不定期戯言

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2008.08.31 (Sun)

名古屋人にとって9.11といえば2000年の方

・先週の豪雨にもかかわらず,早明浦ダムの貯水率が0%になったという。なんでこうバランス悪いのかな。

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2008.08.30 (Sat)

雑談

・キン肉マンが吉野家でなくすき家とキャンペーンを組むことに違和感があるのはやはり私だけではないらしい。私はあのマンガで吉野家というものの存在を知ったのだが(当時生活範囲に吉野家の店舗はなかった)。

・『よつばと』のコミックスにはさまってた「よつば立体化作戦」のふーか(水着版)を見てかみさんが一言「もっと腹がぽよぽよしてるはずでは」

・下の娘が髪をおろすとヒッピーっぽくなる。本人も認めている。ていうかなんで「ヒッピー」と言ってわかるんだ。

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2008.08.29 (Fri)

VirtualBox

・USキーボードも無事届いたということで,本腰を入れて環境を整えることにする。Windows環境も目的の一つだが,情報教室に合わせてsargeの環境も作っておきたいのだ。というのも,OOoのバージョンが違うために調整しなくてはいけないのが面倒だからなのだが…もうすっかりsargeの事情なんて忘れてしまっている。頼みの綱であるDebian GNU/Linux スレッドテンプレは落ちているし…と思ったら,2ちゃんねるに「とりあえずhttp://debian.dtdns.net/を使ってくれ」との書き込みがあった。助かった。im-switchが使えるようになってからはuimの設定なんかろくにしなかったからなぁ。

・そんなこんなで無事に環境ができた。勢いあまってJavaのインストールまでしてしまったのでドリトルも使える。

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2008.08.28 (Thu)

ネットワーク工事のプレゼン

・職場の新校舎のネットワーク工事のプレゼンがあった。こういうのは初めてなので疲れた。せっかくこういうのをやってるんだから,金額だけじゃない決め方をしてほしいな>理事会。

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2008.08.27 (Wed)

情報のみかた

・買ったままほったらかしにしてあった『情報のみかた』(山田奬治著,弘文堂)を読み始める。だいたい半分まで読み進んだ。新書の類はかなり急いで読むのだが,この本はゆっくり読んでみたい。というのは,自分のために読んでいるというより,これを読ませたい相手がどう読むかを考えてみたいからだ。あとがきには「小学6年生でも読めるようにしたが,大学生にも読み応えがあるだろう」と書いてある。なるほど,ここに書かれていることの多くは学校で習わないことだ(統計に関して現実に役に立つ部分は特に)。とはいうものの,大人になってから読むのでは遅すぎると思う。

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2008.08.26 (Tue)

VirtualBox 1.6.4

・思うところあって,ノートをLinuxとWindowsのデュアルブートにするのをやめて,Linuxの中でVirutalBoxでWindowsを動かすことにした。というのも,最近のVirtualBoxでは(以前は使えなかった)USB接続のスキャナcanoscan lide 60が使えることを確認したからだ。インストール自体はうまくいったのだが(SP2,SP3という形でパッチがまとまってるのがありがたい),残念なことにVirtualBox上のWindowsで"|""\"が入力できない。この問題って解決したんじゃなかったっけ,と思ってぐぐってみたら,1.6.4でエンバグされたんじゃないかとの話がある。バージョンアップを待つか,英語キーボードにするか…。

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2008.08.25 (Mon)

古本

・18日の夜,難波の近くをうろうろしていたときに立ち寄った古本屋で『続考える技術・書く技術』(板坂元著,講談社)を100円で購入。アメリカ人の文章力が低下しているという記事が「ニューズウィーク」に掲載されたことから話が始まっている。記事では

