-27 22:03:

確かにそう思います。僕も常に休止状態。
できればスタートメニューの電源ボタンを押すとスリープではなく、休止に変更できないものだろうか

わたやん wrote at 2008-11-27 22:17:

本体の電源ボタンを押すと休止,ならできるんですけど。

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クイズ

・ううむ,わからん

コメント(2)

ほった wrote at 2008-11-28 12:21:

その次でも_max1と_max2を比較してますね。

わたやん wrote at 2008-11-28 15:07:

これについてはフィンローダさんに正解を言われてしまいました。C++じゃなくてCでこれをやるためにはこういう手を使うことになってしまうのか,というのがおもしろかったです。おもいっきりGCC拡張じゃんかよ,というのはともかくとして。

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壁紙

・パソコンの背景画像,いわゆる「壁紙」である。私は気に入ったCGを,数分おきに切り替わるよう設定している。情報教室での授業中に机間巡視していると,教えたわけでもないのに生徒たちはいろんな壁紙を使っている。Windowsのコントロールパネルからの推測でKDEのコントロールセンターを探したのか,それともデスクトップの右クリックで?

・長女もKDEユーザだが,いつのまにか壁紙を切り替わるように設定している。なんでそういう好みが似るかな。

コメント(9)

だきわ wrote at 2008-11-27 22:11:

まさに遺伝子のなせる業!

だきわ wrote at 2008-11-27 22:15:

ちなみに僕のPCの壁紙は大学のときの師匠ので、よくそっくり、と言われます。

わたやん wrote at 2008-11-27 22:20:

さすがに生徒には遺伝子伝わってないですよ。その証拠に,生徒たちの壁紙と長女の壁紙は傾向がわりと違ってて,長女の方が私に近いです。私のPCの壁紙はときどきだきわさんには見られてるので,えーと,なんというか,そういうことで。

ほった wrote at 2008-11-28 12:17:

生徒は皆、わたやんの子孫かと思った。

壁紙はLinux使うようになってから余り気にしてないですね。
手頃な絵がないと言うのも理由。
誰かに描いてもらおうかな。

わたやん wrote at 2008-11-28 15:09:

なんでやねん>子孫
どうせ普段からスクリーンは何かで埋まってるし,半透明なウィンドウも使わないから壁紙はあっても無駄なんですけどね。でもログイン直後とかログアウト寸前とか,そういうときに見て癒されるんですよ。

だきわ wrote at 2008-11-29 14:42:

長女さんのほうはまさに遺伝子?
まあうちの子も、0系が勇退することでメソメソ泣いている父親の背中を見ているからか鉄分多いんですけれど(笑)。

いやまあ、僕もそういう絵柄は嫌いではないですから。

わたやん wrote at 2008-11-29 17:34:

遺伝というか刷り込みなんでしょうね。父親の背中は見てないかもしれないけど,父親のデスクトップは見て育ったから。私はあまり鉄分ないんですけど,長女は「赤くない名鉄の車両がええのんや」と言ってます。ちょっとあれかも。

わたやん wrote at 2008-11-30 10:55:

0系と言われてもよくわからなかったので調べてみました。(・○・)型の車両なんですね。私の中ではいまだに新幹線というとこれが基本形として思い浮かびます。100系になって目つきが悪くなったなあ,と思ったのもそんな昔じゃないと思ってたのに。

だきわ wrote at 2008-12-03 11:23:

N700系が1年ちょっと前、700系ですらもう9年前ですからねえ。
500系は11年前。

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2008.11.26 (Wed)

デジタルネイティブ

・録画してあったNHKスペシャルの「デジタルネイティブ」をようやく見られた。ケータイ世代というのとはまったく別の視点だ。私はけっこうそっち側だと思ってたのだけど,でもデジタルネイティブではないなと気づかされた。

・デジタルネイティブの特徴として「オンライン・オフラインの区別がない」「相手の年齢や属性に左右されない」などがあげられていた。確かに職場内で比較すれば,私はその傾向を強く持っている。でも,まだまだだ。IRCでは20くらい年下の人とフラットにしゃべってるけど,それは彼らのデジタルネイティブ度が高いということなのだろう。

コメント(5)

tkamada wrote at 2008-11-27 02:08:

ああ、「新人類」礼賛番組か、と思ってみてませんでしたが、そういう一部のとがった人物はいつの時代にもいるんじゃないかと思ったり。で、そのひとたちは成功を収めるだろうけれども、人類にとってよい方向にひっぱっていくことはあまりないのではないかと思ってます。