  • テレビが原因
    • 読み書きの時間が減少
    • 自分で何かを作り出そうとする習慣を失う
  • 学校で書くことを教えなくなった

といったことを原因としてあげているというが,これは30年近く前のことで,最近の本でもこういう論調を見かける(その原因がテレビから別のものに変わっているだけで)。

教育は,本来人間を保守的にするものだ。保守的というのは政治上の保守主義を意味するのではない。生活や文化の諸方面で,外からの刺戟に感覚的に反応しないのが保守的なのだ。

そのためには,まず書くことだと。

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2008.08.24 (Sun)

OOo in 会津若松

・会津若松市ではOpenOffice.orgとODF文書の導入を進めているというが,いくつかの情報が追加された。今年の5〜8月に行なわれた研修の感想が公開されているが,それを見る限りでは今までほとんど使ってなかった人も少なくないように見える(全パソコンへの導入は去年の10月までに終わっていたというのだが)。

・とりあえず,学内MLに「こんな風に進めてるところもあるんよ」とメーる。

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2008.08.23 (Sat)

つかれたー

・午前中は雑用をかたづけに職場に出向いた。そのときは普通にしていられたのだけど,帰ってきたら一気にダウン。しばらく家を離れていて,やはり疲れたんだな。研究会の類はハイになるから,その反動が…。

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2008.08.22 (Fri)

第一回全国高等学校情報教育研究大会

・というわけで武蔵工業大学へ。キャンパスに到着したら,きれいな案内サインがあちこちに作ってある。こっち方面ではそのあたりだだくさな人が多いから(A4の紙に印刷して貼って回るとか),てっきり別のイベントだろう(提灯も飾ってあったし)と思いそうになったが,ロゴを見てみると間違いなくこの大会だ。さすがに国内だけあって知ってる顔が多い(後で発表があったが,参加者は約300人とのこと)。

・午前の講演には特に目新しい話はなかった。特にICT環境の整備状況なんてわざわざ時間とって話すほど意味のある調査じゃないだろう,とか。

・午後の分科会ではいろいろヒントをもらう。福島毅氏(松戸市立松戸高校)「教育における知的生産型コンテンツ」は,この状況を作り上げたことを素晴らしいと思う。共有の良さをわかる人をもっと増やすことができたら,いろいろ幸せになる。

上杉茂樹氏(宮城県立泉館山高校)「Excelと学ぶ数理統計」は,私の実践配布資料)と同じ動機に基づくものだとは思う。もっとも,焦点をあてたいところが違うので具体的なアプローチは違っているが。この路線をもっと深めたいとは思うが,時間の制約が…。

・ポスターセッションでは,嘉村均氏(神奈川県立希望ヶ丘高校)「情報機器を使った授業は有効か」に足を止めた。この件について私の考えは過去に述べたことと変わっていない。図版や動画の提示のために3分程度使うのがいい(そのための準備のコストに見合うかとかいろいろ問題はある)ということだ。

追記:MT氏はブログで「結論が性急すぎる。プリントの工夫など改善の余地があるのでは」と述べている。いずれにせよ,黒板の単純な代用にはならないということについては,意見は一致しているように思われる。

・企業展示の終わりぎわに,資格試験をやっているサーティファイの人と話した。本校ではクライアントにLinuxを使っているのでこういった検定には合わない云々ということから始まって,OpenOffice.orgを使うような人は「できる〜」にある程度のことは試行錯誤で探し当ててしまうから「できる〜」が必要な人の気持ちを本当にわかることができないんじゃないかとか,先日のOSC2008に鎌滝さんが来ていたとか。

・懇親会では,弘前から来た先生を辰己氏に紹介された。最初はLinux上でドリトルを使うことの相談だったのだが,話がはずんで技術科の新学習指導要領のこととかいろいろ話し込んだ。

・終わって携帯のナビを確認して10時くらいに帰れると思っていたら,人身事故で東横線が止まっているという。そんなわけで1時間くらい遅れて帰宅。

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HDAPS

・新幹線の中で日記をまとめようと思ってノートパソコンを開こうとすると…起動がやたら遅い,というか,途中で動かない。どうやらHDAPS(Hard Disk Active Protection System)が敏感すぎてとまりっぱなしになっているものと思われる。しょうがないのでsingle userモードでたちあげて一時的にhdapsdを外しておいた。