わたやん wrote at 2008-11-27 08:36:

いい方向に行くかどうかは,やってみないとなんとも。
IRCで普段いるチャンネルでは私はれっきとしたJijyです。で,おそらく私の教員としての役割というのは,その橋渡しをすることなんだろうなとも思ったのです。紙系ツール愛好者としても。

楊柳(やなぎ) wrote at 2008-11-27 13:56:

番組のサイトに「デジタルネイティブ度チェック」てのがありました。私は50%でした。年齢の割には高い?(^^;)
ホーガンのSFの「揺籃の星」シリーズに、他人に奉仕する(そして認められる)ことを至上とする「新しい価値観・行動原理」てのが出てきますが、従来の価値観の人々を駆逐する新世代、という点でデジタルネイティブには似たモノを感じました。ホントに駆逐出来るのか、そうして新世代の支配する世の中に変わっていくのか、これからが楽しみな気がします。(楽観的傍観者的期待を込めた意見)
(^^;)

ほった wrote at 2008-11-27 16:37:

さいきんまともにIRC入っていない(botのログすら見ていない)ので、なんとも。
ただ、同年代の「一般人(逸汎人ではない)」としては「相手の年齢や属性に左右されない」つもりですけど。
相手が気にして来るんだよなぁ。

わたやん wrote at 2008-11-27 17:50:

デジタルネイティブ度チェックは私も50%でした。この50%というのが,なんだか象徴的な値に思えるのです。中学高校の部活というと1つ年齢が違うだけで先輩後輩の縦の関係があったりして(だから大学のサークルで誰も「○○先輩」って言わないというのは新鮮でした),あるいは就職してからも先輩後輩って関係はそれなりにあって,そういう文化で育った世代です。一方,やはりネットでの(ほったさんがいうように)年齢だの属性だのに左右されない付き合いにも,社会人になってから早いうちに触れた世代でもあります。その中間にいることを表しているのが「50%」という値なのだろうと(もちろんこじつけですけどね)。
職業柄,傍観者でいることもできないけど,時間数が少ない教科の影響力の小ささも感じてはいるし,悩ましい。周囲の教員を「こっち側」に巻き込みたいということでちょこちょこと手を出していたりもします。

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2008.11.24 (Mon)

何もしない

・最近Yahoo!知恵袋をときどき覗いているのだが,この質問には「何もしないプログラムと,それに毛のはえたやつ」の作者としては黙っていられなかった。

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2008.11.15 (Sat)

CPUだめじゃん

・自宅PCを起動したらマザーボード様からCPUだめじゃんを連呼された。CMOSのデータ保存用の電池が切れたか。なお,そのような声を出すようなマザーボードをわざわざ選んだわけではない。たまたま買ったやつがそういうやつだっただけのことである。その証拠に,これが誰の声なのかさえ知らない。ほんとだってば。

コメント(7)

だきわ wrote at 2008-11-16 10:41:

「先生だめじゃん」って言われなかっただけましだと思いましょう。よく言われる私。orz。。。。。。

ほった wrote at 2008-11-16 11:35:

うちのマザーボードは「キーボードいけてな〜い」と言いますよ。
流石に「CPUだめじゃん」は聞いたことが無いけど。

わたやん wrote at 2008-11-17 22:49:

コンピュータ室のパソコンがそんな声をあげてる状況を想像しました。間違いなく生徒に「先生だめじゃん」と言われそうです>だきわさん

「AGPさいてー」も言われました。これらの声は必ずしも再生されるとは限らないわけで,知らない台詞がたくさんあるんですよね。別にコンプリートしたいとは思いませんが>ほったさん

ほった wrote at 2008-11-18 12:37:

うちのばあい問題はUSBマウス/キーボードが使えないこと。
機能的には使えるけどPS/2ポートが塞がってないと、先のような泣き声をあげます。
AOpen AX3SP Pro-Uってなマザーなんですけどね。
Dr.Voiceにはさとう珠緒の声のバージョンもあったような。

わたやん wrote at 2008-11-18 12:50:

うちはAX3SPなんだけど(その後に何かついてたかどうか忘れた)USBマウス使ってますよ。キーボードはひょっとしたら文句言われるかも。

ほった wrote at 2008-11-18 17:03:

キーボードもマウスもメモリーもHDDも言いますよ。
接続不良が判るからいいけど、USB/PS2兼用マウスが近所で手に入り難いからどうしようかと。

わたやん wrote at 2008-11-18 17:11:

マウスなんか使わないことだってあるのに,文句言わなくたっていいやん。と言いたいところです。

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2008.11.13 (Thu)

UbuntuのUSBブート

・最近思うところがあってUbuntuのUSB起動を試していたのだが,デスクトップでは起動するのにノートでは起動しないとかいった妙な挙動をとるようになった。Boot ErrorとかDamaged partitionとかいうからfdiskから何度もやり直したのだがうまくいかない。なんとかUSBメモリを初期状態に戻せないかと思って探してみたところ,HP USB Disk Storage Format Toolでフォーマットするといいという記述をみつけた。さっそくダウンロードしてフォーマットし,その後で2つのパーティションに区切って,後の方にUbuntuをインストールしたら(一つ目のパーティションを空けておいたのはWindowsでも読み書きできるように),ちゃんと起動できた。これで一安心。

コメント(7)

だきわ wrote at 2008-11-14 17:15:

CD起動とどっちが楽ですか?

わたやん wrote at 2008-11-14 17:42:

ちと今,試行錯誤中。USBメモリだと設定とか,アップデートとか,ソフトウェアの追加とか,そういうのが残しておけるのがいいなと思ってます。

だきわ wrote at 2008-11-18 16:27:

Ubuntuをキッチリと設定したものをUSBデュプリケータで大量にコピーすれば、シンクライアントシステムも、HDDも要りませんね。
#要るのはNFSでhomeを作っておくぐらい?

わたやん wrote at 2008-11-18 17:13:

それも一つのスタイルとしてありかな,と思います。「学校と同じ環境」を自宅に持ち帰ることもできるし(ネットワークの設定だけあれだけど)。
Puppy Linuxというのが少し気になっています。軽いって話なので。

だきわ wrote at 2008-11-27 00:15:

ubuntuを職場のノートPCでUSBメモリで試してみました。
フォーマットだけはHPの奴でしないといけませんでした。
まあapt-getのproxy周りで少しはまりましたが、アップデートまではできました。うーん、速度的にも十分。
#問題は、起動時のサウンドがうるさいことですな。

わたやん wrote at 2008-11-27 00:20:

やっぱりHPのあれって役に立つんですね。何が違うんだろう…。使えるから拘らないけど。

だきわ wrote at 2008-11-27 08:47:

ええ、何故か役に立ちます。結構いろんな事に使えるようです。
うーん、何なのだろう?
実は自宅のパソコンはUSB起動に対応していないことにショック!

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2008.11.10 (Mon)

出張考

・出張に出にくくなっていることについて昨日書いたけど,それについて職場内MLに投げた文章。職場にグループウェアとしてMoodleを導入した意図についての説明でもある。

・先日,愛知県私学教育工学研究会の総会に出席しましたが,出席者と委任状を合わせても定足数に満たず総会不成立となりました。どこの学校も出張について厳しくなってるからなあ,とぼやくことは簡単ですが,それでは何の解決にもなりません。その「厳しさ」について考えていることを以下で述べます。

・出張となると学校側はその交通費や日当を負担します。ではそのコストによって学校は何を得ているでしょうか。部活の顧問会議などは各大会などの運営がうまくいくことがメリットになります。上述した研究会も私学協会配下のものですから同様です。

・では研究会や勉強会への参加はどうでしょうか。もちろん個人の技量が上がることが学校の利益になることは言うまでもありません。しかし一方でプロなら自己研鑚くらい自分でやれという論も成り立ちます。したがって,出張で得られた知見を共有することがコストの見返りとして求められていると私は考えています。今まではその場がないので業務日誌にメモを残してきました。出張報告書は単に事務手続きのためのものですし,科会などの場で報告しても概要の「言いっぱなし」になってしまうからです(報告用の資料を配布するわけでもないし)。

・で,その報告の場をMoodleに「も」持っていいと思うのですよ。もちろん科会というFace to Faceの場でないと伝わらないこともありますが,細部までその場で語ることは時間の制約で不可能です。資料と報告をMoodleに書き込むことはさほど手間ではないですし,逆にその程度のまとめができない出張のコストを学校に負担させるのはどうかとも思うのです。

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だきわ wrote at 2008-11-11 08:37:

うちも出そうかな、と思ったりするんですが、超先輩教師に「だまっとれ」と言う人もいるし〜〜〜。
「耳寄りな情報」という掲示板を作ってみるか。

わたやん wrote at 2008-11-11 09:12:

「掲示板なんか作って遊んでる」と非難されてから十ン年,その間に周囲の目や意識が変わったかというと,それほどでもないような気はするんですけどね。

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知らなかったこと

・ActivePerlってCPANでごにょごにょやらなくてもPPMでパッケージ入るのか。

・WinCVSのCVSROOTの設定って「…」ボタンを使うものだったのか。

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2008.11.09 (Sun)

いろいろ

・マンガについてはアマゾンへのリンクだけ置いとくことにするけど,特に『理系の人々』(よしたに著,中経出版)について。えーと,この本に書いてあるのって,まったく普通の行動やん。

そういえば本じゃないけど『超SF的社会科見学 DVD BOX』は萌えそうな気がする。いつか勢いで買ってしまいそうだ。

・『ヤバいぜっ!デジタル日本』(高城剛著,集英社)。最初見たときには「ヤバい」のダブルミーニングが気にいらなくて書棚に戻したのだが,2年たってみるとなんとか読めそうな気がしたので買ってみた。2006年に出たこの本も2年たつといくらか古い記述が出てくる(たとえば「映像が見られるiPodがそう簡単に普及するとは思えないが」と書いてあったり)…おそらくこうやって寝かせて2年古くすることでようやく私が読めるようになったのではないかと思う。

ただし古くなったのは表層的な部分であって,根本のところはまだこの本に追いついていない。たとえば情報収集能力について

その情報収集のポイントは,何でもかんでも集めるのではなく,限定的な良い情報を集める力に他ならない。では,限定的な良い情報とは何か?それは簡単に言えば,だれもが入手できるわけではない,例えばインターネットなどに載っていない情報を指す。すなわち,今日インターネットに載っている情報は,すでにその時点でBクラスな情報と言える。(同書 23ページ)

と言っている。最近どこの学校でも出張に出にくい状況が続いている。人によっては「いまどき情報なんてネットで手に入るじゃん」と言うのだが,必ずしもそうとは言えないという実感がある。幸い私は出張であるかないかを問わず,研究会などにひょいひょい出かけて行って,学校の外部に人のつながりを持つことができている。そしてその人たちに直接会って得られる情報にいろいろ助けられてきた。もちろんネットで検索すればそのどれかは見つかるのではあるが,それに付随する温度が伝わる実感があるかどうかが違う。

このブログへのコメントで追加情報をくれたり,思いの行き過ぎをいさめてくれたりする人の存在にも感謝。

他にも興味をひかれたところはいくつかある。たとえばかつての日本にあったスピード(日本の30年前は大昔だ)が失われているということ。その上でいまの日本人は保守的で遅いから,10年前の他国の成功例で丁度いい(同書100ページ)って…。一貫して「スタイル」の開発・輸出を提案していること。マーケティングデータはあくまでも過去のものだということ(これは『ニワトリを殺すな』にもあったな。私は「資料の統計」にも同じことを感じることがあるのだが)。

・『ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書』(7人の特別講義プロジェクト&モーニング編集部編著,講談社)。私にとっては,今までに得てきた考えの再確認(たとえば英語の講義で語られている「感覚」については,数年前にT氏から紹介された『ネイティブの感覚がわかる英文法』を読んで「ああ,私が学校というところを卒業したで身につけた『感覚での考え方』は間違ってないんだ」と気づいたのと通じる話)やそれとの比較になってしまうのだが,この本によって16歳でこれらの話を手に入れることができるとしたら…その者をうらやましいとも思う一方,逆にそれを自力で手に入れてきた自分に自信が持てるような気もする。

最後に「心理」を持ってきてるのがうまいと思う。これはホームルームや授業中の余談で話すことが多いんだけど,どれだけリアルに伝わってるかというと自信がない。でもすごく伝えたいこと,わかっていてもらいたいことなんだよね。

コメント(11)

だきわ wrote at 2008-11-11 08:33:

私、今も結婚してなかったら、よしたに的な生活をしていたかと思われます。
#オタリーマンな人ですよね。

わたやん wrote at 2008-11-11 09:09:

オタリーマンの人ですね。そっちを読んでないのでいまいちわかりかねますが…腐女子彼女のぺんたぶさんも,となりの801ちゃんのチベット801さんも結婚したもんなあ(ぺんたぶさん自身は別にオタクということもなかったけど)。でもきっと相変わらずなんだろうなあ…という意味では大丈夫なのでは(何が)。

だきわ wrote at 2008-11-11 16:35:

独身だったら、多分おなか周りと中性脂肪は今以上に上がっていると思われます。風邪ひきも更に常態化してたろうし。で、オタリーマン、うちの奥さんに処分して、と言われ、泣く泣く数少ない奥さんがオタクな友人に渡しました。(うちの奥さんがここまで言うのは空前絶後なことです!)
#そういえば腐女子彼女(あ、腐女子辞書登録しちゃった)も処分対象でした。

わたやん wrote at 2008-11-12 20:44:

えーと,オタリーマンってそんなに嫌がられるような内容でしたっけ?