・追記:後で上記サイトを見てみたら,デフォルトで5になってるsensitivityは敏感すぎるから12くらいがちょうどいいんじゃないかという記述を見つけた。Debianだと/etc/default/hdapsdを修正すればいいようだ。

・さらに追記:再インストールをして気づいたが,Debianではデフォルトは15になっていた。私が手違いで数字を一つ消してしまったのだろう。

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2008.08.21 (Thu)

済洲島内観光

・SSS最終日…といいつつ,実際にはフリータイムである。不案内なところで一人行動するのはどうかと思ったのでオプショナルツアーを予約しておいた。実は別のコースを頼んでいたのだが,人数が少ないからということで全員同じコースに集約されてしまった。しかしそれはそれで楽しめたから結果オーライじゃないかとも思う。

・乗馬体験は初めてのことだったが,けっこう楽しい。疲れるけど。

・昼食の鍋は辛かった…2日目にホテルのそばの店でも食べたけど,そちらは手加減されていたように思う。私は辛いの好きだし,おいしいからいいんだけどさ。

・世界遺産の城山日出峰に登る。てっぺんあたりはかなり急だった(おかげで下りが怖かった)が,登ってみると気持ちいい。たしかにおもしろい地形だ。

・遊覧船で謎の外国人(Korea云々と言ってたような気はする)からフレンドリーに話しかけられた。長髪を結んで髭を生やしているというところで親近感を持たれたのだろう。ひどく片言な言語コミュニケーションではあった。後で周囲の人にその話をしたら,「ここでは自分自身が謎の外国人だってことを自覚しなきゃ」とのこと。

乗馬 昼食 城山日出峰 登りだし てっぺん おもしろい地形

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帰国

・SightSeeingと答える場面は帰国したときの税関だけだった。自宅に帰国報告の電話を入れて,新大阪の駅にあるカプセルホテルへ。荷物をコンビニから宅配で送って,後は爆睡。

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2008.08.20 (Wed)

SSS2008

・今日は発表がぎっしり詰まっている。特に興味をひかれた発表について:

・布施泉氏(北海道大学)らが教科「情報」が実施される前から行なっている調査によれば,いくつかの設問については「わからない」から「自信をもった誤答」に移行している状況があるという。「音楽CDの曲を他人がアクセス可能なコンピュータ上に置くこと」の是非については,iTunesやYoutubeの状況から誤解しているのだろうという解釈がなされているのでまあいい。問題は「引用」に関する「公開された著作物を引用するには著作者の許可が必要であるか」という設問について上記の状況があることだ。著作権に関する教育はほとんどの学校でなされているだろう。しかし,それが「とにかく何でも許可なしにやっちゃだめ」みたいな話になっている(少なくとも生徒の印象が)状態になっていないかということだ。論文には

著作物について考察する場合には,通常は,他人の著作物の保護に関する教育を全面に進めていると考えられる。『SSS2008 情報教育シンポジウム論文集』p.22

とある。本校はどちらかというと,18〜28条あたりはさらっと流して,30〜38条あたりに重点を置いているので,この結果が意外なものに思われた。

単なる○×でなく,それに自信度を付加する形での回答をさせたことが,この調査結果に結びついたわけだ。授業者の思い込みに陥らないためには,このような事例をさらに増やすことが求められているのだろう。本校では3学期に著作権などの話をするので,何か準備をしておきたいところだ。

・青木浩幸氏(高麗大学)らによる中学技術科での計測制御に関する発表を見ていくつか心配なことが頭に浮かんだ。学習指導要領は「プログラムと計測制御」ではなく,「プログラムによる計測制御」なのだということだ。技術科の教員はコンピュータに明るいとは限らない。彼らの中に自分の手で「プログラミングによる計測制御」をやってきた人はどのくらいいて,その実践をどのくらいイメージできているのだろうか。学習指導要領で必修と定められた以上,教科書には掲載されるはずなのだが…恐れるのは,適当な「逃げ」の手法が広まってしまうことだ。そうなる前に,真っ当な手法が広まってほしい。

・三浦元喜氏(北陸先端科学技術大学院大学)のAnchor Gardenはおもしろい。私自身,Javaでプリミティブ型とオブジェクト型を意識しなくてはいけないことでいくらか混乱した経験がある(C++の経験が助けになったが)。それをこうやって図示するのは確かに意味があると思う。

・荒木恵氏(慶應義塾大学)らが行なった,プログラミング教育の導入のためのワークショップにも興味をひかれた。プロジェクトに関わるいろいろな立場…施主・設計者・プログラマ・テスタ…のコミュニケーションを体験しようというもので,ここにアンプラグドの考えが用いられている。私が行なう情報の授業ではこのような役割分担について触れることは想定しないが,言語による意思伝達のシビアさは何らかの形で体験させたいと考えていたのだ。具体的な授業の形はまだ思い浮かばないが,じっくり考えてみたい。

・阿部圭一氏(愛知工業大学)の『良い情報表現のための一般原則』は今回の発表の中で異色だったかもしれない。「知的生産の技術」や「発想法」などのLife Hackが提唱されてからずいぶん経つ。阿部氏がこの発表や著書『明文術』で行なおうとしていることは,それの現代版のように思えるのだ。

・ナイトセッションのとき,Unplugged本(購入したPDFをプリントアウトして2穴バインダに閉じたもの)にTim Bell氏のサインをいただいた。

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2008.08.19 (Tue)

SSS2008

・初海外ということで,あらかじめいろんな人から聞いていたアドバイス通りに行動。たとえば出発の2時間前にちゃんと空港に行く(1時間前でもなんとかなるといっても!)とか,ウォンへの両替とか,持ち込み荷物のこととか。おかげで何のトラブルもなく済州島に到着。お昼はビビンバをいただいた。野菜が多くてヘルシーっぽい。
辛さは自分で調節

・Unplugged Computer ScienceのTim Bell氏と,高麗大学のHyeonCheol Kim氏の招待講演から始まったが,英語だということでやはり大部分わからなかった(スライドを頑張って読んだが,それでも…)。それはそうと,Tim氏のスライドに間辺氏の名前が出たときには驚いた。

・久野靖氏「日本の情報教育の現状と将来に向けての活動」
今の教科「情報」が生徒にとっても教員にとっても教員志望者にとっても明るい状況にないこと,ソフトウェア開発が日本では価値を理解されずに寒い状況にあることなどが話され,これらを打開するにはある程度は「技術」についても裾野を広げる必要があるという。私が勤務校で情報Bをやっているのはおよそ同じ考えに基づくものだ。

講演の質疑で「技術の前に科学がある」という発言があった。思うに,Unpluggedはコンピュータ科学のためではあるが,コンピュータ自体が既に技術の結果であるということは,そのベースになっている科学があるということだ。私感だが,その科学はコンピュータという機械のために考えるものとは,少し別の次元にあるのではないだろうか。

・和田勉氏「アジア圏におけるアンプラグドの取り組みと工夫」
"Parroty Error"は日本語版では訳されなかったが(別なジョークを思いつかない限り,それが最良の選択だと思う),韓国や中国では直訳されたために意味不明になっているという。冒頭で「狭義」のUnpluggedはTim氏の本にある12個のactivityをさすという話をしたが,それが決して「教義」になってはならないのだと私は思う。

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韓国…

・車が右側通行というのはまだピンとこないなあ。信号は3つじゃなくて左折矢印ありの4つだとか,メニューの値段の桁数が多かったりとか,エレベータの扉に謎のピクトさんがいたり(もたれてると右の絵みたいに落っこちるぞってこと?)とか,案内板がハングルと日本語と中国語で書かれている(英語がない)とか,いろいろ思うことはあった。