だきわ wrote at 2008-11-13 10:28:

・オタク
・大酒飲み
・腹が出てる
・もて(るわけが or そうに)ない
・パソコン関係が好き
・(どう見ても)不健康

というところで、私と共通点があるようです。

わたやん wrote at 2008-11-13 12:55:

ぐさっ!
質問した私のところにも跳ね返ってきました。「不健康」以外はあたってるかな。大酒は最近控えてるけど。

だきわ wrote at 2008-11-14 17:16:

そ、そんなぁ。刺すつもりはなかったのよ。
そういえばこの前このブログの1919番を踏みました。(謎)

わたやん wrote at 2008-11-14 17:52:

うひひ。
トップページよりもこっちの方がカウンタの回りが数倍速いんですよね。まあ当たり前ですけど。

だきわ wrote at 2008-11-19 22:07:

理系の人々 買いました。
 結論として、理系の人々じゃない人々の行動パターンもわかってとってもうれしいです。orz.................

わたやん wrote at 2008-11-19 22:49:

…今度は廃棄命令が出ないといいですね。
ネタにしてある事柄が「理系じゃない人との差異」だということはわかるのですが,そうでない行動をあまりわたしは取らないだろうとは思います。うちのかみさんも割とそんなところがあります(全部ではありませんが,合理性の求め方とか)。彼女は学校では文系でしたが。

だきわ wrote at 2008-11-20 11:35:

実は職場に避難させてます。

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2008.11.07 (Fri)

陰山英男はそこまで馬鹿だったか

・てなことをこの記事を見て思った。

コメント(10)

Someone wrote at 2008-11-07 05:15:

橋下ももう少しはまともな人かと知事選に出馬するまでは誤解してた。
陰山ももう少しまともな人かと橋下を支えるまでは誤解してた。

だきわ wrote at 2008-11-07 06:43:

まあ藤原も同じですな。
一度うまくいった成功体験をこうも長いこと引っ張ってきて教授(なのよ)になれるってのは、よっぽどうまく立ち回ったんだろうなあと思います。

わたやん wrote at 2008-11-07 10:53:

百ます計算の普及や,まず生活をきちんとしろという提言とかは良いと思ってたんですが,この人についてそれ以上のことは知らないのです。ただ,この記事にあるような勘違いにいっちゃってるとしたら,もうどうでもいい人というか,むしろ有害という印象を持ちました。

だきわ wrote at 2008-11-07 13:23:

 とにかく話の持って行き方が、やる気をそぐ方向へ行っているんですよねえ。

ちょいと探ってみました。要は教科書を問題にしたかったようです。

「みなさん聞いてください。今の中学の教科書じゃヨーロッパって1国しか扱わないんですよ〜〜〜〜。これって問題ですよねえ〜。独自にプリント作ったりして増やしている先生もいるんですけれどねえ。」って言い方すれば誰でも納得すると思います。

怒る場面じゃないですよね。

わたやん wrote at 2008-11-07 14:31:

教科書の問題だったら校長に言ってもしょうがないですよね。たとえば教育再生会議のメンバとかに言ってくれないと :-)

だきわ wrote at 2008-11-07 15:40:

そんな再帰的な……。(-_-)

tkamada wrote at 2008-11-08 00:31:

つか、産経の記事に文句つけてる時点でちょいとずれてる感が>わたやん
(すまん)

Someone wrote at 2008-11-09 12:16:

橋下にしても,藤原にしても,陰山にしても,共通点がいくつもある。

・いわゆる勝ち組=強者の側である。
・自分なりに努力して,たまたまそれが結実したに過ぎないのに,それこそが完璧であり,真理だと勘違いしている。
・傲慢であり,謙虚でない。

これって,日本人の心に響かないよねー。

わたやん wrote at 2008-11-09 15:48:

ずれてるのは社会観おんちな私ゆえということで。

だきわ wrote at 2008-11-09 20:05:

昔話を思い出した。僕は藤原氏から「大学なんて夜に人がいるわけがない」という言葉を聞いたことがあります。
理系の大学(彼の和田中で扱った例では東工大だった)で夜に人がいないなんてどんな大学だ?

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