信号 メニュー(単品) ピクトさん 案内板

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2008.08.18 (Mon)

退屈力

・また(略)近鉄の車内で『退屈力』(齋藤孝著,文藝春秋)を読む。依田九段の『プロ棋士の思考術』のところでも書いたこととも通じるけど,この本はタイトルで誤解されそうな気がする。中を読めばわかるのだけど,タイトルと帯だけ見た人は退屈に我慢することを「退屈力」と言ってるように誤解することが可能だからだ。念のため,71ページの説明を引用する:

明らかに退屈に感じることを我慢するのが「退屈力」なのではない。傍から見れば退屈に見えるようなことの中に,当人が退屈を感じずに喜びを見出していく力,それが「退屈力」である。

例によって主張するところは私の思うところとおよそ近いが,いくつか改めて気づき直したことがある。たとえば身体的なものを信じることの重要性もそうだし,私が今まで集中してやってきたこと−たとえば数学とかMIDIの打ち込みとかプログラミングとか−にあったのは,やはり「退屈力」だったということもそうだ。

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SSS前夜

・明日からSSS2008ということで韓国に行く。国際便の飛行機は2時間前に準備しなくてはいけないということなので,今夜は難波に一泊。
カプセルインなんば

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2008.08.17 (Sun)

教え力

・紛失したのでcoletoの3色ボールペンを新調した。それを持って『齋藤孝の相手を伸ばす!教え力』(齋藤孝著,宝島社)を読み始めたが,既に大事なところがゴシックになっているので線がひきづらい。むぅ。

・また齋藤氏の本だなぁとは思うが,最初の方のエピソードに目をひかれたのでつい買ってしまった。中国武術の達人と対談したときに,「日本人は教えられに来たがる」と言われた,つまり日本人は習いに来ている時間だけを練習だと思っている(中国では教室でヒントをもらって自分で練習する)というのだ。これは日本の学校が効率よく機能していたことにも理由があるのだが,逆にいえば生徒が学校べったりでなくなっている今は,「学校で抱え込む」「自分で勉強させる」のどちらに舵をきるか腹をくくらないといけないんだろうと思う。

全体的には考えの方向はそんなに違わないかなと思う。

・それはそうと,帯の「ぶんこちょ」がかわいいなあ。
ぶんこちょ

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2008.08.16 (Sat)

感じない子ども こころを扱えない大人

・買ったまま放置してあった『感じない子ども こころを扱えない大人』(袰岩奈々著,集英社)を読む。もやもやした気持ちとかネガティブな気持ちとかを,ないことにしてしまわないことが大事なのは言うまでもないのだけど,ある決まったプロトタイプに押し込めてしまうのがまずいというのも重要なことだと思う。そんな気持ちは大抵めんどうくさいものなので,さっさと片付けてしまいたい,そのための落ち着き場所としての「正解」を求めてしまっていることを危惧している。

・秋葉原の通り魔事件があったとき,いくつもの「分析・解説」がマスコミに投じられた。しかし,こういった事件に「意味」を持たせることがよくないと池田信夫氏は言う(内田樹氏はそういいながら解釈しまくってるような…)。そこでは模倣犯を生む(実際その後の「犯行予告」はかなり多かったように思う)ことが理由として述べられているが,同書では「解説」に納得をすることで自分の中に本来おきているはずの不安や恐怖を封じ込める(=向き合うことを避ける)ことを問題にしている。人間そんな単純なものじゃないのに。自分ってものがどろどろしてることくらい,認めておいた方が楽なのに。

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2008.08.15 (Fri)

sendmailから離れたように

・ようやく自宅に戻ってきた。で,OSCでのtss氏の「DNSの危機に対応を」の話,特に「いつまでもBINDみたいなややこしいソフト使ってなくてもいいやん」と言われたことを思い出してみる。DNSといえばBIND,という風潮は根強いとは思うのだけど,たぶんやってみれば乗り換えることは難しくないのだろうと思う。

・一昔前はMTAといえばSENDMAIL,ということで,呪文のようなsendmail.cfを書かなくてはいけないと脅かされていた。私はCFでしかsendmail.cfを作ったことがなかったので,CFがSENDMAILのバージョンアップに追随しなくなったときにはかなり悩んだ。それでpostfixに移行し…読んで意味のわかる設定ファイルってこんなにありがたいものだったのかと感じた。

・BINDの設定ファイルはsendmail.cfほどはややこしくないのだろうけど,間違いに気がつきにくそうだとは思う。だったら,単機能のソフトウェアの方がきっと設定は簡単なのだろうから,postfixのときにやったことをもう一度やればいいだけだ。

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2008.08.14 (Thu)

初盆

・兄貴の初盆ということで親元にいる。久々に会った従兄弟に,車の走行距離がもう少しで5000kmに達するという話をしたら「全然使ってないやん」と言われた。弟からは「ペーパー?」と言われた。むぅ。

・追記:弟がmixiでいろいろたどってたら私を見つけたらしい。悪いことはできないものだ。そういう私はここ何ヶ月かほったらかしなのだが>mixi

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2008.08.13 (Wed)

親元へ

・120kmの道のりを約4時間かけて伊勢まで。ガソリンが高いせいか,渋滞もなく楽な行程ではあったが,その分眠気が。そんなわけで夕食後何度も寝落ち。

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2008.08.12 (Tue)

カプセルinnなんば

・SSS2008に行く前日に泊まるカプセルホテルをGoogle MapのStreet Viewで見ると…ここから一つ南に行ったところにStreet View的に有名なスポットがあったりする。Google Map Teamも頑張ってるわけです…ていうか,これなんてRPG?

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2008.08.11 (Mon)

雑用

・休みなのだからたまには昼からビール喰らって昼寝を…してみたいとは思っているのだが,小心者なのでできないままでいる。そんなわけでやり残していたことをちょこちょこと。

・先日のOSCのfirefoxブースでもらった冊子を見て,いくつかのプラグインを入れてみる。なるほど,便利だ。

・小さい名札シールを買ってきて印刷。普段だと自作の印刷ツールでやるんだけど,レーザプリンタには対応してない用紙なので自宅でやらざるをえないわけで,だったらラベルメーカの印刷プログラムでもいいかな,と。

シール

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2008.08.10 (Sun)

毎日…

・今月は毎日書いてみようかと思ってはいたのだが,丸一日寝てたのでは書くこともなく…。シンセサイザはまだ開封さえしていない。

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2008.08.09 (Sat)

OSC2008 Nagoya

・というわけで,疲れた。詳細は明日…。

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2008.08.08 (Fri)

バッテリ入手

・lenovoでバッテリの入荷のめどが立つのを待っていても埒があかないということで,G-Batteryに40Y7003互換バッテリを注文していたのだが,それが今日届いた。これがどのくらい持つかは,明日のオープンソースカンファレンス2008 Nagoya会場で確かめるとしよう。

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2008.08.07 (Thu)

これでいいのだ

・赤塚不二夫氏の告別式でタモリが読んだ弔辞は白紙だったということだが,それを言うとかみさんは「勧進帳?」と言った。私は「氷点」を思い出したのだが。いい弔辞だったと思う。

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2008.08.06 (Wed)

米がなければ麦を食べればいいのよ

・おごちゃんの雑文に「米を食うことしか知らない奴は,麦があっても飢えて死ぬ」という記事がある。自戒せにゃいかんなと思う。昨日あんなこと書いたわけだし。

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バッテリ

・1.5時間しか持たないってを書いたけど,バッテリが十分へたってるような気がする。

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2008.08.05 (Tue)

プロ棋士の思考術

・だいぶ前に読んだのだけど,読み返そうと思ってカバンに入れっぱなしになっている。『プロ棋士の思考術』(依田紀基著,PHP研究所)。去年くらいに日本棋院のサイトにエッセイを書くという話が出てすぐ消えたのだけど,そこで書こうとしていた内容なのだろうか…荒れていた頃の話とか,民主党の小沢代表への肩入れの仕方とかが,日本棋院で掲載するには不適当と判断されたのかな。

・同じ年の生まれという親近感も手伝ってか,いろいろ「わかる」ような気がする。最初の方に「いい手を繰り返して無意識に落とし込めないと本物じゃない」とあるのは,私が数学でいつも思っていることだし。最後の方の「学問には『正解』があるが社会にはない」の項にはいくらか異論があるが,これは依田氏と話した「高学歴の人」の答えに難があるから仕方がない。確かに社会に出たら答えがない仕事をしていくわけだが,学校で答えを導くのはそのための思考を訓練しているということだ。それは決して「高学歴の人」がいうような忍耐力ではなく,上述した「無意識への落とし込み」なのだがなあ。もちろん今の教育がそのために最適化されているとは思わないから,我々は模索を続ける。生徒の立場だったら定石でかなりの場面を切り抜けられるだろうけど,我々の立場ではそうはいかないのだから。

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2008.08.04 (Mon)

cpufreqとか

・ちと思うところあって,ノートのバッテリ駆動時間が伸びたらいいなと試行錯誤。1.5時間しか持たないのではちょっとねえ。

・klaptopdaemonに取って代わったkpowersavecpufreqが言うことを聞かない(正確にはhalなのかな。よくわからんけど)。カーネルの設定が足りないせいだと気づいたのでまた修正。govornorをondemandにしておくと,クロックが1GHzまで下がってくれる(適当に負荷をかけると1.83GHzに戻るようだ)ことを確認。しかし,CPUのクロックを下げておいてもバッテリの持ちが大して変わらないのはどうしてだ…。

・lenovoのサイトでX60のバッテリが入荷未定になってるのを早くなんとかしてもらいたいものだ。

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2008.08.03 (Sun)

私たちのあせり

・落伍弟子のブログの「10代のネット利用を追う」で,Internet Watchの高橋正夫氏(全国高等学校PTA連合会・会長)へのインタビュー記事が取り上げられていた。特に後編の「19歳以上は事件に遭ってもいいのか?」以降が重要だと考える。「大人の自信の無さ」のために,フィルタリングへの責任転嫁みたいな対応が発生してしまうように感じられてしまう…子供たち自身がいろいろな意味で強くなることでしか解決できないことなのに。もちろん全員が強くなれるわけではないのだから,安全策を用意すること自体は悪くないのだけれど,強くなる機会をきちんと提供せずに安全策だけを考えるのは底の抜けたバケツに水をためるようなものだ。

辰己先生のブログで「教科『情報』をよくする二つのキーワード?」の一つにあげられている「大の大人の情報リテラシ」は,現状ではあまり当てにならない。だから底上げを図る必要があると我々は考えるのだが,大抵の人は自分のわかる範囲で価値判断をする。一般の人はそのレベルで想像できる範囲で「情報リテラシ」というものの価値を判断をする。その判断結果が教科「情報」軽視にもつながっているのだろう。この悪循環をなんとかしたいとは思っているのだが,大人に新しいことを吹き込むのは難しい。

別の記事「スタートが遅れればゴールも遅れる」

情報教育を充実させたら、すぐに判断能力が向上するとは思えませんが、もし「今から変革をはじめると、20年かかる」のならば、「今から10年後に変革を始めると、今から30年後にしか実現しない」と言えると思います。

とあるように,教育が変わっていくためにはとても時間がかかる。私も40を過ぎて,定年まであと20年しかない。その間に何ができるだろう。

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2008.08.02 (Sat)

あぁ

・先月の飲み会のせいで増えてるよぉ。夏だというのに。

グラフ

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2008.08.01 (Fri)

桐生第一

・ここの校長に言わせれば犯罪はミスですか,そうですか。

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